千字のおもい


徒然のことを千字を超えずに載せていきます。

空港ピアノ・駅ピアノ

2019年03月31日 | 徒然の記

各国の空港や駅にピアノが置かれてある。そのピアノの前に旅行者等が入れ替わり座りピアノを弾く。大勢の人が居る所で演奏するのだからそれなりに自信のある人だろうが実際上手だ。演奏者はどこの国の人か、現在の仕事は、ピアノとの関わりは等々フリップや談話で紹介される。一人一人の人生が見えてそれに共感し何故か感動させられる。その演奏をじっと見ている人のアップの映像を見て、また別の感動が湧く。

BS放送NHKプレミアムで放映されていた。3度目の視聴である。

空港や駅にピアノを置くだけで人はかつてにピアノを弾きそこから演奏者の人生や人となりを描きだす。この演出が素晴らしい。そして、人は大なり小なり人生にドラマを持っていて、一人一人がヒロインでありヒーローなのだと気づかされる。

放送日を確認し録画予約をした。しばらくは空港ピアノ、駅ピアのを楽しみたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死亡広告を見ては泣いていた父

2019年03月28日 | 徒然の記

町内会の有志が何人か集まり月2回麻雀をしている。
最近、毎度参加していた人が来なくなった。幹事に聞くと亡くなったという。癌ということだ。麻雀だけの知り合いで近しいわけではないが、知っている人が亡くなるのは寂しく辛いものがある。

18年も前になるが、父は88歳で亡くなった。
その父がよく新聞の死亡広告を見ては涙を拭いている姿があった。
近しい人、または名前を知っているだけの人など同世代の人が亡くなっていく寂しさだったのだ。

父のように涙を流すほどではないが、亡くなった人はもう居ないと思うと胸が痛い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

物忘れに対する小さな工夫

2019年03月26日 | 徒然の記

認知症。
高齢化社会に付き物であり、我が身にも兆しがあるかと気になっている。忘れることが殊の外多くなっている。

気軽に置いて、後にどこだっけと探すものは眼鏡とスマホが抜きんでている。
老眼があり眼鏡は物によって着けたり外したりする。スマホは何気なく置くことが多い。それでよく置き場所を忘れて探すことが多かった。

探す手間を少なくするために眼鏡、スマホの置く場所を居間、寝室、書斎、洗面所とし、それもピンポイントに決めておく。特に眼鏡の場合は小さいフックを作ってそれに掛けるようにしている。寝室はベッドの両側にあるから2か所、都合5か所ある。

使おうとする時、何処?と思っても、探す場所が4ヶ所あるいは5ヶ所に決まっているので直ぐ見つかる。今のところ不都合は全くない。

その他、物忘れに対しての工夫、小さな取り決めは色々あるが我ながらいじらしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

語らう人のいない寂しさ

2019年03月24日 | 徒然の記

プロ野球選手・イチローが引退した。一昨日、昨日とどのテレビ局もイチローの偉大さを紹介する番組を組んでいた。

野球技術の卓越していることに加えて、力量に裏打ちされた主張を堂々としていること、それが嫌味な話し方でない人柄が好きである。

生前の妻もイチローが好きでよく一緒にテレビ観戦をした。
イチローやそのプレー等について語り合った時の妻の様子が思いだされる。

そのイチローが野球を引退したのである。

そのことについて語り合う妻はもういない。社会の様子も変わっていくが、それらを語り合う相手がいないのは寂しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天ぷらは外食で

2019年03月21日 | 徒然の記

妻が逝ってからは、家庭料理に天ぷらはない。妻の使った天ぷら鍋はあるが、後始末と油の保存が面倒で天ぷらは作っていない。
天ぷらは揚げたてが美味しい。
惣菜店で買い家に持ちかえった天ぷらは、いろいろ試してみるがどのようにしても揚げたてにはかなわない。
そのため天ぷら料理は外食で食べることにしている。

天ぷらだけでなくフライもそうである。
ただ、カツカレーだけは別で、惣菜店で買い求めたカツを使って家庭料理としている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

