オーディブルで、研修医が外科医として成長していくという、長いシリーズの小説を聴いていた。
その中で、その研修医が、死に瀕する幼い少年の姿に涙するシーンがある。
そこで突然、記憶の蓋が開いた。
遠い昔に、幼子が、絶望的な病で長い入院をしていた時のことである。
その日、私はその幼子を抱いて、廊下の窓から遠くを眺めていた。
そこには小さな公園があって、子どもたちがたくさん遊んでいた。
別世界のような風景だった。
ふと気づくと、廊下の向こうから担当医の先生が歩いてくる。
院生だそうな。
目があって、少し話す。
あそこで一緒に遊びたいね、って言ってたんです。
返事がない。
先生の顔を見上げると、目に涙が滲んでいた。
そのまま先生は、ちょっと頭を下げて行ってしまった。
それを見た私は、ああ、この子は助からないんだな、と思ったのだった。
場面は変わる。
今度は、教授回診の1コマだ。
ベッドの周りに沢山の医者達が集まっている中で、何度も「ユーイング」という言葉が聞こえてきた、「決まりだね。」とか、「99%ね。」とかいう声も。
すると、その若い先生が声をあげた、「いえ、まだ・・・な可能性があり・・・で」と。
話の内容は分からなかったが、今度は私が落涙した、戦ってくださっていると思ったのだろう。
あの先生は今頃どうなさっているんだろう。
名前も覚えていない。
それにしても、こんな大切なシーンを何故忘れていたのか。
その先生の仰った通り、幼子は手術をして『99%』をくぐり抜け、1%の側にたどり着いた。
今は遠くで元気に暮らしている、とても、とても、ありがたいことに。
・・・だなんてセンチメンタルになる深夜。ww
(センチメンタルとは程遠い子、足が太短いね。ww)
高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。
8月に、一斉に帰省する家族たちのために、毎日深夜に少しずつ料理を作りためているのは前述のとおり。
現在のところ、ローストビーフ3本、ローストポーク2本、焼き豚1塊、スペアリブ21本(仕込みだけ)、タコスミート1キロ、串カツ62本(揚げていない状態)までは出来上がった。
肉料理ばかりなのは、冷凍保存しやすいからだ。
・・・なんたる量だと思われるかもしれない。
けれど、これで足りるとも、まだ思えない。ww
深夜の台所が大好きだから、なんだか楽しい。
そして突然気づく、うちの炊飯器は5合炊きだ。
足りるわけがない、どうしよう?
色々考えて、なーんだ、と気づいた。
毎日朝に5合を2回炊いておいたらいいだけだ。
食べるたびに温めたらいい。ww
そこでまた思い出す。
お米が・・・もうあんまり残ってない?
慌ててアマゾンに発注する。
結局は、家族たちとの再会が楽しみなんだろう。
さて、ネコたちはどうしよう?
どこかに隔離しないと、パニックを起こすだろう。
そんなこととは露とも知らず、今夜も猫はスックとリビングに立つ。ww
高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。
床に寝そべって、体を伸ばしていた。
そのまましばらく目を瞑る。
すると隣にネコが来る。
一瞬、モン吉か栗吉か、どちらなのか分からない。ww
接写しようと近づくと・・・後ろに栗吉が見えた。
あーらら、君はモン吉だったのね♪
などという詰まらないお話。ww
月曜日は一日中新幹線が止まってしまって、京都駅周辺はものすごく混雑していた。
みんな大きなスーツケースや旅行バッグを抱えている。
こんなに重要な移動手段が使えなくなるなんて、本当に大変だろう。
日曜日にささっと京都へ帰れたことに感謝する。
(京都駅前の平安京羅城門の1/10レプリカ、夜に見ると一段と美しい。)
高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。
日曜の朝、家族全員で豊洲のチームラボプラネッツ東京に出かける。
体験型のミュージアムらしい。
『チームラボプラネッツは、アートコレクティブ・チームラボによる4つの巨大な作品空間と、2つの庭園からなる「水に入るミュージアムと、花と一体化する庭園」。
はだしとなって、他者と共に身体ごと巨大な作品に没入し、身体によって作品は変化し、身体と作品との境界の認識は曖昧なものとなる。作品は、他者の身体によっても変化し、作品と他者との境界も曖昧なものとなり、身体は作品と、そして他者と連続的になる。』
という説明がされている。
・・・よく分からない。ww
とりあえず、靴と靴下を脱いで、水の中を歩いていく。
様々な空間があって、鏡が張り巡らされていたり、LEDの散りばめられた無数のバーが吊るされていたり、空から花が降ってきたりする。
ものすごく不思議な空間だ。
衝撃の体験だった。
14時過ぎの新幹線に乗って京都に戻る、さすがに疲れました。
結局、手元の160円も全く使うことはなかった、キャッシュレス時代のおかげで。
とはいえ、やっぱり現金も少しは持っていないと、酷い目に遭うかもしれないね。ww
チケットの払い戻しもできたし、めでたし、めでたし。ww
安心して眠る猫。
起きた?ww
高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。
朝、意気揚々と新幹線に乗り込む・・・はずが、改札ではねられた。
え?
