千字のおもい


徒然のことを千字を超えずに載せていきます。

ビンゴ大会から  

2023年12月31日 | 徒然の記
1年を振り返る時、老いた身にも幾つかの出来事はある。
その一つが要支援1の認定で通所型独自リハビリを受けていることだ。週1回、当該施設に通い運動をしている。
先週は、その施設の、クリスマスや年末のイベントとしてビンゴ大会があった。私は土曜日の利用なのでそれは昨日行われた。賞品は職員の手作りでお得感がなく、楽しく過ごすためのイベントだった。私は1等賞だったが賞品は職員の手書きのメッセージが飾られた紙人形だった。それには「一期一会。皆さまとの出会いは私の宝物です。❍❍」「楽しく健やかに。皆さんと共に免疫力アップ♪❍❍」「みなさまに笑顔をお届けします。❍❍」等があった。日頃の職員の利用者への接し方の優しさが文面に表れている。
これらの文面をみて感じたこと。この賞品を手にするのは個人だ。親近感を持たせるために「皆様‥」でなく「あなた‥」など2人称だったら手にした人はうれしいのにと思った。
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「ひきこもり」と「冬籠」  

2023年12月28日 | 徒然の記
前回、無気力となった日ゞのことを書いたがしなければならない仕事はした。風呂を沸かすことと夕飯の用意だ。それにブログのUPもあった。
そして、今日は気分転換もでき買い物のため外出した。世の中で言う「ひきこもり」という状態でなかったのかも知れない。
「ひきこもり」とニュアンスの似た言葉に「冬籠」というのがある。雪国で雪が深いために家の中に籠って生活することを言い、俳句の冬の季語だ。この言葉はマイナーの意味でなく閉ざされた小さな空間の内に楽しい空間が広がっているというのが本意だとある書籍にあった。そして次の俳句とその意味が紹介されていた。

金屏の松の古さよ冬籠り   芭蕉
━松を描いた金屏風のある旧家。それに見入っている芭蕉━

冬籠り心の奥のよしの山   蕪村
━京の町の我が家に冬籠りしている蕪村の心には花盛りの吉野山が広がっている━

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「ひきこもり」2日間   

2023年12月26日 | 徒然の記
ひきこもりが社会問題となつているが、内閣府の調査で2022年のひきこもり状態にある人は約146万人とある。「ひきこもり」とは、生活空間がぼぼ家の中のみと狭小化し、活動性が低下し心身両面の活動力を失っていくとある。
この2日間、私がその状態だった。寒い日もあったが暖かい日もあった。天候のせいではない。庭にも出ず、テレビチャンネルを回してどうということない番組を見たり音楽をかけているがじっくり聴いているわけでもない。菓子などを見つけては食べ続けていた。
足が不自由なことと寒さに怖気ついたためというのでなく何かをする気力が湧かないのだ。この生活を続けると恐らく肥満になり一層体をもてあますようになるのか。
先に上げたひきこもりの人の症状は対人関係が気づけないとあるが、私も昨日今日の生活が続いた時を想像すると、そうなる気持ちが分かるような気がする。
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クリスマスイブ  

2023年12月24日 | 徒然の記
今夜はクリスマスイブ。クリスチャンではないが、子供が小さい頃は我が家も普段の夜とは違っていた。ホールケーキとローストチキン(衣がついていないのでフライドチキンではないと思う)の骨付き腿肉を前にして賑やかな食卓だった。部屋には小さなクリスマスツリーを飾ったりローソクを灯したりして、父、義母を加えて家族の揃うイベントだった。
だが、子供が育ち、ましてや妻のいない最近のイブの夜はイベントの意味合いは全くなくなつた。だが、習慣でケーキとチキン食べたい。ケーキはショートケーキ、チキンは1人1片の腿肉、それだけで済ませていたが、今夜もそうだつた。美味しく食べた。

ひい婆の鼻にクリームイブの夜  千字
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今期最強の寒波   

2023年12月21日 | 徒然の記
昨夜来から強い寒波が日本を覆っている。宮城県は日本海沿岸と比較すればさほどではないが、明け方は布団の中にいながら寒かった。
夕方になると各地の様子がニュースになっている。雪で真っ白に覆われた光景、雪がしんしんと降る光景は本当に寒々と見える。
でも、昼の光景を放送している場面でレポーターの言葉が少し気になった。降り方がそれほどでないのに「雪がしんしんと降っている」とか、うっすらと白くなった里山の映像に「真っ白に雪が積もっています」というレポートだ。
また、地元の人の逞しさを感じる時もある。レポーターの質問に対して、ドアが破れて雪が吹き込んだという家の人は「ドアが破れて家の中に雪が入った。ハッハツハッ」と、雪搔きをしていた女の人は「起きてびっくりや~。ハツハッハッ」と、大変でありながら笑い声を交えて答える。
我が家も、足は不自由だが積雪に備えてスコップを玄関脇に用意してある。

