雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

自閉症スペクトラム学会研究大会(2)

2006年08月20日 | 「発達障碍」を見つめる眼
同じ時間帯に開かれる自主シンポは私たちのものも含めて3つ。
他の2つは誰もが知っている大御所の先生が開かれていたり、
外国から当事者のかたを招いていたりします。
さてさてこんな中で私たちのシンポに来てくださる方が
どれだけいるかしら、と少し心配になりましたが、ふたを開けてみると
それでも去年よりずっと多い70人ほどのお客さんが入ってくださいました。
私たちの応援団長であるT先生も会場のほぼ真ん中に陣取って、にこにこと
見守ってくださっています。

まずは司会のまつこさんが挨拶。

次に、私が「私の仕事は『おかあさん』~息子から教えられたこと~」の
演題で話します。
内容は「NO TEACHER」のエピソード、息子のトイレトレーニングの話、
親だからできること、親にしかできないこと、親がただ親であり続けるために
専門家ができること、など。
本邦初公開、ちびくまの写真も数枚お見せしました。

続いて、こくっぱの母さんの発表。
主に長男ハカセくんの歩みを中心に子育てのあり方、考え方について
いつもどおり力強い話に、私たちも引き込まれます。

さらに私たちの発表内容を踏まえてひいろさん、朝倉玲さんがコメントと
自らのエピソードを紹介します。

まつこさんの舵取りでその後4人でひとことずつ教育に望むことを述べて
タイムアップ。
もっと時間があれば、会場から質問などいただきたかったのですが残念でした。

私は最初緊張でハンドマイクを握る手が少し震えていたのですが、
会場のあちこちでブンブンと頷きながら聞いてくださる方、
話の節々で拍手のジェスチャーを送ってくださる方、
とても熱心で好意的な雰囲気にすっかり嬉しくなって、元気に
話し終えることができました。

前回は発表が始まるなり「なあんだ」という顔で出て行ってしまう人が
いたりで残念なこともあったのですが、今年は皆さん(入ってきたときは
半信半疑だったかもしれないけど)最初から最後までしっかり
聞き続けてくださった方がほとんどで、とても嬉しく思いました。
結局、途中から入ってこられた方を含めて、80名ちょっとくらいの
皆様に聞いていただけたようです。

終わってから「とてもいい話を聞かせてもらって、ありがとうございました」と
わざわざ個人的に声をかけに来てくださった方もあり、
昨年に続いて、とても「やってよかった」と思える自主シンポになりました。