雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

家庭訪問

2007年04月27日 | 楽しい学校生活
今日は3時間目から障担と散歩に行き、4時間目終了頃に
帰校したちびくま。
「給食も食べていく?」という障担の誘いには、それでも
乗りませんでした。

「でも、僕が提示した課題を『それはやりたくない』と
 拒否したり、教室のソファーでだらだらしているうちに
 眠ってしまったり、だいぶいい感じになってきました」
と障担。

さて、今日は家庭訪問の日。
うちには交流担のS先生と、障担K先生がやってきます。
ちびくま、予定の時間の少し前からそわそわして、
「S先生に、これ、見せてもらう(=見せてあげる)んだ~」と
言いながら、お気に入りのビデオクリップがいつでも
PCで再生できるように用意して、ニコニコしています。

さて、S先生が到着。
「先生に僕のパソコンを見てもらうんだと言って
待ちかねていたんですよ」と言うと
「へ~、嬉しいなあ、ちびくまくん、見せてくれるの?」と
傍に来た先生を隣に座らせて、待っていましたとばかりに、
「これ、見て~」とビデオクリップを見せる息子。

ちびくまは本来、他人が家に入るのをとても嫌います。
そのちびくまのS先生に対する態度を見て、交流級に行くのは
辛くても、交流担の先生のことは好きだし、自分のことを
受け入れてくれる人だと感じているのだな、とひと安心。

そうこうしているうちに、少し遅れてK先生も到着し
まだ他の家庭も回らないといけないS先生は入れ替わりに
出て行きます。そのS先生にも「また見に来てね」とご機嫌な息子。

そして、K先生の手をとって自分の近くに座らせて
今度はK先生にはこれを見せようと思っていたらしい
別のビデオクリップを再生して見せています。

「あっ、これやったんか~。わかった、それでわかったわ!」
と手を打つK先生。実は学校で繰り返していた再現遊びの
元ネタがわからず、「なんなんだろう?」と思っていたそうです。
ちびくまもそれがわかっていて、説明のために見せたかったのでしょう。

その後、また今後の方針について、障担と私が話しあっている間も
ちびくまは再々障担のところへ来て、「これ見て」「これも見て」と
ネット上のビデオクリップや家にあるビデオテープを再生して
見せようとします。

そのうち、障担の手を引いて自分の近くに座らせてから
そこへくんにゃりともたれかかって甘えるしぐさをしたり、
体を触ってくれと目で誘う姿が何度も見られるようになりました。
触覚過敏があるため、本来は体を触られるのが好きでない
ちびくまがこういう甘え方をするようになったら、
かなり心を許した証拠。
この1週間で、障担が自分のことをわかってくれる人であることを
ちびくまは実感したのでしょう。

この時期に、こういう関係ができればしめたもの。
あとはちびくまがこれを礎にして、新しい環境に馴染んでいくのを
ゆっくり見守っていれば良さそうです。

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