連れ合いに逝かれた辛さ切なさ

2019年03月19日 | 徒然の記

昨日のニュースだが、ロック歌手・内田裕也が死去した。妻であった女優の希木樹林の死による喪失感の消えない中での死と報じられている。

私と世代を共有した人が死んでいくのは本当に悲しくなる。特に、内田裕也の、妻に先立たれた悲しさ切なさを思いやると、わが身につまされたようで辛く切ない。

自分を振り返った時、妻の死による喪失感はあったが、どん底の喪失感には至っていないように思う。それは妻を喪った切なさ辛さをこのブログに吐露し、傍ら家事、俳句作り等々外へ向けて働きかけをしたことによるものと思う。

妻に先立たれ、そして追いかけるように逝った内田裕也という人に哀悼の意を表したい。

間もなく私もそうなるのは間違いないが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音楽の感動を言葉で表現するには

2019年03月17日 | 徒然の記

ヴァイオリンニスト・川井郁子の演奏を聴いた(テレビ視聴だが、テレビの音響もよいので時々聴く)。「The rose」という曲で40年程前に制作された映画の主題曲のようだ。
心に何かを訴えるようにじっくり聴かせる曲だった。映画では主演女優だったベッド・ミドラーが歌ったそうだが、さっそくその曲をダウンロードして聴いている。
ヴァイオリンの演奏で聴くのもいいが歌手の歌う「the rose」もいい。じいっと聴き入ってしまう。

この感動をどのような言葉で表現したらよいのかわからないことに気づいた。ヴァイオリンニストの川井郁子は「未来への希望と祈りが込められ、大きく包まれるような愛と希望を感じました」と感想を述べている。

なるほど私にはできない表現である。
が、できないで終わりにはしたくない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

掃除は手抜き?

2019年03月15日 | 徒然の記

腰痛と足の痺れのため椅子を主とした生活で床に座るということは少ない。
ただ、洗濯物を畳む時は床に腰を下ろしてする。居間でテレビを見ながらしている。

床に座っているとダイニングテーブルの下のごみが見える。随分とある。他を見ると、部屋の隅や廊下にも散らばっている。あわててじっくりと部屋中に掃除機をかけた。

よく、炊事・洗濯・掃除と言われるが、炊事は腹が空くから、洗濯は衣服の汚れは不愉快になるからやらないわけにはいかない。掃除は物の陰とか隅には目が届かないこと多く、なければないで済む。
ということは、自分の身に直接不都合を感じるもの、炊事、洗濯には手をつけるが、そうでないもの、掃除には手を抜いてしまうということだろう。

これが俄か主婦たるゆえんだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心の変化

2019年03月12日 | 徒然の記

妻が亡くなり火葬の後、焼き台に残った妻の白骨と対面した。その時、彼女の焼失した肉体と一緒に彼女の霊も全て無になったような気がした。
その後墓参りをしても位牌の前に立っても、そこに妻の霊はいないという思いが頭の片隅にあった。

テレビドラマの中で、父が死に、残された母と子が父を忍びながら哀しみを乗り越えようとするシーンがあった。
墓の前に立つ母子には父の霊がそこにあり精神的な繋がりのあるのが必然といえるようなストーリーの展開である。

そのシーンに涙を流しながら妻の霊も同じなんだと思うことにした。墓や位牌に彼女の霊が佇んでいるのだと。

そんな事を考えていると急に妻の墓参りがしたくなった。
久しぶりの雨降りだが寺に行き墓参りをしてきた。

  

   春雨やにわかに妻の墓参り   千字    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不注意で入った喫煙者ルーム

2019年03月10日 | 徒然の記

今日は午後より句会があり街に出た。駅近くのレストランで軽く昼食をとることにし、セルフサービスでトレーを持って奥の席に着いた。
近くの席で喫煙している人がいたがそれほど気に留めずにいた。
が、そちこちの席で煙草を吸う人が増えてきた。

周囲を見回して気づいたが自分は喫煙者用の部屋に座ったようだ。
今は大抵の店は喫煙不可になっているのでそれに慣れてしまい部屋を確かめずに席に着いたのだ。

25年前までは日に40本のヘビースモーカーであり、気に掛けず席を変えないでいた。ところが喫煙者が増え、時間が経過すると咽に違和感を覚え胸の内が不快になってきた。

間もなく店を出た。

だが、喫煙者や店側をせめたくない。部屋の前の表示を確かめなかった自分の不注意が悔やまれる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする