実母の介護認定申請顛末 ww

火曜日の朝、実母のところに、介護認定の職員さんがやってきた。
私も同席をする。

母は朝から部屋中を掃除して、庭と玄関に水を撒いていた。

いったい何やってるん？
本末転倒だ。涙


確かに母は、頭はしっかりしている。
もう８８歳なのだけれど。


ただ、この頃足腰が急速に弱ってきて心配になった。
よく家の中でこけて、あちこちにひどい青あざを作っている。
火の始末も、忘れてお鍋を焦がすことが増えてきた。

でも、ほとぼりが冷めるまで、誰にも言わずに黙っているのよね。涙
ちょっと危なくなってきたのかも。

こういう状況なので、「要支援１」で充分だから、登録だけはしておこうということになったのだ。

で、私が申請の連絡をする前に、自分で歩いていってしまった母。
普段は、すぐ近くのデパートに行くのも億劫がるのに。
私よりもひどい方向音痴なのに、どうやって、行ったのだろう？

道はね、いろんな人に聞いたら、みんなすごく親切に教えてくれたのよ♪

ええ！！？
なんて危なっかしいことを！！！

ところが約束の時間になっても、職員さんは現れない。
一気に母の機嫌が悪くなる。
ものすごく時間に厳格なのは昔から変わらない。涙
順番にお家を回ってこられるから、なかなか時間通りには進まないのよ、と説明して、なんとかなだめる。


ところが、一旦認定の職員さんがこられると、なんともよそ行きのニコニコ顔で、しゃんと背筋を伸ばして、受け答えをする母。
（なにそれ？）


はい♪　お掃除も、掃除機でサーッサーッとやってしまいます。
はい♪　ご飯も三食、きちんと作っています、栄養バランスも考えてね。

え？
ええ？？？

あの、私の持って行っている「おかず」や「お弁当」は、「三度の食事」には入っていないの？ww


職員さんは心得たもので、ニコニコおだやかに質問を続ける。

はい♪　この年まで、一度も病気で入院したことはありません。
はい♪　物忘れもほとんどありませんし。

え？
ええええ？？

入院こそしないけれど、めまいやひどい頭痛、それに強烈な胃痛に苦しんでいるのは誰？
それに、この頃、同じことを繰り返して、何度もなんども聞くじゃない？


けれど、母のプライドの事も考えて、そっと職員さんに目配せをする。ww
職員さんも目配せを返す。
久しぶりに、色々と質問をされて、家族以外の方に気遣っていただいて、母はすこぶる機嫌がいい。

ま、これでよかったのでしょう、多分ね。笑



きのう、発酵中で、あられもない姿を晒していたネコは、今日はなんだか考えごと中？