足腰に力が入らくなり、庭の手入が全く出来ず、昨年の暮れ樹木を伐採した。渺々とした雰囲気の庭にもそれなりに満足している。
その庭の端に1坪ほど空き地があり、かっては胡瓜などの野菜、秋桜の花等植えていた。今年はほとんど手をかけていないが、昨年まで植え放しにしていた青紫蘇と雑草が茫々と生えている。その中に3本の朝顔の蔓が地面を這い、6~7個ピンクの花を咲かせている。この地には朝顔を植えたことがないので、小鳥が運んできた種子が芽を出したのだろう。
地を這う朝顔をみながら、50年程前、よく子供を連れて行った海水浴場の光景を思い出していた。浜昼顔の光景だ。熱く灼けた砂浜に地を這うように群生していた浜昼顔だ。葉は朝顔より肉厚でぼってりしていたような気がする。花の色も夏の太陽の下白々しく見えていたように思う。朝顔のようにしっかりした青とかピンクの色ではななかった。
地を這う朝顔では情けなく、2本の支柱を立てて地面より立ちあがらせてやった。
地を這う朝顔では情けなく、2本の支柱を立てて地面より立ちあがらせてやった。