ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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清酒発祥の地とお薬師様

2013-04-30 15:47:21 | 奈良
ずーっと行きたかったお寺の一つに正暦寺さんがあります。
大和真奈さんの「僧力結集」という本で確か知ったんだと思うんですが、こちらのお寺、清酒の発祥の地なんです。
それまで濁酒だった日本酒なのですが、このお寺で清酒にする技術が生まれたんですね。
日本酒好きとしては、やはりお参りしなければいけないでしょう?(笑)
しかもこちらのご本尊様、秘仏であられるんですが、お薬師さんなんですよね~。
春と秋に御開帳がなされますので、この機会を逃してはなるまい!ってことで4月28日・・・お不動さんの日に行ってまいりました。(別にお不動さんの日だからってチョイスではなく、27日は休日出勤になったので仕方なくなんですが・・・)

早めに出発したかったんですが・・・前日に貯めていた録画を消化したためお寝坊しました^^;
ゆっくり出発ではありましたが、ともかくJR桜井線の帯解駅を目指す。ここが一番の最寄駅なんです。

その名のとおり、帯解駅のすぐ近くに帯解寺があります。

古くは1100年前の文徳天皇妃がご祈願なさり、ご懐妊ご安産されたことにより伽藍を建立しお寺の名前も無事に帯が解かれたことから「帯解寺」となったそうです。
以来、皇族の方のみならず、江戸時代にはお江与の方もご祈願に来られ、竹千代君(後の三代将軍家光)をもうけられたとか。

美智子皇后様も雅子様、紀子様もこちらに安産祈願にこられている、由緒正しいお寺なのであります。

昔は大伽藍であったんでしょうけれど、今はこぢんまりとしたとても身近に感じられるお寺でした。


この日もたくさんの方が、安産祈祷・求子祈祷・御礼参りに来られていました。
お堂の中からは、読経が・・・
オイラは妊婦でも妊婦予備軍でもないのですが、ご祈願を受けていらっしゃるお経さんを溺れ聞くだけで、なんだかホッコリした気持ちになりました。
約2名ほど妊婦のお友達がおりますので、よろしくお願いしますとお参りしました^^

拝観もできたらしいことを今知った。。。リベンジ決定です(笑)

さて、一番のメイン寺までは帯解駅から4.4kmとありました。
出発が遅かった分、サクサクと移動せねば。


道しるべ。
さて、どっち?

答えは右側。

右の道を進みます。

のどかな風景です。
民家があったり、畑になったり・・・

しばらく行くと牛頭神社にたどり着きました。

今から正暦寺さんへ行ってきます!と報告して、再度歩き出す。


とってもいい天気で汗ばむくらい。
もうすぐ端午の節句です。鯉のぼりも悠々と泳いでたんですが・・・写メを撮ろうと近づいているうちに風がやんだ^^;
残念。


柳茶屋に到着。ここで半分くらいかな。
まだまだ歩かないといけませんよ。

テクテク歩くこと小一時間。


ようやく菩提山の文字が。

ここから更に歩いて行くと、泣き笑い地蔵様がお出迎えしてくださいます。

仲良く並んでいらっしゃいます。どっちが泣きでどっちが笑いかな。。。

どちらのお顔も、笑っているようにもクッと見据えているようにも見えました。

そしてようやく今回の目的地、正暦寺さんに到着です。

・・・っつっても、ここからもまだ歩くんですが(笑)

ガッツリ2時間歩いたので、まずはおトイレさんをお借りいたしました^^;
駐車場のおトイレさんは懐かしいポットンでした。

さて、いよいよ中へ。

まずすぐに見えてくるのが清酒発祥の地碑。
木陰で真っ黒に見える石にはこう記されています。

菩提酛創醸地

今ではお酒の製造はされていませんが、酒母の仕込みはされているそうで、その酒母で「奈良菩提酛による清酒製造研究会」に属する蔵元がお酒を作っているそうです。

ん?
もちろんGETいたしましたよ(笑)


福寿院の入口です。
紺碧の空に屋根が映えますね。ウキウキ気分でくぐって中へ。

拝観と御朱印のお代を納め、御朱印はお願いをして瑠璃殿へお参りです。
瑠璃殿はお寺の収蔵庫でもあるので、たくさんの仏様がいらっしゃるのですが、お薬師様は真正面に安置されております。

とってもお会いしたかった、お薬師様は・・・小さくて愛らしお顔でした。ちょっとね、笑っているような印象も受けます。
金銅製で、小さくてらっしゃる上にお厨子の中にいらっしゃるので、お参りの場所からはちょっと見えにくんですが^^;
踏み割蓮華という半分の蓮華に足を下ろした座ったお姿です。
薬壺は持たれていません。やはり奈良時代のお薬師さんは薬壺持ってない場合が多いようですね。
お厨子に薬壺が描かれていますか?って尼僧様にお伺いしたところ、得には描かれていないらしい。
「お見せはできないんですが、お背中もとっても綺麗んですよ」と尼僧様。白鳳時代の仏像は、光背がないのかな。背中がお綺麗な仏様が多いような気がしますね。(って、薬師寺の仏様くらいしか知らないんだけれど^^;)

