英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

キトラのとらお♪

2015-07-30 | 旅行
さらに北上して、長崎についた。
長崎には「長崎猫の会」を主催される、こはる日和.のローズマリーさんがいらっしゃる。
街角では、猫が幸せそうにまどろんでいる。

これだけでわかる。
いい街だな。





眼鏡橋の下には、鯉がいる。
食べ残したパンを、すこし投げてみる。
どの世界でも、はしっこいのもドンなのもいるんなだ。




さらに、雲仙まで車を走らせる。
3年前に来て、とても気に入ったホテルがあった。
そこは、地獄の真隣に建っていて、地獄では、犬が一匹暮らしていた。
冬は暖かいのだろう。気ままな暮らしをしているように見えた。
食に困っているようにも見えない。
おとなしい犬だった。
もう一度会いたかったのだ、その犬に。

宿に着くなり、ロビーにいた黒服の男性に尋ねてみた。
地獄をねぐらにしていた白い犬、まだ元気ですか?

すると、その黒服の方はこう答えた。

長い話になっちゃうんですよね。

どういう意味だろう?

部屋に案内されながら、その方の話されたことは

あの犬ね、テレビにも出たんですよ。
地獄で、お客さんを案内するってね。

ところが、あるお客さんが、この犬に噛まれたと、保健所に連絡をされてね。
あんな犬が噛むはずないのに。


え?
殺処分されたんですか!?

いえ、保健所に連れて行かれたあとに、その犬を可愛がっていた方が、そこから引きだして、家で飼っていると聞いています。

よかった。
どこかで元気にしているんですね。

多分そうですね。


部屋について、荷物を入れ、ひとしきり話した後、その黒服の方は、部屋を出ようとされた。
ドアを開けて、廊下に出て、それから、ふたたび体を戻して、その方はこう言われた。

その、犬を保護した人っていうのが、実は家内でして。
うちで元気に暮らしているんです。
でもね、虐待された後に捨てられたようで、どれだけ一緒に暮らしても、絶対に近づきません。触らせてもくれません。
でも、かわいいですよ。

なんて嬉しい話だろう!

その後、2時間ほどして、夕食を摂りにダイニングへ向かうと、その入り口で、その方は私たちを待っていた、一枚の写真を手にして。

これは、2年前の写真なんです。
保健所に捕まる前のね。

犬は、ホテルの玄関で、物思わしげに座っている、こちらを向いて。






犬が暮らしていた地獄とは、こんな場所だ。
煙の向こうに、宿が見える。ww






改めて、地獄へ入ってみた。
3年前と変わらず、温泉卵をうる小屋がある。


あれ?
小屋に猫がいるぞ?


今度は、猫が迷い込んできたらしい。
この小屋で、気ままに暮らしているという、7匹の仲間とともに。

・・・7匹!?ww

でも、この子もなんて幸せそうなんだろう。




名前は「とらお」ですって♪
名前そのままやん?
あ、人のことは言えないけれど。ww


動物や人との出会い、なんて素晴らしいのだろう。


さて、次は九州から東京へひとっ飛びです。ww


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ここからは、緊急里親募集のお願いです。
(猫たちのおうちが決まるまで、今しばらくお付き合いください。)

岐阜県で、ネコの母さんと3匹の子猫たちがまとめて捨てられていました。
保護した方が、飼ってくださる方を探していらっしゃいます。
どうか、どなたか、良いご縁をつないでください。



コメント (15)
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