雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

薬が飲めた!

2008年06月10日 | ちいさな幸せ
昨夜には熱も36度台にまで下がり、食欲も出てきたものの、
ドクターの予言(?)どおりお腹を下し始めた息子。
今日も学校はお休みです。

朝の服薬も一苦労でしたが、お昼ごはんになる頃には
息子はすっかり元気になっていました。

どうにか薬を飲んでもらう方法はないものか。
オブラートに包むと余計無理そうだし、ゼリーも基本的に
嫌いだから無理だし・・・

そんなことを考えているうちに、ふと息子の小学校時代の
クラスメートSちゃんのことを思い出しました。
彼女はお薬を飲むのがとっても上手で、粉薬でも
先生が口のなかにさらさらと入れてあげるだけで
あとは自分でお水を飲んでいたものです。
Sちゃんみたいだったら良かったのになあ。

あの頃は絶対無理無理、と思っていたけど、今ならどうだろう?
結構いけちゃったりして。

そう思いついた私は、息子の説得にかかりました。
「ねえ、ちびくまくん、お母さんがお薬飲むお手伝いしてもいい?
 お口のなかにお薬をさらさら~って入れて、そのあとすぐ
 お水を飲んだら、ちゃんとお薬が飲めるのよ。
 ちゃんと飲めたら、お口の中が変な味になるかもしれないから
 ジュースをあげるよ」

すると、息子、
「お口の中へサラサラって入れて、お水のむ。
 そのあとジュースだね」
お、乗ってきた。
「でも、お手伝いしない。自分でやる」

そこで、薬包の封を切ってやったのですが
息子は口で「サラサラ~」と言うだけで、ちっとも入らない(笑)。

仕方なく、半ば強引に「やっぱりお手伝いするよ」と
薬包を取り上げて、口の中に薬を入れました。
むせないように、下の前歯のすぐ裏あたりへ入れてやり、
「はい、お水どうぞ」とコップを渡すと、ごっくん。

そこですかさず、
「わあ~、すご~い、ちゃんとお薬飲めたね~、さすが
 中2のお兄さんだねえ」
と褒めちぎると、息子もまんざらでもなさそうな顔で
「ぼく、ちゃんとお薬のめた」

「そうそう、ちゃんと飲めたね、じゃあ、全部飲んでしまおう、
 飲んじゃったらジュースあげようね~」
とあと3種類の薬を次々に飲ませることに成功。

もちろん、そのあとは約束どおり、ジュースを渡しました。
先日スーパーの安売りで飲みきりサイズのジュースを
ケース買いしていたのが、思わぬ役に立ちました。
彼の場合は果汁100%のジュースしか飲まないので
健康上もあまり問題なさそうですし。

いつもいつも怪我の功名に支えられる我が家。
またひとつ長年の懸案事項がクリアされました。