千字のおもい


徒然のことを千字を超えずに載せていきます。

意地悪になる時  

2023年11月30日 | 徒然の記
最近、地下鉄ホームへの上り下り、デパートの階上や階下への移動には階段を利用したことがない。エスカレータ―かエレベーターだ。エレベーターがあればそれを利用する。そして、エレベーターはどういうわけか上行、下行の操作パネルの前に立つこと多い。特に急いではいないので大抵は「開」のボタンを押し続けて他の人が降りてから降りている。反対に「どうぞ」と奥の方から先に降りることをうながされることも結構多い。そんな時は礼を述べて甘えることにしている。
中には、2~3人で大声だしながら、または大きい荷物を乱暴に引き込むように乗ってくる人がいる。周囲に軽い挨拶くらいあればいいのにと思ってしまう。
そういう人に対しては、先に降りてもらうことはしない。「お先に」と私が先に降りている。
誰も気づいていないだろうが爺の意地悪になる。
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防犯カメラ 

2023年11月28日 | 徒然の記
顔にモザイクのかけられた女性が、駐車場に停車している車を釘か何かで疵つけながら1周している。その映像がニュースになつていた。手元は不自然にならないように下におろしいかにもさり気ないふりをして歩いている。周囲からはそのような行為をしているとは見えないだろうし、本人も確信しているはずた。ところが映像としてしっかりテレビに映っている。今疵つけられている車の車載カメラからのようだ。今の時代、どにだって防犯カメラはある。我が家の玄関チャイムもカメラがある。
貴金属店の強盗、お寺の賽銭泥棒、無人販売店の窃盗等々防犯カメラに撮られニュースで取り上げられているのが多い。彼等は防犯カメラについて予想もしないのだろうか。幼稚すぎることに腹が立つ。
ニュース等で公開される映像は顔にモザイクが掛けられているが、それを外ずして映せと時々思う。が、裁判で罪の確定する前はプライバシーの保護が優先するということかも知れない。
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激走!日本アルプス大縦断 

2023年11月26日 | 徒然の記
60余年前、大学生だった頃山岳部員だった。日本アルプスではないが、季節を問わず飯豊連峰の縦走をメイン活動としていた。夏の縦走でも、20㎏からのリュックを背負い2~3日かけての40㎞の山行きだが、綿密な計画を立て実施した。山仲間との登山だった。
表題はテレビのドキュメント放送だが、内容は少し様相が違っている。北アルプス、中央アルプス、南アルプスの総距離415㎞を8日間の制限時間で縦走するという個人のレースだ。コースには剣岳、槍ヶ岳。木曾駒ヶ岳等名だたる山がある。途中山小屋で休むこともできないという。参加者は運動靴、半袖のシャツと軽装にみえる。途中、身体の不調で食事も取れない人、高山での濃霧、強風の中をよれよれになつて歩を進める人、誰もがゴールを一途に目指している。里にはチェックポイントはあるが山中の救急体制はどうなんだろう。テレビでは触れていない。
このような過酷なレースに完走者がいることに驚いた。
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携帯電話の最終はスマホ ? 

2023年11月23日 | 徒然の記
現職で役職が中堅の頃、家庭や職場との連絡が増え固定電話では間に合わないことが多くなった。
外出時の通信手段として初めに利用したのはポケベルだった。主に妻との連絡だったが、数列の連絡で、0906〈おくれる〉、724106(なにしてる)、4510(しごと)等の略語で、必要となれば固定電話での確認となった。
間もなくPHSが出現したが移動する車では使用できなかった。次に折り畳み式の携帯電話(今のガラケー携帯)、続いてスマホの出現となる。
ポケベルからスマホが出現するまで本当に短期間だったような気がする。それからのスマホの形態は変わらず、機能が小型コンピューターとなってきた。各種のチケット購入、金融機関との連携、音楽鑑賞、情報の発信・授受等々生活のほとんどに役立っている。自宅のパソコンと連動させることで、それがいつそう容易となった。
このように進化したスマホは携帯通信機としては、形はスマホのまま残ると思うが。どうだろう。

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新築住宅、出窓がない 

2023年11月21日 | 徒然の記
秋晴れの中、バスの窓から新築の家々があちこちに見える。ふと気づいたことだが、それらの家の壁面は垂直でフラットだ。出窓がないのだ。相対的に白をベースにした色合いで近未来の住宅はこのようになるのかと早とちりしそうな気がする。
20年ほど前の新築は出窓をつけるのが流行りだった。我が家も腰高の位置に出窓を作った。室内から見ると広がりがあり、小鉢の植物等を置くと部屋内に奥行が出る。外から眺めても壁面の起伏がアクセントになり気に入っていた。だだ、この出窓は開閉することがなく外気の取り入れ口とはなっていなかった。
先日、新築当時より行き来きのある建築会社社員が挨拶に来たので、最近の住宅建築の出窓について尋ねてみた。彼によると、出窓は太陽光を取り入れやすく、風の影響も受け、かつ断熱性に劣る。それが冬寒く夏暑い住宅になり嫌われているという。出窓仕様はなくなつているのが今の傾向だと言う。
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「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」  

2023年11月19日 | 徒然の記
上は病院の待合室の雑誌に載っていた広告のエッセイ本の書名だ。著者は佐藤愛子とあった。98歳が日々の暮らしの中から題材をどのように見つけるのかその感性が知りたくなった。購入するのでなく市民図書館より借りて読むことにした。
後書きに2019年~2021年に「女性セブン」に掲載されたものとあるが、2021年に98歳ということになる。最終章が98歳時の執筆になっている。作家活動を止めるかどうかを迷い、医者に「書くのを止めたら死にますよ」と言われたことを中心とする内容だった。断筆とも言い切っていない中途半端な内容に見えた。その他は、幼い頃の出来事とか戦後口ずさんだ歌の思い出を綴ったものが大半で、98歳が今の世の中に何が見えるのか、それをどのような文章にするのかを期待したがそれは適わなかった。
それでも、一つの話題が3千~4千字になっている。96~8歳でこの文章力、プロはやはりすごいと思った。
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点字、初体験  

