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気まぐれ日記帳

思いつくまま・・・

クリスマスキャロルが流れる頃には

2009年12月19日 | 音楽
クリスマスキャロルが
聞こえる頃まで
出逢う前に戻って
もっと自由でいよう

クリスマスキャロルが
聞こえる頃まで
何が大切なのか 一人考えたい♪

この時期になると稲垣潤一のこの歌が必ず流れます。
前に進むか、終わりにするか、元に戻すか、黙っていたら別れが待つだけ。
はっきりしないと別れはもっと後味の悪いものになる。
男と女に限った話ではありませんが。

さてさて・・・

今日は、がお風呂の換気扇の調子が悪いと訴えてきましたので、分解掃除。
墓石が割れたというので確認に行って、帰ってきてから床のワックス掛け。
本日も頑張ったっすよ。

そろそろ、来年の目標を考える時期ですね。
自分のために使える時間が少し増えそうなので、と旅行したり、ギターの練習まじめにしようかな・・・

Every breath you take

2009年11月08日 | 音楽
オーディオ・テクニカのATH-AD900という2万円程度のヘッドホーンを使っています。
解像度が高くて、今まで聞こえてこなかった音が聞こえます。

村治佳織の「Transformation」という私の好きなアルバムがありますが、このCDをAD900で聞くと演奏以外の色々な音が聞こえています。

特に息を大きく吸い込む時はかなりはっきり分かりますが、そのタイミングも音楽の一部になっています。
音楽に没頭し、音楽とともに呼吸しているんですね。
この集中力は、とても真似できるものではありません。

例えばラストワルツでは、すっと息を吸ってから弾き出します。
このような出だしの音は編集で簡単に削れる部分ですが、エンジニアの方はそれも音楽の一部として、あえて残したんだと思います。

普通に聞く分には聞き逃してしまうと思いますが、ロンドンデリーの歌ではスタジオで何かが倒れたような音が聞こえます。
また、実際に演奏経験がある人なら、消音の際に誤ってかすかに音を出してしまったとか、指が滑りそうになった音とかも分かると思います。

それらはノイズではなくて、機械ではない血の通った村治佳織の演奏の緊張感やライブ感を伝える要素になっていると思います。

最近の録音は、こうした要素は「雑音」として押さえているようですが、私は残っていたとしても生々しくていいかなと思いますが、皆さんはどう思いますか?

ジャズは鼻歌までも録音されていますし、クラシックでも最新の録音だすと指揮者が息を吸う瞬間やピアニストの椅子がきしむ音なども聞こえますが、かすかなもので音楽を邪魔するようなものでなかれば、それもひっくるめて音楽だと思います。

感覚以上

2009年11月03日 | 音楽
土日が仕事や社員旅行で2回跳んでしまったので、久しぶりのお休み。
でも、お持ち帰りの仕事で半日を費やしました

昨年から職場の人間関係に疲れることが多くてねぇ・・・
これも仕事のうちなんですけど、考え方があわないのは疲れます。
今年度の出勤予定日が残り97日だと考えると、だましだましいけそうな気もします。

ちょっと斜に構えてます。



さてさて・・・

Napsterで検索していたら、日本語直訳ロックの「王様」に再開(?)しました。
最新作は「帰って来た鋼鉄伝説~金の巻~」

目についたのがボストンの「More Than Feeling」が「感覚以上」
そりゃそうなんだけど・・・

1976年の作品で、高校生の時に聞きまくった曲です。
イントロのアコースティックギターからソロ、バッキングにいたるまで、音作りも含めて完全耳コピしました・・・

演奏自体は完全コピーで、オリジナルアーティストのライブよりうまいと思えるレベルですが、

IT'S MORE THAN A FEELING.
WHEN I HEAR THAT OLD SONG THEY USED TO PLAY♪

のサビが「時間を超えてー、思い出の曲を聴くぅー♪」てな具合ですから、歌が始まった瞬間に「ださぁー」とずっこけました。

というか、ずっこけすぎて、涙がでそうでした

ヴァン・ヘイレン・バージョンの「You Really Got Me」にいたっては、

GIRL!
YOU REALLY GOT ME NOW♪

が、「娘ー、お前に首ったけ」ときたので、息が止まりそうでした・・・

こうした笑いが、心を癒してくれます。

積木の城

2009年10月30日 | 音楽
今週も重たい一週間でした。
昨年から仕事で手一杯で、趣味にまで手が回らない日々が続いています。
給料をもらっている以上、それは仕方がないことかもしれません。