座したお薬師さんの後ろにも、お薬師様がいらっしゃいます(笑)
踏み割り蓮華のお薬師様より大きなお薬師様です。室町時代の作っておっしゃってたかな。。。鎌倉だったかな。。。記憶が^^;
木造でいらっしゃるそうです。
こちらは立派な唐草のような雲気の透かしみたいな光背がついております。薬壺も左手にちゃーんと持っておられますよ~^^

両脇に立たれている木造の日光月光菩薩様は、明治の神仏分離の時に、三輪の若宮さんから来られたそうです。
かなり損傷が激しく、どちらの菩薩様も腕の先がありません。
同じくらいの大きさだし同時期に作らたらしいですが、作り手は明らかに違うと思います。お顔が全然違ったのでね。(尼僧様もそうおっしゃてました。)
薬師寺の日光月光様と同じ様に、腰を少し捻られた、たおやかな立像でございました。
文化財の指定を受け、近々修理がされるそうです。(といっても調査などをした後なので、
実際の修理は来年以降になりそうだとのこと。)
そしてこの日光月光様の修復に合わせて、本尊である薬師如来様を建立されるとのこと。
正暦寺さんは南都の焼き討ちの煽りで焼失し、その後、藤原氏の意向で復興、しかし江戸期には衰退をし、100近くあった塔頭のすべてが山に帰し、現在のお堂を残すのみとなりました。その長い歴史の中で、本来のご本尊であるお薬師様は失われたそうです。(現在は白鳳時代のお薬師様がご本尊様です。)
尼僧様が「お寺は祈りの場、学びの場であるのだから、やはりご本尊様に常にお出ましいただきたいと思うのです」とおっしゃってました。
今のご本尊様は秘仏でいらっしゃるので、本堂に常駐されていません。
どれくらい先になるのか解りませんが、本堂のお薬師様が落慶される日が楽しみですね。


客殿にはくーちゃんこと、孔雀明王様とその両脇に愛染ちゃんが2体祀られています。
そしてそこから眺められるお庭は、小さいながらもとても美しいのです。
京都の侘び寂びのお庭とは違い、生き生きと生命の息吹を感じるお庭だとオイラは思うのですが。。。

お庭自体は小さくとも、借景により山全体がお庭の一部となります。
この日はポッカポカのお天気でしたので、ずーーーーっと眺めていたい気分でした。
縁側にある欄間に施された絵は、奈良の山の四季の花々を描いてるんだそうです。(うまく写せそうになかったので写メナシ^^;)


金具がとっても綺麗なんです。
孔雀の羽根を思わせる、鮮やかな模様がめっちゃ素敵だと思いませんか~?


紅葉の時期が有名な正暦寺さんですが、この若葉が萌える時期もとっても素敵です。
受付にいらっしゃったお母さん(と勝手に思ってます)もとっても朗らかな方で、オイラがこのあと奈良公園へ行くって伝えると、わざわざ地図を出してくださいました。
秋にもまた来ますと伝えると「秋もとっても綺麗ですよ。でも山のこと寒いので防寒をしっかりしてきてくださいね」とのお返事。次回は防寒バッチリで来ますね。
そうそう、このお寺の中にぶんぶく茶釜がいました(笑)。お坊様は苦笑いされてましたけど。いわゆる年代物の文化財ではありませんが、気になる方は探してみてください。


尼僧様とのお話や不動堂の護摩を焚く音を思い出し、秋に再度来ることを楽しみにしつつ、満足気分でお山を降りたのですが。。。このブログを書いてて気づきました。
オイラ、本堂へお参り行ってねぇ^^;

マジカー(((゜Д゜;)))

そんな訳で、何が何でも、秋に行かなければならんとです。



さて、そんなこととはツユも思わず、気分よく奈良公園へ向かうオイラ。
途中で道の真ん中で、でーんと居座るワンコに遭遇しました。

畑仕事をするお母さんを追って来るんだそうな。

そして、我が道をゆく忠犬は。。。車が来たって不動なのであります。
車が避けておりました(笑)

奈良公園への道すがら・・・

シャガが満開。(っていうのかな?)道端に沢山咲いておりました。


筍だって、竹に進化中です。

かなり歩いて疲れた頃、崇道天皇陵を発見。

崇道天皇ってどんな天皇様?
無知なオイラは知りませんでした。

ご存知でした?
早良親王様の追号なんだそうです。
もろもろの祟り事件の後、この場所に移葬されたんですって。今回オイラは知らなかったので行かなかったけれど、この近くに親王を祀るお社もあるそう。

