気まぐれ日記帳

思いつくまま・・・

Michel Camilo & Tomatito

2006年06月01日 | 音楽
ジャズ・ピアノのMichel Camiloとフラメンコ・ギタリストのTomatitoのスパニッシュ・タッチのジャズ・アルバム「Spain」が届いた。

ジャズの名門レーベル「Verve」なんだけど、まるっきり「やる気」が感じられないジャケットだ。
ゆるゆる系を想像させるが、ジャズ・ピアノとフラメンコ・ギターという異種格闘技色の濃い内容。
冒頭のアランフェスから、ぐいぐい引き込んでいく。

チック・コリア&アル・ディメオラ又はパコ・デ・ルシアあたりが演奏したら、もっと洗練された雰囲気になるような気がするが、このデュオの微妙な感性のかけ違いが、妙にスリリング。

勝手な想像をするならば、
初の顔合わせだから、相手の手の内がわかならい・・・
曲は決めたものの、きっちりコンポーズできないので、出たトコ勝負。
でも、負けたくないから頑張っちゃうぞ。

そんな感じだったんだろうか。

テーマのユニゾンは、相手に気を使いながら渋くやってる。
ソロとバックに別れた時に、緩なソロ部分で妙にバッキングに気合いが入ってたり、急なソロのバックはお手並み拝見って感じ。
そしてかけあいも微妙にかみ合っていない。

ハラハラさせられるけど、「さぁ、どうだ!」って切り札出しまくりなので刺激的なのだ。

なかなのヒットになったらしく、「Spain Again」という2作目もリリースされた。

こちらも聞いてみようかな。
コメント
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