明日から社員旅行、土日ぐらい職場から解放して欲しいと思う気持ちもありますが、仕事を離れた共通の体験というのも、仕事を円滑に運ぶ上では重要なことで、深く考えずに楽しんで来るのが一番なのでしょうね。

さてさて・・・

アマチュア音楽を論評しているブログやホームページを見ると、哀しい気持ちになります。
アマチュアの音楽は、年に1回程度の発表であり、音源が販売されることはなく、その場にいない限り、その内容を知ることはできないものです。
正しいのか正しくないのか判断することができないのに、重箱の隅をつつくような、主観たっぷりの論評をすることに何の意味があるのか理解できなかったのです。

EPOのブログに、端的に書かれていました。
80年代に成功を収めた彼女、その後の音楽キャリアは平坦なものではなく、賞賛も浴びれば厳しい批判も浴びてきたのではないかと思います。
批評を受けるのも仕事のうちでしょうが、プロアマ問わず音楽家の本音を見た思いがします。

私の中のモヤモヤが一つ晴れた気がします。

Love Songs ~また君に恋してる~

2009年10月11日 | 音楽
有料音楽配信サービスのNapsterを開いたら、お薦めアルバムのコーナーに坂本冬美の「Love Songs ~また君に恋してる~」がありました。

テレビのCMで、昔流行ったフォークソングのカバー「また君に恋してる」が流れていましたが、ズンとくるものがありました。
洋楽マニアの私にも、日本の心(?)がしっかりすりこまれていたんですね・・・

石川さゆりが、以前、SAYURI名義で「ウイスキーがお好きでしょ」を含んだジャズアレンジによるスタンダード調のアルバムをリリースしたことがありました。
このアルバムは、そこまでは踏み込んではいなくて、演歌歌手が歌謡曲を歌うという感じです。
この曲集なら、もっとスタンダードに歌ってもと思うのですが、それでは坂本冬美ファンが黙っていないということで、こぶしはほとんどきかせないものの、ビブラートで演歌フレーバーを使うという形の歌唱スタイルを取っています。

最初は、若干抵抗がある演歌フレーバーも、すぐに心地よくさせてしまうのが、歌唱力なんでしょうね。
表現力は抜群だから・・・
「また君に恋してる」は、オリジナルアーティストのビリーバンバンとのデュエットも収録されていますが、バンバンから坂本冬美に切り替わると、四畳半からステージ上で情念たっぷりの世界に切り替わります。
すごく「濃い」のですが、「大人」を感じさせる渋いアレンジとあいまって、魂を鷲掴みにして揺さぶるような感覚は、癖になってしまいます。

その中で「会いたい」は、歌詞の関係もあるのか、一番シンプルな感じに歌っていて、個人的にはこれがお勧め。

テレビ番組の裏方を手伝わされたことがあって、楽屋裏に回った時に坂本冬美がいました。
遠目にも分かる舞台前のものすごいテンションというかオーラ、終わった後の「素顔」に戻った時の「普通の人」との落差にびっくりしたことを今でも覚えています。

この路線、今後も継続して欲しいですね。
人の心に語りかけるというのはこういうことを言うのでしょうが、着物から洋服に着替えて、さらに歌謡曲をボーカリストとして掘り下げて欲しいものです。

この人には歌謡界を変えるだけの才能があると思います。

ちょうどオフコースの「言葉にできない」がステレオから流れていますが「ラララ・・・」の部分だけで涙がでそう。

演歌歌手という看板をはずした「本音」の坂本冬美の歌をもっと聴いてみたいですね。

Portraits

2009年10月10日 | 音楽
最近、思うのですが、人間の心にもインフルエンザが蔓延しているのかなぁと。
エゴの強い人、クレーマーなど、自分以外も血の通った人間というのが理解できていない行為を見かける割合が増えたような気がします。
いい奴の条件は、「楽天家」、「謙虚」、「正直者」というアンケートを見たことがありますが、どれも相手を認めたり、手を取り合ってということが基本に立っていると思います。

先週のサイエンスZEROで、心と人工知能について取り上げていましたが、人間の心という実態のないものの根幹は何かというのを哲学者と工学者が論戦する場面がありました。
余分なものをそぎ落としていって最後に残る行動規範は何か?
私は赤ん坊の泣き笑いのような純粋なものだと思いますが、もし単なる生存本能だとしても、その本能に純粋なものをまとってあげたいと思います。

年を重ねるに従って、人工的なものから自然なものへ、複雑なものからシンプルなものへと興味が移っていくって気がしませんか?
心の不純物が年々たまっていくので、浄化しましょうという防衛本能じゃないでしょうか?

