雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

トライやる第2日

2008年06月05日 | 楽しい学校生活
火曜日、水曜日はマ○ダのお店が休みだったので
朝から学校へ行って、先生と一緒に1時間ほどお掃除をして
帰ってきた息子。

今日がトライやるの第2日目になります。
お弁当を持って、張り切って家を出て行きました。
もう、1人で行くことに不安もない様子で、
こちらも安心して送り出すことができました。

私はいつ電話が入ってもいいように待機していましたが、
電話がこないところをみると、どうにか順調にいっているようです。

ところが。
朝の天気予報で、夜半から雨と言っていたので、息子は傘を持たずに
出て行ったのですが、お昼前にはもう降り出してしまい、かなり
しっかりした本降りになってきました。

そこで、買い物がてら息子を迎えに出ることにしました。
お店の近くのスーパーの駐車場に車を停め、買い物を済ませて
車に積んでから、歩いてマ○ダのお店の前まで向かいます。

どこの事業所もそろそろ終わる時間なのか、息子の中学の体操服を
きた子どもたちが、わらわらと歩いていました。
ディーラーのショールームが見える場所に立って見ていると、
そのうち息子がYくんとボラさんと一緒に、整備工場のほうから
戻ってくるのが見えました。手には軍手。なにか作業を
やらせてもらったのでしょう。楽しそうに笑っています。

一度2階の控え室に上がっていった息子たちは、帰る用意をして
降りてきました。そこで、息子は窓の外に立つ私の姿を見つけました。
持っている傘を見せたので、どうして迎えに来たのかも理解したようです。

でも、ボラさんに促されて事務所に入っていったかと思うと、
大きなビニール傘を抱えて出てきました。
息子が傘を持ってきていないことを聞いたボラさんが、
傘を借りられるように口ぞえしてくれたのでしょう。
ここで「お母さんが傘を持ってきているから、もういいです」と
言えないのが、なんとも息子らしいというか(笑)。

お店から出てきた息子は、私のほうを気にしながら、借りた傘を
さしたものかどうか、迷っているようです。
でも、ボラさんに促されて、傘をさしました。
ボラさんは、私に気付かず、私が待っているのとは反対の方向へ
息子と一緒に歩いていこうとしています。

息子は、何度も何度も私のほうを振り返ってはいるのですが
「あそこにお母さんが来ています」とはいえない様子。
そこで、後ろから追いかけていくと、やっとそこでボラさんが
気が付いて、
「あれ、お母さん?」
「はい、そうです」と息子。

「お世話になってます~」とボラさんに挨拶して、
「朝、傘を持っていかなかったから、お迎えに来たのよ。
 ダ○エーに車とめてるんだけど、どうする?
 車で一緒に帰る?それとも、Hさんと一緒に歩いて帰る?」
「車で一緒に帰ります」
雨の大嫌いな息子は即答。
そこで、ボラさんにお別れして、一緒にスーパーの
駐車場まで歩いて行き、車で帰ってきました。

今日は、お店の掃除をしたり、ポスター貼りの手伝いをしたり、
タイヤ交換の様子を見学させてもらったりしたようです。
びっくりしたのは、「掃除機で車をお掃除した」という報告。
掃除機は息子の嫌いなものナンバー1。
いまだに、我が家では息子のいる時には掃除機に手をかけることすら
できないというのに。

「遊びに行くんじゃなくて、お仕事なんだよ。
 我慢しないといけないことがいっぱいあると思うよ」
そんな私の言葉を、彼なりに受け止めていたのでしょうか。
ともあれ、あと1日です。