英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

タンシチューの思い出。

2024-04-26 | 日記

父が健在だった20歳までは、家には様々な料理が並んだ。

特に大好きだったのが、祖母と母で作るタンシチューだ。

お肉屋さんに頼んで、大きなタンを持ってきてもらって、その皮を剥ぐところから始まる、一家の一大イベントだった。

1日かけて煮込んだタンシチューは、ビーフシチューよりも柔らかくて美味だった。

そんなタンシチューも、オックステイルシチューも、そして、クリスマスの七面鳥も、父が亡くなって以来、一度も食卓に登ることはなかった。

祖母も母も、料理を諦めてしまったのだ。

祖母も亡くなり、母ももう作り方を覚えていない。

 

先日、一念発起して、コストコで大きなタンを買う、もちろん皮は引いてある、それだけでもずいぶん楽そうだ。

シチューに挑戦するぞ!と思いながら、冷凍保存する。

 

そうこうしていると、西方から家族が1人で帰省してきた、大阪で仕事らしい。

よし!

今こそチャンスだ!

昔の味に挑戦しよう。

1日目、1時間かけて下茹でをする。

翌日、圧力鍋で炊き上げる。

缶詰のドミグラスソースやらマギーブイヨンやら、色々なものにお世話になる。

恐る恐る味見をする。

あれ?柔らかい!美味しいかも?

家族は、うまいうまい、といいながらほとんど1人で平らげた。ww

(副菜は、ロピア謹製でございます。 ww)

 

けれど、気づく。

果たしてこの味だったんだろうか。

私はもう祖母と母の味を覚えていないのだ。

 

今日も邪魔をする猫、今回は化粧ポーチを奪取したんですって。ww

 

 

高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。

コメント (2)
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