私も余分なものが貯まってきたよなぁって思うのです。
生活の目途が立ったら、風光明媚な所にでも引っ越して、しがらみを解き放って、好きなことにいそしみたいって思うようになりました。
それには宝くじを当てるしかないと、昨日、出張のついでにオータム・ジャンボを連番で買ってきました。

これって不純?

さてさて・・・

病んだ心(?)に、1枚のCDが届きました。
私が無条件でポチするアーティストは
・ソフィ・ミルマン
・アキコ・グレース
・山中千尋
・村治佳織
・ビートルズ関連
ですが、特に初回限定版DVD付きとなると反射的にポチします。

届いたCDは、その中の一人で反射的にポチした、村治佳織の新譜「ポートレイツ」。
オーケストラをバックにする作品が続いていましたが、久しぶりの全編ギターソロ
作品集、ファンは待ち望んでいたんじゃないかと思います。

彼女の演奏スタイルは、ハイテクに裏打ちされた綺麗な水彩画のような、裏を返せばあまり個性を加えない、前述の「不純物」のないものと思っていましたが、今回は村治佳織という演奏家の語り口が込められた「重さ」を感じます。

再録されたサンバーストも、6年前の録音より大幅にパワーアップ(?)していますが、さりとて左手のタッピングの見せ場はひけらかさないようにするなど、よりこなれたという感じがします。

良く知られたメロディーを、高度なテクニックが折り込まれたアレンジした曲が中心となっていて、こなれているので、聴いていて気持ちがいいですね。

武満徹の12の歌から、今まで取り上げていなかった残りの作品が収録されていますが、その中のどれかを練習してみようかな・・・
最初はトロイメライと思ったのですが、あのスローテンポで聴かせるには、すべての音を正確に鳴らす必要があります。
音をこぼすたびに心が病んできましたので、やめることにしました・・・

趣味のブランド化(その4)

2009年10月04日 | 音楽
楽天クライマックス出場セールって、全商品2%のポイント上乗せだったんですね・・・
通常は、カード利用の場合で2%ですが、楽天CS出場で2%、楽天勝利で1%、楽天カード感謝デーで2%と、全体で5%の上乗せ。
ガンガン買おうという意欲がそがれまして、シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROという一眼レフ用レンズを注文しました。
紅葉シーズンということで、焼津や奈良に遊びに行く予定があります。
出張で東京のイベントにも行かなきゃいけないので、標準ズームで使いやすいのが一本あるといいなと思って・・・

キットレンズは、マクロがきかないのと、写りが少し甘い感じがして・・・

三脚代わりに、JOBYのゴリラポッドもそろえました。

一眼レフ用はかなりごっつくて、カメラバッグにギリギリはいるって感じです。
とりあえず中をぶっちゃけてみると・・・



まだ、折りたたみ傘やガイドブック等は入りますが、かなり重い・・・
なんちゃってカメラマンごときがこれ以上機材を買ってはいけないということが実感できました。

さてさて・・・

鉄オタの次のブランド化考察は、音楽鑑賞。
いい音で・・・と言い出すと、湯水のようにお金のかかる世界で、究極は大音量で聞くことができるリスニングルームも作らなきゃいけないという泥沼のような世界。
私の友人は市販品に飽きたらず、アンプやスピーカーは自作しています・・・

近所のジャズ喫茶に行くと、○百万円のすごいセットがおいてあります。
それでジャズを大音量で聴くと、目の前にマイルスが・・・という感じになります。

ライブに行くと、音の分離はステレオの方がいいぐらいですが、ドラムやベースの音は体で感じますし、音に包まれるような感じになりますよね。
あの感覚は何物にも代え難くて、泥沼にはまっていくのではないかと思います、

