雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

初めてのMRI

2008年01月27日 | CIDP
今日はCIDPを診てもらっている神経内科の診療日。
今は症状が落ち着いているため、8週間に一度の受診でいいのですが
正月休み明けに「うつ」で駆け込み受診をしたため、
主治医とは3週間ぶりの対面です。

あの日、「もう明日まで生きていられる自信がない」と
最後の気力を振り絞って何軒か心療内科に電話したけれども、どこもまだ休診。
途方に暮れかけたとき、ちょうどその日、主治医が外来担当であることを
思い出して、バスに飛び乗り、病院へ駆け込んだのでした。

ここは原則予約が必要ですが、初診や予約外でも、予約の患者さんの
合間に診て貰うことができます。
四肢の脱力が再発した時に、私がここへ駆け込んだ時は
いつも予約外受診でした。そのためか、待合ロビーで俯いていた
私のところへ看護師さんがやってきて、
「○○さん、また力が入らなくなりましたか?」と
尋ねました。その途端にボロボロと涙がこぼれだし、
私は今までの辛さと、もう限界に来ていることを訴えました。

「わかりました。また脱力がきちゃったんだったら先に
採血をさせてもらおうということだったんですけど、
それだったら、すぐ先生に診てもらいましょうね。
もう少しだけ待ってね」
そして程なく診察室に呼ばれた私は、もう一度主治医に
同じ話をして、お薬と最寄の心療内科への紹介状をいただいたのでした。

「表情は随分明るくなったように思うけど、その後どう?」
「はい、あの後、○○先生のところへ行って、抗うつ薬と頓服を
 いただいたんですけど、よく効いてるみたいで、随分楽になりました。
 でも、この前来たときは、あの日もし先生が外来でなかったら
 飛び込んだのは病院じゃなくて電車だったかもしれない、というくらい
 追い詰められていたんですけど、なんであそこまで追い詰められていたのか
 自分でも不思議なくらいです」
「そこが怖いところなんだよね~。自分ではなんともできないからねえ。
 いや、ロビーで待ってる横顔がものすごく落ち込んでるみたいだったから
 また再発しちゃったのかと思ったんだけどねえ。
 まあ、筋力も戻ってきてるし、気持ちも落ち着いてきたんならよかった
 よかった」

実は、初診のときから、心療内科の先生には一度脳のMRIを
撮ってもらうように、と強く勧められていました。
その話を主治医にすると、心療内科から主治医にその件で
直接電話もあったということで、

私のほうでは別にこれといった自覚症状があったわけでは
ないのですが、念のためにMRIも撮ってもらうことになりました。

TVなどで見た事のあるでっかいカプセルのような寝台に横たわり、
頭を固定されて、暗いトンネルのようなところに入って
15分ほどの間、じっとしていなければなりません。
ガンガンガンガンと大きな金属音がしますが、うわさに聞くほど
耐えられないうるささだとは感じませんでした。
もっとも、聴覚過敏のあるうちの息子なら耐えられないでしょうが。

結果は、異常なし。
主治医には、「ぴちぴちした、きれいな脳みそだよ」と
変な褒められ方をしました。
ステロイドも少し減り、異常が出なければ次の受診は
3月上旬、CIDPのほうは順調な経過と言えるようです。