まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

必ず帰るから

2016-01-28 16:34:30 | 日記
お世話になってる
教室の先生たちは
ほとんどが
フランチャイズ契約の
ひとたちです。

ほんの一部の例外が
会社直営教室の
講師契約のひと。

直営講師の先生とは
より密接に関わって
お仕事しています。

M先生は講師になって
もう10年のベテラン。
きれっきれという
感じではなく
飄々と軽やかな印象。

かなり前、まだ私が
営業やってたころ
担当してたことがありました。
年末に教室の大掃除を
一緒にやったり
年度はじめには
同じ教室のすべてのコースの
講師あつめて決起会したり。

ある日、打ち合わせしてたら
先生の携帯が鳴りました。
当時中学生のお嬢さんから
「お昼ごはん、ないよ!」
よくよく聞いたら
仕事いくまえに
山盛り作っていったおにぎりを
当時高校生の息子さんが
ぜーんぶ食べちゃったらしい。

仕事しながら母親業は
どこも大変だよねぇ、と
おもった出来事でした。

年月が経ち
おにぎりの息子さんは
無事就職しました。

ところが先日
研修先の地方都市で
突然倒れ

先生はとりあえず
講師仲間に代打を頼み
息子さんのところへ
行きました。

医者からは
明るい話はいっさいないそうで
先生のお気持ちは
どれほどかと
みんな心配していました。

それとはまた
別の問題として
代打を頼んでる講師の
負荷も心配です。
他の先生にも
助けを求めようかと
担当が動こうと
してるなか

その、代打の講師から
報告がありました。

M先生から電話があった。
あまりのことに泣き崩れてた。
でも
「なにがあっても、必ず帰ります。
だから、それまで教室を守っててください。」と。

だから、がんばる。



M先生が
そこまでの覚悟を持って
お仕事してくださったことを
はじめて知り、
その思いを全部
受けとめてくださる
代打の先生にも
(なにしろ往復3時間の道を
週四回通い、
ふだんの倍の人数を
指導することになるのです)
ただ、頭さがる思いです。

私達も全力で一緒に支えようと
思います。

M先生
お帰りを待ってます。