これは、お金があって、リスニングルームという相当な条件がそろった人でないと無理ですよねぇ。
私のようなミニコンポの庶民は、スピーカーの下にインシュレーターを入れて音の分離を良くしたり、低音の補強にサブウーハーをセットするぐらいでしょうか

オーディオは、それなりでもいいかなと思います。
ヘッドホーンは1~2万円ぐらいは投資した方がいいかと思いますが・・・
むしろソフトをしっかり聞き込んだ方が、ブランドって感じがします。

私の回りを見ると、クラシックかJ-POP、両方という方もいます。
私がどっぷりな洋楽やジャズが少なくて、色々なジャンルをまんべんなく聴く人は相当に少ないようです。

また、情報を入手するなりして、先入観を持って音楽を聴く人が多いようです。
色々なジャンルの名盤を先入観なしに聴いて、自分の名盤を探すというのが、一番楽しいという書き物を読んだことがあります。

そういう過程を経た人は音楽の楽しみ方や見識がしっかりしてくるのだそうです。

音楽鑑賞のブランド化は、機材にちょこっとだけお金を上乗せし、幅広く音楽を聴き、自分の言葉で好きなアーティストやアルバムを語る、こうした取り組みが音楽鑑賞のブランド化って感じがしますが、どうなんでしょうね?

妄想

2009年09月13日 | 音楽
胃腸のモタレは治まってきましたが、やっぱり熱っぽい。

考えてみるに、先週、仕事で病院回りした際に胃腸風邪を拾ってしまったのではないかと・・・

合奏は、企画のこととか相談したかったんだけど、無理して人にうつしたり、明日休むようでは本末転倒なので、お休みして、ゴロゴロと寝ることにしました。

ゴロ寝していたら、かみさんがひでよしが可愛いというので、よっこらしょっと起きてパシャしてみました。
ひでよしの醸し出すへたれな雰囲気は、今日の私を象徴しているように思えたので、アップします。



(使用カメラ Fuji FinePix F100fd)
暗い室内でノーフラッシュ&オートの為、ISOが1600まで上がっていますので、ざらついた感じになっています。
それがかえってソフトな感じになっているあたり、よくできているなぁと感心します。
暗い状況では、最強のコンデジかもしれません。

ぼっと寝転がって、本を読んだり、CDを聴いたり、昼寝したり・・・
こういう時は、妄想にふけって楽しいことを考えるのが一番の薬です。

11月に定期が満期となり、私のヘソクリが戻されて、ポチが解禁されるそうなので、何を買おうか考えました。

鉄男の生態研究をしていたら、旅に出たくなりましたので、いいレンズが欲しい。
今回、改良されたらしいけど、私が買ったα200のキットの標準ズームは値段激安で、ステップアップ前提の撒き餌レンズです。
もおう一段明るくて、シャープなものが欲しくなってきます。

ちなみに望遠のキットは、月にもあるようになかなかの描写力だと思います。

マー・マー・ヨも狙っているf2.8通しもいい。
でも、テレ端50mmでは画角的にきつくて、これ一本で旅というのは辛くはないか?
重いレンズも旅には辛いので、色々と考えてみるに、無理のない設計のシグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/HSMがいいのではないかという結論に達しました。
マクロもついてるし、αはボディー内手ぶれ補正だし・・・

これが約36,000円

この望遠なら手持ちでいけると思いますが、三脚が欲しいこともあるかも。
大きいのは持ち歩きたくないので、ケンコー カメラ用三脚 JOBY ゴリラポッドがよさげ。

こいつは3,800円

ハイビジョン対応のビデオカメラも欲しいです。
Sonyの最新モデルは相当によさげで、静止画もすごく改良されてきたけど、せめて標準のコンデジなみになれば絶対に買い。
もう一息だし、使用する機会が当面ないので、待つのが吉か・・・

どちらかというとカメラのおまけとして、気楽に持ち運べるサイズの方が、使用頻度は高いと思います。
でもコンデジのハイビジョン機能は、フォーカスが追尾しないらしくおまけの粋を出ていないし、Xactiは手頃だけど、画質や手ぶれ補正は今イチ。
f100dをsofmapに下取りに出すと10,000円らしく、どちらも1~2万円で乗り換えることができるけど、こちらも待つが「吉」か?

