雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

夏休みの宿題(その4)

2007年08月16日 | 「発達障碍」を見つめる眼
ちなみに。
「1日も欠かさず」とは書きましたが、誰に似たのか
エンジンがかかるのがめちゃくちゃ遅く、しかも
注意の転動性(あれやこれやと気が散る傾向)は
非常に高いちびくま、本人の自主性・自発性だけに任せておくと
「涼しい午前中に課題に取り組む」
「宿題を済ませてからゆっくり遊ぶ」
「遊びをきっちり中断して、集中して課題に取り組む」
なんて理想的なことはまずありえません。

早くて私が夕食の準備をしている間、遅いときは
もう日付が変わる、という頃になって
のそのそとプリントを出してくることもあります。

しかも、プリントを出して、筆記用具を持ったところで
何かを思いついてむこうへ行ってしまったり、
ストップウォッチを途中で止めては
トイレに行ったり、ビデオを見始めたり、
PCの操作をしたり、ひとしきり別のことをして
遊んでからまた課題に戻る、という有様で、
(正直、本来の100マスのあり方とはだいぶ違う(^^ゞ)
正直、見ていてハラハラ、イライラすることが
無いと言ったら大嘘になります。

それでも、そんなハラハラ、イライラは微塵も感じさせないようにして、
「もう眠たいし~、1日くらいやらないでもいいんじゃない?」
「今日はいっぱい遊んだから、百ますはしなくていいよね」
と、あくまで淡々と(「皮肉」になっては逆効果になるので
イケマセン)言ってやるのが、家の息子には一番効果があって、

「ううん、ううん、百ますやる!絶対やるよ!」
「もうちょっとだけ待って、ちゃんと百ますやるから」
と、俄然頑張りだすのです。
(だって「宿題はやらないといけない」のは本人が人一倍
 わかっているのですもの)

だから、
「今日はまた百ますしてないんじゃないの?」
「朝の涼しいうちに百ますをしあげてしまいなさい」
「そんなに遊んでばかりだといつまで経っても終わらないよ、
 先に百ますを仕上げてから遊んだらどう?」
と喉まで出かかるお小言を一切言わないように辛抱しながら
表情も声色もひたすらニュートラルに保ちつつ、
「本人をやる気にさせる」工夫を毎日姑息に考える私にとっては、

忍耐力の限界と演技力を試される日々が、
あと2週間続くことになりそうです。
ガミガミ言って宿題をさせちゃうほうが、ずっとラクチンかも。