御陵に手を合わせて今日はこんなんしてましたって報告した後、ほんげら~と休息してたオイラを、崇道天皇はどうご覧になったでしょう。
平和じゃのぉ。。。そう言って、眉間に皺を寄せてこめかみをクリクリしてたのかもしれませんね^^;
ちゃんと認知したので、次はその心構えで手を合わせます。



お庭の花を備えているのでしょうか、道端のお地蔵様です。


少し日が落ちて風が出てきたので、鯉のぼりも元気よく泳いでました。

五時半頃にようやく奈良公園に到着。
ブランチで出てきたので、この頃には腹ペコでした。

鹿ちゃんに持ってきたじゃがいもの革とかりんごの革とか、キャベツの芯などをあげる。
その途中、転んで負傷しました。(別ブログ参照 → 
最後の最後で、とほほなオイラ。
っつか、転んだの崇道天皇様のせいにしちゃぁ「自分の不注意を祟にするな!朕の祟はもっと高尚じゃ!」って怒られるよね(笑)


この日の夕陽はまん丸でとっても綺麗でした。
携帯では光が散ってしまって、あの丸の輪郭が写せませんでした。残念。


近鉄奈良駅に着くと、行基様の噴水の屋根が完成してました。
出来るまでは、行基様に屋根はいらないと思うって思ってたんですが、思ってたより・・・いいかも。と思いました。
皆様はどうですか?


駅の売店で絆創膏を買って、ようやく傷口にペタリ。(それまでは、ティッシュをギュッと掴んでました)


この日の移動距離、8~9kmほど。
うーん。流石に疲れました。











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雪柳を愛でに

2013-04-23 16:07:56 | 奈良
まだ桜が満開だった頃、、、少し前の話です。

ツイッターのつぶやきで、とある情報を得たので、これは行かねばなるまい。。。と重い腰を上げたんです。
本当に重くって、14:00を過ぎてから出発とゆー^^;
お寺の拝観ギリチョンでございました。

行き先は海龍王寺さん。

新大宮からテレテレと歩いて佐保川を越えます。
両岸の桜が満開。
佐保姫だぁと思わずにはいられない風景でした。


うろ覚えだった道ですが、特に迷うこともなく海龍王寺さんに到着。


境内は溢れんばかりの雪柳です。
ちょうどご本尊様の十一面観音様の御開帳でもありました。
雅なお姿を間近で拝見させていただく。切金模様や装飾品の透かしなど、ホントため息が出る美しさですが、特に素晴らしいのはお顔ですね。柔らかな眼差しでありながら、どこか凛とした強さもあって。遣唐使の時代より、航海の安全をずっと見守ってこられた観音様のお顔です。(この観音様自体は光明皇后が刻まれた観音様を鎌倉時代の慶派の仏師が模して作ったもの)
十一面と言いつつも、正面から見えるお顔は10面です。後の一面は頭の後ろ側にあると考えられております。
お厨子からお出ましになったことがないため、まだ確認がされていないんですって。
お厨子の前には、世界各地の海水を入れたガラスの器があり、四海安全祈願をされています。東日本大震災の被災地、女川の海水もその中の一つに入っています。


西金堂にある国宝の五重小塔。
ミニチュアの塔と思うなかれ。この塔、大きさは通常の塔より全然小さいのですが、その造りは、本物の塔と全く同じなんだそうです。これは愛でるために作らたおもちゃのようなものではなく、限られた敷地の中に大寺院と同じ様式を保つために作られた、伽藍の一つとしてきちんと建造されたものであると考えられているんだそう。
この小塔も美しくて見飽きないんですが、今回気になったのは西金堂の屋根。
切り妻なんですよね~。よく見るお寺の屋根って入母屋か寄せ棟じゃないですか。周りの僧房とかなら切り妻もあるんですが。。。金堂で切り妻って初めて見た気がします。
それとも、オイラが無知なだけで意外とあるんでしょうか?ちょっと気になるところですね。