村治佳織のCDが発売されるそうな。
久しぶりのソロ作品集、即刻、ポチしておきました。

そんなことを考えていたら、そろそろ眠くなってきました。

早く寝て明日にそなえようっと。

Let it be

2009年09月12日 | 音楽
ちゃんこ鍋、讃岐うどんの暴飲暴食がたたりまして、お腹がもたれています・・・
仕事も一段落してきたし・・・と気を抜いたのが裏目にでました。
の高校では、胃腸風邪が流行っているらしく、それじゃなきゃいいがってことで、とりあえず熱を計ってみると36.2度。
私の場合、平熱が35.7度ぐらいなので、ちょっと気をつけないといけません。

さてさて、リマスター版のビートルズ・ボックス、順番に聴いてます。
コアなファンとしては、少しでも音が良くなれば嬉しいです。

アルバム「Let it be」を聴きました。
このボックスを楽しむために買った、ミュージシャンのスタジオワークでも使用されているモニターヘッドホーンでじっくりと。

メンバー間の不協和音が表面化し、散漫なセッションだったため、膨大な音源がお蔵入りしてしまいます。
ジョージ・マーティンではなく、フィル・スペクターにゆだねられて、なんとか体裁を整えてラストアルバムとして発表されたという曰く付きのアルバム。

それでも、「力を合わせるべき時は、1,000%の実力を発揮した」という後のメンバーのコメントにもあるように、素晴らしい瞬間があったのも事実であり、先入観なしに、リマスターされた音源を聴くと、個々の楽曲を比べれば「The Beatles(ホワイト・アルバム)」よりもいいんじゃない?って思ってしまいます。

「Let it be」、「The Long And Winding Road」は、涙が出そうになるし、「I've Got A Feeling」や「One After 909」のポールとジョンのからみは、最高にかっこいい。

さぁ、今日は何を聴こうかな?
雨が降っているから、Past MastersのRainでも。

ザ・ビートルズ・ボックス

2009年09月10日 | 音楽
注文していた品、発売日にHMVから届きました。

銀座山野楽器や渋谷のタワーレコードは、深夜零時に店を開けて売り出したとか・・・
それに並ぶような人は、1枚1枚じゃなくて、ボックスセットの大人買いだよね、きっと。

早速、聞いてみました。
まずは、Abbey RoadのGolden Slumbers~The Endのメドレー。
The Endのリンゴ・スターのドラムソロをどうリマスターしたか、ギターバトルの後のピアノが割って入る部分のテープのつなぎに起因する不安定なピッチをどう処理したか・・・

ドラム・ソロの最初の「ドスン」を聴いた瞬間、「ありがとう!」と思いました。
これだけで、納得です。

つなぎの部分は原型をとどめないまでに・・・ではなく、さりげなく処理してありました。

ここはエンジニアの方々は、すごく悩んだと思います。
Let it be nekedのように作り直しにするのか、原音を優先するのか・・・

ちょっとマニアックな話ですいません。

これに携わったエンジニアの皆さんやデザイナーの方々は、ビートルズ愛に満ちた「いい奴」だと思います。

ジャケットも綺麗にデザインし直してあって、海外アーティストとは思えないぐらい、手の込んだ「仕事」です。
おまけDVDでも、写真をそのままではなく、立体映像のような処理がされているし、白黒をカラーに置き換えてあったり、とにかく技術の粋をさりげなく使っています。

「Let it be neked」のような過激なリマスターを期待した人には、物足りないリマスターかもしれないけれど、オリジナルの良さを損なわずに・・・というのがポリシーだったそうで、4年もかけてリマスターしたというんですから、じっくり聞かせてもらおうと思います。

リマスターで、ここまで「いい仕事」するとは、予想外でした。
徹底的にエネルギーが注ぎ込まれるのは、世界中に愛され続けている「ビートルズ」だからなんでしょうね。

数枚聞いた感じでは、ベールがかかっていた音が、前に出てきたという感じです。
初期のアルバムほど、変わったという感じをうけるかな?
なんせ、初期のアルバムはmonoがstereoにさりげなく変わってますから・・・

2万円ちょいしましたが、マニアには堪らない満足のいく買い物でした。