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次元は違うが話題になる 

2023年12月19日 | 徒然の記
大谷翔平が米大リーグのエンジェルスからドジャースへ移籍となった。移籍金が「年俸1015億円余」とニュースの見出しにあり私は異次元の世界と思いながらも初めは勘違いして理解していた。年俸とあつたから1年間の収入と思い込んでいたが違った。10年間の収入で、年収にすれば101億円余となる。それにしてもけた違いだが、すごいねといいながらわずかな金額の年金生活者でも話題にする。世界の大企業であるマイクロソフト社の社長なり、ベンツ社の社長の収入には他人事だが大谷翔平の収入は話題になる。
これは、ワールド・ベースボール・クラシックの活躍とニュースに報道される彼の人間性のよさが我々に親近感を持たせるからだろうか。
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杖の突き方  

2023年12月17日 | 徒然の記
舗道を歩いている時、対面より近づいて来る人が、必要以上に大きく避けているような気がした。
商店のガラス窓に映る自分を見ると20㎝か30㎝身体から離して杖を突いていた。対面から来る人はその杖に触れないように私から離れてすれ違っていたのだ。
定期的に持病の入院治療(点滴)を受けているが退院後1ヶ月ほどで治療効果が薄れてくる。そのため痺れやふらつくことが多くなり身体をしっかり支えようと外側に杖を突いてしまうようだ。それも杖は利き腕で持たないと不安になる。
だが、この杖の突き方を変えなければと思う。使用しているのは1本杖だが体を預けるようにして使うのは転倒の恐れがある。これからは身体のバランスをとることと歩行のリズムをとることとし体側より離さず軽く突くようにしていきたい。歩行距離を伸ばすことは考えずに休む回数を増やすことにする。
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壁  

2023年12月14日 | 徒然の記
熊出没のニュースが毎日のようにある。民家の庭に出没したり建物内に侵入したりされては住んでいる人は不安この上ないだろう。どのように解決するのだろうか。まさか、人間の居住区域を囲む壁を造るということはないと思うが。そうなれば、熊が広い山野に住み人間は狭い人里に閉じ込められたと後の世の人は云うだろう。
壁といえばいろいろの壁を思いだす。最近は、イスラエルがハマスとの間に作った壁、少し前では、東日本大震災の後、宮城県知事が海岸線に造った防波堤(壁のようなもの)、34年前にベルリン市民によって破壊されたベルリンの壁もある。
国と国の間にある壁は簡単には解決できなない主張があるのだろうが、壁というのはマイナーなイメージを持つ事多い。それなのに、今、世界には45ヶ所の壁があるそうだ。
熊の話に戻すと、人の知恵には計り知れないものがある。壁を造らない解決策を考えてくるだろうが、今の自分には想像もつかない。
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ゆきついた庭    

2023年12月12日 | 徒然の記
22年前に亡くなった父は素人ながら庭の樹木は自分で剪定していた。私は重い物を運ぶ時手伝うのみで一緒に仕事をしたことはなかった。
それなのに父の死後、庭を残して家の建て替えをした。退職後でもあり庭の手入は自分でする覚悟だった。農業園芸センターの講習会に参加し脚立や梯子を購入し松など樹木の剪定を自分で始めた。勿論素人丸だしだが庭は表通りになかったので恥ずかしいとは考えなかった。
ところが5年前、罹患した難病の障害で梯子に上れなくなり以前庭師をしていた人に剪定を依頼することになった。小遣い稼ぎらしく安い価格だった。
そして先日、その人から体を壊し庭仕事は止めますと連絡がきた。さて、困った。別の人に頼めば10万円はするだろうが毎年ではその余裕がない。そこで所々にある庭石を生かすことにして樹木を伐採することにし、一昨日、樹木の伐採をした。
結果、品のない京都の石庭を眺めるつもりになっている。
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バス内寸景 

2023年12月10日 | 徒然の記
バスで帰宅途中、前方から「運転手さん、横断舗道の上に止まってだめじゃないの」と男の声がした。それに対して運転手は答えることなく、男もそれ以上何もなく沈黙した空気が流れていた。
フロントガラス超しに外を見ると、バスは横断歩道の上に停車している。信号の変わるタイミングと前の乗用車の停止のタイミングで横断歩道の上に止まらざるをえなかったのだろう。このようなことは、かって運転していた時、私にもあった。
だが、運転手は運転ミスを指摘されるのは腹正しかったに違いない。それが無言となつたのだ。ここで言い訳したら指摘した男も反論し争いとなっただろうが、その無言に対して男はそれ以上何を言わなかった。
そのうち運転手も通常の停留所案内に戻った。やがて、降りる停留所がきたのか男は運転手に軽く会釈をして降りて行った。
停車の仕方を注意した男とされた運転手はお互い無言だったが何かしら通じるものがあったような気がする。
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