雨の日の妄想

1日雨が降っている。
外が雨だと、猫たちも静かだ。

朝から仕事をして、お昼は、じっとして、夜に仕事をする。
このパターンがしばらく続いている。

食事は毎回、白飯に焼いた魚、納豆かひややっこに、野菜のたっぷり入った味噌汁。
（ここしばらく、同じことばかり書いている気がする。）

どういうわけか続けて同じものを頂戴したのだ。
干物や味噌漬けがどっさりとうちにある。
好物だし、美味しいのだけれど、そんなに日持ちがするものではないので、毎日毎日、魚ばかり食べている。


だんだん、ヒレが生えて、ウロコが生えて、足がくっついてきた。
このまま水に飛び込んだら、鮎のように、しなやかに泳げそうだ。

・・・泳げないのを忘れていた。

鮎のようにおよげたらいいな。

でも、今日食べたのは、メザシに金目鯛の西京焼きだ。
イワシや金目鯛にはなりたくない。
メダカでもいいな。
清流の岩陰で、ひっそり苔を食べて生きる。

雨の日は、こうやって、妄想の世界に沈んでしまう。


どうせなら、ネコになる妄想の方がよかったな。





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