英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

「図書館奇譚」

2016-02-06 | 日記
ひょんなことから、村上春樹の「図書館奇譚」という本を手にいれた。
アマゾンのサイトからなのだけれど。

「奇譚」という言葉に異常に惹かれる。
早い話が「ミステリー」というほどのことなのだけれど、漢字になると、なんだか魅力が百倍になる。
「東京奇譚」「家守綺譚」は私の好きな本ベスト10に入る。

「図書館奇譚」ね。
これは読まずばいられまい。

アマゾンから届いた「図書館奇譚」は、しかし、薄い短い大人用の「絵本」だった。
挿画がもう一つ気に入らない。
本も、今回で4度目の筆入れらしい。
タイトルも「不思議な図書館」から変更したらしい。

いろいろブーたれながら、読み始めた。

図書館の地下室から昏い階段を下りていく。

このシーンで、幼い頃の父の仕事場を思い出した。
大体が古い建物で、使われなくなった石炭室が地下にあった。

外から滑り台のような台が付いていて、そこから石炭を流し入れていたらしい。
家の内側から入れる、地下の石炭室への扉は、重たい鍵がかけられていて、子供達には入れなかった。

表の石炭口から中を覗くと、奥の方に石炭の残滓が、かすかな表の光を受けて、時々煌めいた。

あの奥には、必ず別の世界が続いている、と思い続けて何十年。

今では思い出すこともなくなっていたのだけれど。


という訳で、「図書館奇譚」は私のベスト10入りになったのでした。


(アマゾンより)


ところで栗吉にも秘密の部屋がある。


こんなあずま屋だけれど。ww




閑話休題

以前里親募集をさせていただいていた、黒猫ズ、こんなに幸せな写真が送られてきたそうです。
よかった♪

    





コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする