歌才自然の家のシェフのぼやき

北海道の料理人がお届けするブログです

蕎麦の実を蒔いたら~

2009-07-19 22:23:52 | 料理

歌才自然の家では
年に数回、地元学生の研修受け入れをしています。
中学・高校生対象ですが
ナカナカ楽しい研修です。

我々ホテル・旅館業は
家庭生活で行う衣食住をお客様に、さり気無く
丁寧に『もてなしの心』を持って作業する
職種です。

殆どが業務用の大量の道具・洗剤・材料を扱って仕事する事は
大胆且つ繊細な作業です。

そんな理念と言うか?当たり前?の事なんだけど・・・
ナカナカ・ソコソコのやり方やルールがあって大変だな~

そんな『自然体験宿泊施設・歌才自然の家』に
3年目の研修に来てくれた研修生と
蕎麦の実を植えてみました。(※写真)

掃除・洗濯・内職総理大臣?はモチロンですが、
今回は蕎麦の実選び。(昨年採れた実のゴミ採取)
ブナセンターから石臼を借りて、蕎麦挽き。

荒い・細かい濾し器で、蕎麦粉の一番美味しいトコロ・
蕎麦粉を頂きます。

そこに!黒松内・歌才の落合さんの
蕎麦粉と半々にブレンドして
お湯でグルテンを出し、冷水で一纏めの捏ね合わせます。
(研修生と一緒に!)

麺台に打ち粉をまぶし
丸い生地を四角に薄く延して折りたたみ
蕎麦きり包丁で細く太く切ります。

大鍋に熱湯を沸かして、打ちたて蕎麦をサッと入れ
一揆に沸騰!差し水!沸騰!で火を止めて
ザルにあけて、冷水でシャキッと!

根気入れて、気合入れて、『美味しくなれ~』の
気持ちがタップリコモっているからマズイ訳がない。

シャッコ~ィ麺汁でシャキット頂きました。

その後、シェフガーデンを耕して
蕎麦殻も還元。
そこに、去年の蕎麦の実を蒔きました。

その後
約一ヶ月のシェフガーデンの蕎麦畑。
チョッと混み過ぎたかな?

雑草の生える隙間が無くて結構良いと思いますが・・・

花が咲いて、実が生ったら
今度は手刈りで新粉蕎麦食べましょう~

そんな、楽しい研修も受け入れている
『歌才自然の家』でございます。