雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

ヘルパー2級

2006年12月14日 | 母もいろいろ忙しい
実は、今年7月末から、一念発起してホームヘルパー2級の
取得のため、講座に通い始めました。
これまで私は障碍のある子の親として、人から支援を受けるばかり
だったけれど、自分の経験を生かして、今度は他の人を支援する
側に回れないだろうか、と思い、まず手始めにヘルパー2級を
取ろう、と思いついたのです。

ちびくまをタイムケアに預かってもらっての参加なので
毎日というわけにはいかず、原則週1回、11月末で実習までを終え、
12月に行われる修了試験に合格すると資格がもらえる、という
講座です。

ところが。学科講習がもうすぐ終わる、という9月末に発病、入院。
退院後、入院中休んだ分の補講を受けて、実技講座に参加。
あとは2日間の同行訪問実習と3日間の施設実習を残すのみ、と
いうときになって、再発入院。
2回目の退院をしたその足で改めて実習の日程を組んでもらいに行き、
退院の翌週には2日間ヘルパーさんに付いてよそのお家で実習させて
いただき、1日あけてデイサービス、また1日あけて特別養護老人ホームで
2日間実習というハードスケジュールでした。

特養に行ったときには立ち上がりもあやしく、やかんも持てない、
お膳も運べない、もちろん更衣補助やおむつ交換なんか全然できない、で
担当者の方に「これで特養に実習に来た意味があるのか」と言われつつ
自分のできることを精一杯させてもらう、という姿勢でなんとか
認めていただきました。(このときはまだ、スケジュールがハードなので
疲れているんだとばかり思っていました)

実習終了後1日、休養のために一日寝て過ごしましたが、両手両足の
筋力低下はどんどん進行し、翌7日夕方には膝折れのため歩行困難、と
いうところまで行ってしまいました。8日にまた入院、即点滴開始。
このときにはもう手の指先まで麻痺が進行して、携帯のダイヤルが
できず、お箸が使えない状態でした。

そして、12月12日が修了試験。これに備えて、ベッドにテキストと
ノートを持ち込んで点滴を受けながら勉強。
当日は点滴5日目だったので、無理を言って早朝から点滴を開始してもらい、
主治医に外出許可をもらい、ダンナに会社を休んでもらって病院から
会場まで送迎してもらい、歩けないので会場では車椅子を借り・・・・

という大騒ぎの結果、本日、無事修了試験の合格通知が届きました。
これで、1月にはヘルパー2級の認定証がもらえることになります。
受講を決めたときにはピンピン元気で、まさかこんなことになるとは
思ってもみなかったのだけれど、いろいろな人にご迷惑をかけ、
配慮をいただき、支えられての資格取得とあいなりました。

いつか、この資格を生かし、他の方にご恩返しをできる日が
来るでしょうか。少しでも早いといいなあ、と思っています。

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