土曜日の夜、久しぶりに「魔女の会」が催された。
京料理の広いお店で、わいわいがやがや、色々な話題に花が咲く。
泣いたり笑ったり、本当に楽しいひとときだ。
この店は、佛光寺の宿坊を改造したお店らしい。
佛光寺の境内で、幼い頃、よく遊んだものだ。
遠い小学校に通っていたから、近所に友達がいなくて、時々お米を少しもって、境内へ出かけた。
そうして、鳩にお米をやっていた。
その頃から、鳩も好きだったな。
ごくたまに、近所の同年代の子供達が、一緒に遊ぼうと、声をかけてくれるのだけれど、そう云う時に限って、お稽古の予定があって、断らなければならないのだ。
学校の友達達は、みな、様々な学区から通っていて、住んでいるところがバラバラなので、なかなか遊びに行ったり来たりできない。
ちょっと遊びにいくとなると、親も巻き込んで、大騒ぎとなる。
あ~あ、もういいや、となってしまう。
その時の気持ちは、今もよく覚えている。
佛光寺は真宗佛光寺派の総本山だ。
大きなお寺で、街のど真ん中にあるのだけれど、いつも、しんとしている。
私が子供の時から現在に至るまで、何の変化もない。
大体、人がいるのを見たことがほとんどない。
時が止まっている様な印象さえ受ける。
(HPより)
どういう経緯で、宿坊が京料理屋になったのかはよく分からないけれど、もったいないな。
この頃、京町家を改築したお店がとても増えている。
普通の町家が、そうして少しずつ形を変えながらも残されていくことは、素晴らしいことだと思う。
けれど、宿坊が「流行り」の料理屋になるのは、少し哀しい気もする。
料理はおいしかったのだけれどね。
不可遡な時の流れなのでしょう。
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