東北のこの街は今が桜満開。よく見られる桜の品種は染井吉野と聞く。この桜は大振りで密集して咲くので華やかだ。そして街の中、郊外どこでもみられるのがいい。
吉野山の桜をはじめ、京都の寺院と桜、お城の景観と桜、川や湖の水と桜など桜の名所は各地にある。これれらの多くは離れた場所より眺めた景観になる。
だが、お花見は桜の懐に入っての楽しみだ。桜の木が立ち並び花に覆われた下に茣蓙を敷いて、家族、仲間が寄り集まって飲み食いする。散つてくる花びらを手で受けたり盃の酒に浮いた花びらを見ては有頂天になったりする。仰向いて見上げると桜の花が眼の前いっぱいに広がり空が見えない。その隙間から空の青が見える。
今日は、家族でお花見をした時を思い出しながら公園の桜の下で暫く時を過ごした。ということで駄作。
手枕の花花花の隙に空 千字