2023年11月16日 | 徒然の記
ショッピングモールに点字の体験コーナーがあった。点字については小さい桝の中の操作は苦手でいつも素通りしていた。
今日は誘われるままその点字を体験してみた。小さな桝が並びその中にある6個の穴を利用してピンで用紙に点を並べるものだ。「あいうえお」の母音の点と「か行」~など行の点も決められている。それを組み合わせて文字にするのだがローマ字の書き方と同じだ。
組みあわせて文を作ってみるのも楽しそうだ。家に帰って下のような点字用紙もどきを作り鉛筆の点で短文を作って楽しんだ。
視覚障害者のために点字本を作るなど、ボランティア作業の人には敬意を表したい。最近はキーボードの操作で点字を打てるアプリもあるそうだが、手作業の点字作業よりはるかに効率的という。視覚障害者が過不足なく文書に触れられるのはいいことだと思う。
年齢的にも点字作業に奉仕はできないが、よい体験をしたと思っている。






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通所リハビリテーションから 

2023年11月14日 | 徒然の記
持病からくる下半身の筋肉の衰えと痺れ、それに平衡感覚の乱れから杖を頼りにした生活をしている。要支援1が認定され週1回通所リハビリテーションに通っている。
この施設の機能訓練はマシーンと平行棒の利用、それに椅子に座ってのストレッチだ。多くの通所リハビリテーションからここを選択したが、指示される運動も全てこなせるし負荷も適度で自分に合った施設と思っている。
最近、この施設の利用者が増えてきた。中にはマシーンの利用、平行棒の歩行訓練、椅子を利用したストレッチがしつかりできないほど身体機能の麻痺している人が3~4人いる。担当者の指示するように体を動かせず時々休んでいる。これでは機能の維持、ましてや向上は無理だろう。継続できる緩やかな運動を指導する通所施設を選べはよいのにと思う。
ケアマネージャーと相談しているはずで、ケアマネジャーがしっかり教えてくれなければいけない。
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せん妄  

2023年11月12日 | 徒然の記
前回の入院でもそうだが、今回の入院(先日退院)でも「せん妄について」というチラシが病院より渡された。せん妄の症状の説明と家族の接し方等が書いてあった。
そのせん妄は、亡くなる2ヶ月前の妻にも現れていた。7年前のことだ。仰向けに寝ているベッドで胸元の手は野菜を刻む動作をしている。何をしていると聞くと、料理をしているから夕ご飯もう少し待ってと言う。その様子を思いだすとやりきれない気持ちになる(日記7月・平成29年7月24日)
話変わって、私の入院治療は点滴とリハビリだ。読書をしたり音楽を聴いたりしていることが多い。音楽はイヤホーンを使っているが、仰向けに寝ながら腕を振ったり指先で布団を打つようにしたりしてリズム取っている。
この仕草を離れたところから見れば、せん妄の状態とかん違いする人がいるかもしれない。それに気づいた時体の動きは止まっている。
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秋の句UP

2023年11月09日 | 俳句をつくる
11月8日、昨日は二十四節気の立冬だった。猛暑日の続いた型破りの夏に、領分を侵されたような秋だった。とはいえ、要所要所で秋の気配を楽しむことはできた。そんな心の記録だ。






秋の句一覧   2023.8.8~2023.11.7

庭椅子の尻辺のぬるき残暑かな
かけ声の三で絶えたり長縄飛び
「それくれ」に「これ?」と応える秋の昼
秋うらら男洗濯終へて昼
ハンバーグの嵩に大口文化の日
今日の月雲のパレオをまとひけり
食台を箸に追はれる秋の蠅
バックミラーに迫る車影夜夜の月
紅唇のそろそろ啜るとろろ汁
飛行雲緩む円弧の秋高し
首振りの風に身を寄す残暑かな
電柱の影に身を寄す残暑かな
秋暑し庇の下に書を開く
秋の蠅真広の部屋に消えにけり
扉を開き外に出でてみよ秋きたる
哀れ蚊の老いのかいなにしがみつく
跳ぬるごと看護師のゆく九月尽
夕影や昏き土塀に曼珠沙華
杉鉄砲できて児にいふ熊撃つか
雲割れてかわたれの野に秋日影
声高になりゆく会話敬老日
棚経の遺影のまなこ光をり
宵なかば未だ消えざる夜学の灯
中秋やイヤホーンの音漏れざるや
天辺を朝霧覆ふオフィスビル
つる草の絡む杖先秋野かな
庭石をまたがす梯子松手入
次に乗る人もまた杖文化の日
もみじ葉の早瀬の渦を抜け出せず
秋の夕男料理を始めしか
杖のみち行く先見えぬ秋の暮
韓流のドラマ見終へぬ更待月
三才の笑顔弾ける竹の春
喪服着て鏡に背みる寒露かな
行く秋を伴走杖にウオーキング
洗濯物干されしままの夜夜の月
筋力の衰へに立つ花野かな
幼き日の記憶の狭庭ほうし蝉
ほのと吹く風に蓑虫父思ふ
雨上がる庭にここぞとすがれ虫
身に染むや土手より蹟へ人の影
手の凹に児のくれゐたる一位の実
朝霧やまどろみ残る街の上に
下校の子一人遅れる草の花
敬老日機能検査の乾ぶる指
腰痛の居座るままや冬隣




コメント (2)
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