雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

のんびりモードは続く。

2007年04月25日 | 楽しい学校生活
今日もちびくまは障級で障担と2人、いろいろ遊んで
過ごします。

前任者との引継ぎも、親からの聞き取りもちゃんと頭に
入れたうえで、改めて自分の目で
「この子はどういう刺激にどういう反応をする子なのか。
 何が好きで、何が嫌いで、どういうところが今後の指導の
 糸口になりそうなのか」
を見極めるために、とりあえず子どものリードに従いながら
じっくり一緒に遊んでみる、というスタンスをもつこの先生、

障碍児教育を正式に勉強したことはこれまでなかったそうですが、
かなり良いセンスの持ち主だと私は感じています。

ちびくまは障担に「給食を食べないで帰りたい」ことは訴えたものの、
昨日の私の説明で3時間目終了で帰ることはできないと覚悟して
いたらしく、私が会議を終えて教室を覗きに行くまで、先生と
遊びながら待っていました。
教室の近くまで行くと、キャラキャラと笑う息子の声が聞こえて、
ちょっと安心。

それでも、私の顔を見ると、「待ってました」とばかりにさっさと
帰宅する用意を整えて、障担の前で気を付けをして
帰りの挨拶をする態勢になります。障担に
「では、今日はこれでおわります。さようなら」と
声をかけてもらうと、ぴょこんと頭を下げて、
一目散に昇降口へ向かいました。

さて、今日はもう1つ関門があります。6時間目がおわった後に
学校で夏制服の採寸があるのです。
これについては、早退しなかったときは障担が付き添い、
早退したときは私が付き添って再び登校することで
障担とは打ち合わせ済みでしたが、一度帰宅してのんびりしてから
また制服を着て学校に行くことにちびくまがどう反応するかは
やや懸念の残るところではありました。

でも、予めプリントを見せて、説明してあったためか、
時間になるとしぶしぶという感じでまた制服に着替え始めました。
そして「ぼくは1人で行くのかな~」と言うので、
不安の種はそれか、と、「お母さんが一緒に行くよ。サイズを測る
時もお母さんが一緒にいて、お店の人とお話しするから大丈夫」
と言うと、幾分明るい表情に。

先に無事採寸を終えて、2人で障級の教室を覗きます。
同級生の2人が帰るまで待って、また少し障担に
遊んでもらいながら今日の様子を聞かせてもらい、
今後の対策を話し合ってきました。

とにかく、本人が自分からその気になるまで交流には
行かせないこと、特に給食については、当分の間
障担と1対1で、まず「リラックスして食べられる」ことを
目標にすることにしたい、という基本線で
一致していることが確認できているので、安心していられます。

外から見れば、「順調ではないスタート」かもしれない。
でも、私は今の時期に、「ちびくまがガラス細工と呼ばれる
所以」を先生に実感してもらえてとても良かったと思っています。



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