雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

進学先決定(その1)

2007年02月05日 | 楽しい学校生活
これまで、アメリカの養護幼稚園、日本の障碍児通園施設、
障碍児教育センター校、と、いわば「障碍児教育の王道」を
歩んできたちびくまですが、この春から地域の中学校の
障級に通うことになりました。

これまで、小学校センター校を卒業した先輩たちは
中学校センター校か県立養護学校に進学しています。
私もずっとそのつもりで、低学年の頃から何度も見学会や
オープンスクールに足を運んできました。ところが困ったことに、
小学校入学を決めた時のように「よし、ここだ!」と思えない。
なんだか決め手がないのです。

そんなところへ回って来たのが、地元中学校の「オープン
スクールのお知らせ」の回覧板。でも実は、私はこの中学校を
進学先の候補にする気は全くありませんでした。
ここは伝統的に進学熱が高く、クラブ活動も熱心で高い
成績をおさめていますが、それだけにその波に乗れない子には
居づらい所だったのか、数年前まで酷く荒れたグループが
いることでも有名でした。また、丁度その頃、地元の小学校
障碍児学級を卒業予定のお子さんが進学のために見学を
申し込んだら、「うちには障碍児は要らないから」と
けんもほろろに断られた、という話も耳に入っていました。

「こんな子ですが、ここにおいて下さい」と頭を下げる事は
絶対にしない、それは私が息子のためにどうしても譲ることの
できないプライドです。だから、息子を喜んで迎えてくれない
学校と縁ができることはないはず、でも一度くらい実際に
足を運んで見ておこうか、そう思って出かけて行ったのが、
ちびくま4年生3学期のことでした。