雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

入院7日目

2006年11月05日 | 入院生活
ついに入院7日目になりました。
入院するときには、まだ長袖では暑いような気候だったのに
わずか1週間の間に、病室の窓の外は一気に秋めいてきています。
 
朝検温にきた看護師さんが
「さあ、とうとう明日退院ね。上げ膳据え膳もあと1日だから
 ゆっくりしていってね」
と声をかけてくれました。
体温は37.1度、やはり微熱はあります。
「脚のほうはどう?もうしゃがんで立てるようになった?」
と訊かれ、
「いえ、もう全然駄目になってたから、怖くて一人では
 まだ試してみてないんですよ、今やってみましょうか」

ベッドの脇に立って、ゆっくりとしゃがみ、えいやっと
立ち上がると、かなりゆっくりではあるけれども、
脚の力だけで立ち上がれるようになっていました。
「わあ、できたできた。だいぶ戻ってきたね」
と2人で喜びます。昨日から大きな不安を抱えていただけに
これだけのことが随分嬉しく感じました。

今日は朝ごはんにもお楽しみがあります。毎朝パンと野菜サラダと
牛乳、というメニューに飽きて、母に頼んでインスタントコーヒーを
差し入れてもらったのです。
担当の看護師さんに前もって確かめましたが、
私は全く食事制限がないので、おやつでもコーヒーでも、
好きなものを差し入れてもらって良いと言ってもらいました。
私はもともと朝はどうしてもコーヒーがないと駄目な奴なので
1週間ぶりの朝のコーヒーはとてもおいしく、やっと
元の生活に戻れるんだ、という気持ちになってきました。

でも、今日もできるだけベッドに寝たまま過ごし、食堂へ
お湯を取りにいったりするのは車椅子を使います。
おかげで、今日はもう脚のだるさはだいぶ楽になりました。

この日からは昼前と夕方の検温もなくなり、血圧も酸素も
測りに来なくなったので、なんだか嬉しいような
寂しいような不思議な気持ちです。

夕方には、息子の1,2年のときの担任だったM先生が
覗きに来てくれました。

病院で食べる最後(になるはず)の夕食も終わり、やがて
7時ごろには休む同室のおばさまたちに合わせて病室の
明かりを消し、1人でテレビを見ます。
本当に明日家に帰れるというのが、だんだん実感として
沸いてきて、なんだかしばらく眠れませんでした。