原発敷地から検出されたプルトニウムPu(原子番号94)は、
(1)炉心にある燃料棒が溶融破損し、冷却水と共に漏出
(2)貯蔵(保管)プールの使用済み核燃料が水素爆発で破損
(3)MOX燃料の破損(3号機)
のために飛散した可能性が想像されるけれども、原因は特定されていない。検出された3種のプルトニウム同位体の内、プルトニウム239はヘリウム核を放出するα崩壊の半減期が24、000年もあるので、厄介な放射性元素である。
. . . 本文を読む
米海軍第七艦隊の揚陸艦<エセックス>に加えて、新たに宮城県沖に派遣された原子力空母<ロナルド・レーガン>を中心とする米国海軍艦艇群は凡そ20隻、被災地救援「友達作戦」(Operation Tomodachi)に従事している。
そして各種輸送機を派遣した米国空軍は、自衛隊との連携を効率良く保ちながら、物資輸送や医療・薬品提供に活躍している。震災後1週間の陸路不通の状況下で、海側からヘリコプターや上陸用舟艇を用いて力強く救援の手を伸ばしてくれたことは、忘れてはならない行動展開であった。
. . . 本文を読む