金言は輝きを増すばかり

私は天の邪鬼な一面を持っています。
流行ものを避けて通る傾向にあります。
特に本に関しては。
最近金言集のようなものが
大きくもてはやされていますが、
いろいろとチラリ立ち読みして
「なるほど」と思いながらも購入せず。

私には会ったこともない人の言葉が
どうにもピンとこないんです。
状況と言葉がピッタリとマッチした時、
そしてそれが肉声で発せられて脳を刺激したとき
初めて言葉は輝きを帯びると思うんです。

今まで友人、諸先輩方から頂いた金言
私の中で年を重ねるごとに輝きを増しています。

by 母
when 小学生時代、友人と喧嘩して泣きついた時
「相手を好きになりなさい。
そしたらきっと相手も好きになってくれるから。
今mieはその逆のことをしてるのよ」
まずは人の長所を見つけること。
対人折衝の基軸になりました。

by 中学のアウトローな国語教諭
「勉強バカになってもいい人間バカになるな。」
その為にはどうするべきかを考えさせられました。

by 高校水泳部の友人
when プールサイドから校庭を眺めながら
「この光景って何気ないけど一生忘れられない気がする。」
“現在”って曖昧で、一瞬がかけがえのないものに思えました。

by 会社員時代の上司から
when 遅刻したとき
「この１回の遅刻で向こう1年間、皆より早く出社しないと信頼回復できんぞ。」
どんなに重ねた信頼も一度の失敗でもろく崩れ
しかも回復する為には数倍の労力を要することを知りました。

by Mさん
「無駄なものはなにもない。
やってきたこと全てが円で結ばれるはず。
そのうちきっと分かるよ。」
迷い苦しむことも引っ括めて
歩みを止めてしまわなければ何かが見えてくる
そんなことを気付かせてくれた一言でした。

その他にも私の胸の中に
宝物として残る言葉は数知れず。
人は人の影響なしに成長はできません。
頂いた言葉に恥じぬよう
バタつきながらも前を向いて生きていきたいです。

し・ん・み・り。。。