千枚漬けは、今の季節が一番おいしい。
家族の大好物だ。
おいしい千枚漬けは「村○重」で買うものだと思っていた。
聖護院かぶらの薄切りが１０枚ちょっとで三千円くらいする。
だから、とても高い漬け物だと思っていた。
・・・ところが
友人が、冬の間はずっと、家で作っているというのだ！
冷蔵庫にはいつも千枚漬けのタッパーが入っているというのだ！
えええ！！？
千枚漬けって、家で作れるものなん？
絶対に作れないから、それだけ高価なのだと思っていた。
いや、むしろ、「作っちゃいけないもの」くらいの認識でいた。
聖護院かぶらを買ってきて、皮を剥いて、四つ切りにして、スライサーで、薄くおろす。
塩をして、軽くしぼる。
出汁と千鳥酢と、種を抜いた赤唐辛子を１、２本。
これを合わせて、タッパーに入れたかぶらにかける。
大事なのが、だし昆布を惜しまずに沢山入れること！
「売っている千枚漬けは甘いからイヤなの。」と友人は笑って言う。
えええ！！？
そんなに簡単なの！？
「甘いのがよかったら、「おたふく」から、千枚漬けのつけ汁も出てるよ？♪♪」
てん・てん・てん・・・（←目が点になった音）
すぐさま聖護院かぶらを買いに出た。
すると、かぶらの横に、千枚漬けのつけ汁も売られているではないか！
かぶらとつけ汁を買って、大急ぎで家へと取って返す。
あれ？だいぶ甘いな。
千鳥酢をだばだばと足す。
あっという間に、千枚漬けのようなものが出来上がった。
あとは、冷蔵庫に入れて待つだけだ。
半日程おいて、食べてみた。
シャキシャキとしていて、とても美味しい！
千枚漬けとは随分違うけれど、サラダ感覚でいくらでも食べられる。
１日おくと、昆布が効いてきて、とろりとしてきた。
食べて驚いた！
せ・せ・千枚漬けだ～♪♪
今まで、丁寧に、ていねいに食べてきたのは何だったんだろう？
これから２月の終わり頃まで、聖護院かぶらがなくなる頃まで、うちでは千枚漬け祭りが続くのです。ww
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