まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

いつかのだるまさん

2016-01-04 19:53:53 | 日記


初詣もなにも、ほぼ一年一度こっきりの詣でとなるので
神様にも申し訳ないなと思う元日のイベント。

今年は鶴岡八幡様へ。
ここ最近は深夜詣が多かったので
おひさまの下でならどうにか長時間行列も
耐え忍べることを再確認。

それでも並び始めてから降りてくるまで
1時間半の大にぎわい。

大きなプロジェクターで
音楽祭の様子などを見たり
立ち並ぶ屋台のあれこれを
覗いたり。

真っ赤なコートの警備員が
かっこいいなと思ってみてたら
友達らしいひとから手渡された
なんかの食べ物をもぐもぐしてた。
そうだよね長丁場だもの
おなかすくよね。

大小さまざまなだるまさんが
積み上げてあるのを見ながら
だるまって買ったことある?とムスメ

あるある、確か一度。
でもなにをお願いしたのか忘れた。

にしてもひどい話だな。
せっかく連れて帰ってもらって
目を書いてもらったとおもいきや

「もうかたっぽ書いて欲しくば」
って
脅迫か?

黒く丸を塗るだけなのに
白目だけのときにはただの造形物だったものが
途端に命を持っているように見えるのが
ちょっと怖い。
それがかたっぽだけだとさらに怖い。

恐怖に煽られて
目標に向かって
しゃにむに走るという
効能だったのかな
だるまさんって。



屋台の列から離れ
やっと本殿が間近に見えてきた。

本殿の前には
60段の階段がある。
その脇に立っていた大銀杏は
地震で倒れてしまった。
残っている切りかぶに
新しい芽がぽやぽやっと生えてるけど
これじゃ暗殺者は隠れることは
できないな。

立ち止まるな、写真とるな、
右端まで広がってお参りせよ、
と、警備員がひっきりなしに
がなりたてている。
賽銭箱の上の柱には
「おしずかに」と貼り紙がある。
お参りしてるひとを押しのけるように
ひとが移動していく。

どうすりゃいいんでしょうね、神様?

やっと賽銭箱のまんまえに到達。
二礼二拝、手をあわせて
ワンパターンのお願い事。
一礼して離れる。

お守りを買おうとしたら
前にはなぜか売り子に喧嘩腰の老夫人。
気の毒なので優しさ5割増の
声音で「これひとつおねがいします」という私。

なにごともバランス。
両方の目は揃ってなきゃ。