雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

お見舞いって…。

2007年02月02日 | 入院生活
せっかく頂いたお見舞いに、こんな風に難癖ばかり
つけていると、私の人格の方が疑われそうだな~、
なんて心配になったりもするのですが、お見舞いを下さった
方のお気持ちには本当に感謝していますし、
実はこれは私の話だけではなく、(数は限られていますが)
これまでの入院で出会った人々にある程度共通した
体験のようなんです。

私たちが障碍を持つ子の親になったことで得てきた
体験と同じように、やはり何事もその立場に立って
みないとわからない、っていうのはあるのかも知れません。

で、つくづく思ったのは、結局お見舞いっていうのは、
「お見舞いだから」何を言うか、何を渡すか、ではなくて、
「その人」に対して今自分が出来る支援を探すこと、
その人の視点に立って、必要な援助のあり方を探すことに
他ならないのではないかという事です。

遠くからわざわざ足を運んでもらうのでなくても、
私を友人として大切に思っている、と気持ちの込められた
1枚のカード、年休も取れない位仕事の忙しい友人が
したためてくれた1通の手紙、病状を気遣って返信不要と
送ってくれる携帯メールには元気の素が詰まっている
ような気がしましたし、忙しい中わざわざ時間を作って
会いに来てくれた懐かしい先生たちの顔は、どんな
豪華な花束より嬉しかったのです。

行事に参加した息子の元気な様子を知らせる1本のメール。
立てなくなった私の代わりに息子のために作ってくれたお弁当。
放課後を毎日祖母と2人で過ごす息子を
遊びに招き、家まで送ってくれるお友達。
地理に疎い実家の母の学校まで車で送ってくれる人。

私をかけがえのない一人の人として扱って貰うこと、
私が安心して自らの療養に専念出来るように力を
貸して貰うこと、私の代わりに息子や留守家族を
暖かく支え、見守って貰うこと、今の私にこれ以上の
お見舞いはないような気がします。