雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

新学期

2007年09月03日 | 楽しい学校生活
例年よりほんの少し長かった夏休みも終わり、いよいよ
今日から新学期です。

44日間頑張りぬいた百ます計算プリント176枚を綴った
ずっしりと重いファイルを誇らしげにカバンに詰めたちびくま、
「夏休みの間はおうちの服だったけど、今日から学校だから、
制服で行くんだね」と言いながらちょっぴり緊張した面持ちで
制服に身を包み、登校して行きました。
5月の末に初めて履いたときには床に引きずるほどだった
夏服のズボンが、昨日履かせてみたらくるぶしほどの短さになっていて、
慌てて寸直しをしたその跡が、いかにも彼のこの夏の成長を
物語っているようにも思えました。そういえばこの休み中に
細くてやわらかなボーイソプラノだった声もすっかり野太くなり、
ちびくまも、いよいよ思春期なんだなあ、と実感させられます。

息子が意気揚々と提出した百ますプリントを見て、担任K先生は
びっくりしたそうです。
「まさか、全部やってくるとは思っていませんでした」
そりゃそうでしょう。母親の私でさえ、まさか全部できるとも
やらせようとも思っていなかったのですから。

でも、親からやいやい言われてやらされたのではなく
(影でいろいろと策略はしているわけですが(笑))
「自分で課題を管理して、頑張って宿題を全部やり遂げた」と
いう体験は、ちびくまにとってとても大きな自信に
なっただろうと思います。

もちろんK先生は本人の頑張りを思いっきり褒めて
くれたようで、息子はとても満足した表情で帰ってきました。
物だけでなく、先生から認められる、賞賛されることを
ご褒美にでき、次の行動へのモチベーションにできる、というのは
やはり1学期に積み上げた先生との信頼関係あってのことで

一見何の指導もせずにK先生とマンツーマンで過ごした、
あの1ヶ月ほどの時間の意義はやはり大きかったのだなあ、と思います。

「2学期はいっぱい行事があるんだよね。小学校では運動会って
 言ってたけど、中学校だと体育大会、っていうんだ。
 文化祭、っていうのもあるんだって。ぼくはいっぱい頑張るよ」

既に本人はやる気満々。親にできることは、あまり頑張りすぎないように
せいぜい家ではのんびり息抜きをさせてやることくらいかもしれません。