どうして?
チケットをよくよくみると、なんと領収書じゃないの?
そりゃあ改札は通れない。ww
新幹線のチケットは、ご存知の通り、チケットと領収書がおんなじ色でおんなじ大きさなのだ。
これを間違う人もいるかもね、私は絶対間違わないもんね、と、ずっと思っていた。
嗚呼、それなのに、それなのに。
駅員さんに領収書を見せて、どうしたらいいか尋ねる。
窓口に行ってくれと言われる。
大急ぎで、窓口に行く。
買い直すしかないんですって、そりゃそうだ。
しかも窓口では現金しか使えない。
普段現金をあまり持ち歩かないから、足りるかな、と一瞬迷ったけれど、今更券売機に移動している時間はない、予定の電車が来るまであと10分もない。
一か八かで、お財布のお金を全部出す。
なんとか足りた!
チケットは買えたのだ。
これで東京に行ける。
泣きそうになった。ww
手元に残ったのは、後にも先にもたった160円だけだった。
よくもチケットが買えたな、めちゃくちゃ危なかったな。
エスカレーターを走って登って、予定通りの新幹線に乗り込んだ。
そこで不安になる。
だってね、全財産が160円です。
そりゃあ、カードもICOCAもSuicaもPayPayもある。
けれど、お財布をひっくり返しても、100円玉が1つに、50円玉が1つに、10円玉が1つ、それだけだ。
怖かった、160円で上京するだなんて。
とはいえ、新幹線にさえ乗っていれば東京に着く。
夫も合流するし、家族もいる。
東京に着いて家族たちの顔を見て、泣きそうになる。
そのまましばらく寝込んでしまう。ww
夕方、山下達郎のコンサートに出かける。
ホテルに戻って、家族たちと大騒ぎをする。
新幹線のチケットも払い戻しをしてくださるらしい♪
結果オーライな1日でしたとさ。ww
(シッターさんの撮ってくださった写真、興味津々な顔。ww)
高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。
栗吉が出奔してしまっていた7週間と1日の間に、聴き続けていたアルバムがある。
栗吉が見つかってからも、聴き続けている、車の中でも、聴いている、たった今も、聴いている。
聴いていると、あの時の絶望や不安や希望のないまぜになった、海底に漂っているような気持ちを思い出す。
こんな気持ちになったのも、昔の栗吉の写真が携帯に出てきたからだ。
家に戻った頃の栗吉。
・・・モン吉とは似てないな。ww
高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。
山鉾巡行の日、朝から勉強会だったことと、暑くて人出が多いことを懸念して、結局鉾を見に出かけなかった。
そうしたら、なんと、鶏鉾の車輪が壊れて動けなくなって、その横をあの巨大な月鉾が、ギリギリで通り抜けたという情報が入る。
前代未聞だ。
それにしても、トラブルとはいえ、四条の大通りに、二つの鉾が横並びになるなんて、なんて壮大な風景だったんだろう。
(京都新聞HPより)
前祭が終わると、途端に街中は静かになる。(今年は知らない、人出が多すぎる。ww)
後祭やら、花笠巡行やら、7月いっぱいまで、まだまだ祭は続くのですけれど。
さて、酷暑が始まります。
どなた様もお気をつけて。
(気だるい午後だそうです。)
高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。
8月のはじめに家族たちが続々帰省する。
家族は2人から12人に激増する。
なんとかしなくっちゃ!
と思い始めたら、体調がどんどん復活してきた。
体重は戻らないけれど(BMI 17.51)、そのせいか、血圧は安定した。
たまに跳ね上がるが、大体は正常値内を推移している。
ここまで痩せないと血圧が下がらない、ということだったの?
それでも、血圧が下がれば、脳動脈瘤の恐怖も随分軽減する。
食べる量は劇的に減ってしまったし、味ももう一つあやふやだけれど、まあ、そこそこ動き回れるし、仕事もできる。
感謝しなくちゃね。
いつもの、祇園祭・菊水鉾献上のお菓子『したたり』を買いに出かける。
実母の大好きなお菓子だ。
そして今夜は、ネコ会議をなさる方々。
最長老のさくらは、写真の上部のネットケージの中に鎮座なさっている。
・・・それにしても、なんでみんな寝っ転がってるの?ww
高崎市の行方不明猫『まめちゃん』です。