歌才自然の家のシェフのぼやき

北海道の料理人がお届けするブログです

『行者にんにく』で乾杯!

2006-04-18 12:21:26 | イベント
山菜続々登場!

行者ニンニク。(写真は隣町の物ですが)

『オイ!炭っつ!起こすか?』の一声で準備が開始。

隣近所や仲間が集まり車庫焼肉があちらこちらで始まりました。

雪解け遅い町の車庫から出る煙りと楽しい談話の声。

『ジューウジューウ』『ワイワイ』

『乾~杯!』桜はまだまだですが

炭焼き焼肉の煙と香りが春の風物詩を

感じさせます。

行者ニンニクをそのまま焼いて食べるとスタミナ付きそうですが、

シェフのアドバイスは

『サァッ』と熱湯で茹でて、冷水で冷まし

ハカマの赤い皮をむきます。

醤油・煮切り味醂・酒(2対1対1)の割合で

たれを作ります。

がごめ昆布&かつお節を一緒に入れます。

一晩漬け込めば

美味い酒の肴になりますよ!

生玉子を溶いて一緒に食べれば

臭いも、あまり気になりません!

是非、作ってみて下さい。





昨日の葉わさび

2006-04-17 21:46:40 | イベント
昨日の葉わさび

ビン詰めを早速、試食してみました。

密閉したビンを軍手をはいて力いっぱい廻すと

『ツーン!』とした山葵(わさび)の香りが広がり

食欲をそそります。

お刺身や冷奴の添え物として、

春の味わいを楽しんで下さい!

ゴールデンウィーク過ぎまでは

宿泊メニューに登場いたします。

葉わさびのビン詰め

2006-04-16 19:56:29 | イベント
葉わさびはどこに自生しているのか?

父さんは絶対!誰にもその場所を教えません。

例え、肥料袋一杯にとって来ても下処理&料理を作るのは

息子の俺だから・・・

シェフとしては

この時期だけの仕事だから喜んで作ります。

さて葉わさびは

根に付いた砂や泥を使用済みの歯ブラシで丁寧に磨き落とします。

葉と茎は2cm程度に切り、根の部分は細かく千切りして

冷たい水で『サッ』と洗います。

笊(ざる)に上げ余分な水気を切ったら、

熱湯消毒した、大き目のビンに切った葉わさびを詰めます。

ヤカンで熱湯を沸かして一揆にこのビンに並並挿入!

ヤケドしないように要注意!!

即座にビンの蓋を閉めて、一晩冷めるまで待ちましょう!

翌日には『ピリッツ』と辛い葉わさびのお浸しの完成です!

簡単でしょ!ねぇ!父さん!

四月は春野菜と越冬野菜の交流会

2006-04-01 21:00:28 | イベント
いよいよ四月です。
この年度末は謝恩会・送別会そして歓迎会で淋しいやら、嬉しいやら!
今日まで町民と今日から町民が行き交う『歌才自然の家』の
外景色は未だ雪が一杯です。

レストランメニューには『肉料理』『魚料理』はあるけれど
『野菜料理』が少ないですよね!
『サラダ』『コロッケ』ぐらいしか~とお客様に言われていました。

お客様の中には菜食主義の方も多く来店します。
この時期、春野菜も続々と登場しますし、越冬野菜もどんどん甘くなってきました。

本日来店するお客様より、野菜料理のご予約を頂いた事もあって・・・

そこで、シンプルに『温野菜』メニューを作って見ましょう!

今回は大きく切った根野菜を一つの鍋に並べて
コトコト弱火で三時間煮込みました。
役者は『大根・人参・牛蒡・玉葱・春キャベツ・ジャガイモ(インカのめざめ)・
大豆・セロリ・豚バラの塊』
青みの、アスパラは仕上げ直前に!
味は自然塩・日本酒で調えました。

サラダはシンプルにレタスとトマトで、ドレッシングは使用しません。
スパゲッティー『DECECCOのFedelni.10』細麺を硬めに茹でて
当店自家製のトマトソースを乗せました。
オリーブオイルは小豆島の『東洋オリーブ』少量使用で和えました。
ご飯は白米2合に対して発芽玄米を1合
黒豆を50g程度入れて炊き上がりです。
完成の写真がこちらです。

出来上がりの試食した感想はシンプル料理ですが
野菜一つ一つの味と旨みが『しっかり』と強調されて
スープの中に全野菜の優しい甘さを発見出来る一皿に仕上がりました。

お客様の体調を考えて料理を提供する為には
食材を分けて調理したり
陰陽の組み合わせををもっと勉強して
進歩しなければいけないと感じます。

帰りがけにお客様から『美味しかったで~す』の一言。
賑わうレストランでゆっくりと味わって食べて頂けたでしょうか?
自分の料理がお客様にとって『ここで食べると安心』料理に
なってもらえたら幸せですよね!
次回は、地元の山菜・春野菜を使用した
料理をご紹介します。

世の中には食生活で困っているお客様が沢山います。
身体に優しい食材を選んで調理していますが
今回の様なメニューの相談には出来るだけ
お役に立ちたいと思います。
その時は来店前日までにお電話予約下さい。

そしてその人達の『チカラ』になれる料理人として
食材や畑に向かいたい新年度です。