こんな可愛いお花も咲いてました。
なんていう名前か解りませんが可愛い~♪


本堂を正面から。


参道から入ってすぐにあるお地蔵様。
桜と雪柳に彩られてとっても綺麗です。

さて、この日のお目当ては特別開帳されている十一面観音様にお会いするの以外にもう一つありました。
そう、例の情報・・・それは・・・


ピンクの雪柳でーす!
場所がわからなくて、受付をされていたお寺の方に聞いたんですが、入口のすぐ脇にある数株の雪柳だけがピンクになるそうです。


咲いちゃうとほとんど白に見えるほんのり淡いピンクになるんですが、蕾や花を裏側から見るとピンクを感じることができます。

 
オイラが行った3月30日は、既に満開を過ぎ散り始めでございましたが、それでもとっても綺麗でした。

ちょうどお寺から出てこられた女性と話すきっかけがあったので、雪柳のことをまるでめっちゃよく知ってる人みたいに教えてあげたんですが、なにか?(笑)
しかもこの方、薬師寺さんもめっちゃ好きって仰るので、その後意気投合して新大宮の駅までご一緒してしまいました(爆)
連れ合いをなくされてから、大好きな奈良に横浜から移住されたそうです。いずれはご家族のいらっしゃる横浜に戻られるようですが、第二の人生、元気なうちに沢山の奈良に触れたいんだとおっしゃってました。めっちゃ素敵な方ですよね。憧れちゃいました。
また、奈良の街のどこかで遭遇できるかな~。。。なんて♪

新大宮の駅でお別れし、オイラは5時も回ろうという時間から奈良駅へ。
鹿ちゃんに会いに行ってきました(笑)


氷室神社も今が盛って感じ。


奈良県物産展陳列所の枝垂れもスンバラです。

鹿ちゃんともしっかり戯れましたので、帰路に着く。。。
つもりが、餅飯殿のお肉屋さん「おかにし」さんのコロッケに引き寄せられる(爆)


そしてGET♪
パクついた分以外に、おウチ用に5つGETし、ようやく帰路についたのでした。


東向きで出会ったお薬師様。(となりにお水取りの展示がされてました)
この日から薬師寺で修二会が始まります。
時計を見ると、初夜の法要に間に合う時間。

行くか?

一瞬行こうかなって思ったんですがね、左手にしっかりアツアツ揚げたてのコロッケ(5個入り)持ってるわけですよ。
コロッケの香りをプンプンさせながら法要に行くのはNGですよね。

そんな訳で後ろ髪を引かれつつも、おとなしく帰宅したのでありました。









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私のダーリン

2013-04-22 14:44:37 | 舞台関係
村井くんがご出演ってことでGETしたのですが、蓋を開けると大好きな坂ケンさんに禅さんとゆー*^^* 幸せ極まりないミュージカルでございました。

4月20日ソワレ 4月21日マチネ 私のdarlin'

名古屋公演・福岡公演とまだあるのでネタバレはなるだけ書かないように気をつけますが、多分無理^^;


ミュージカルに出る村井くんを初めて観るので、いろいろ想像して不安もいっぱいあったんですが・・・
なんつーの、完璧にこなされちゃって、ある意味かなり拍子抜け(爆)
いいことなんですどね、ただ、どれだけ優等生なんだかって話ですよ。
ダンスも体が小さい分振りを大きくして回りに負けない動きしてるし、指先まで行き届いた動きだし。張り付いた笑顔はカンッペキで可愛いし、演技は今まで見てるので問題ないことは立証済みで。あとは歌なんですが。。。鍋での歌しか聞いていなかったので、ミューで果たして耐えうるか・・・って思ってたら、それもあっさりクリアー。
ムリクリ難点を見つけるとしたら、もう、声量くらいしか見つかんないんだよね~。(つっても、比較対象がド級の声量の持ち主、禅さんと坂ケンさんだもんなぁ・・・^^;そりゃぁ対等に張り合える役者さんなんてそういません。)
20日に気になった声量も、21日には音声さんによってクリアーされてたし。
そんな訳で、村井くんは非常にスンバラだったと思うのであります。
個人的にはコイのシーンが一番好き~♪

そして、そんなお目当ての村井くんよりもオイラの心を持って行ったのが坂ケンさん。
観る毎に好きになるなぁ。。。っつか、歌声聴きながらアンジョで観たい!!!ってのが沸々と湧きまして・・・・
自分のブログを読み返すと、2006年3月12日に、アンカレを口ずさみながら名古屋で観たレミにアンジョで出ていたようです。(きっしーがブリジョンね。)まったくアウトオブ眼中(死語)で、坂ケンさんに触れておりません^^;  マジか―凹
今回の坂ケンさんは、その魅力100%越えです。ってか、メイクも濃いけどキャラも濃い(爆)
一幕は比較的演技中心なんですが、そんな中でも動き回ってます。二幕ではその歌声の本領発揮!パンフで禅さんに煽られてますが、度肝を抜かれる歌声に注目です。
あぁ。坂ケンさんの事を思い出してたら理宗様にも会いたくなってきた@客家

さて、もう一方。何でもこなしちゃうスーパーなお方・・・禅さん。
アテガキらしい目の泳ぎと言い、白衣の似合い具合と言い・・・ホント素晴らしい。
一幕では不完全燃焼だった歌声も、二幕ではガッツリバッチリ聴かせてくれますし、ご本人様曰く「顔サー(ガンサー)」もスンバラでした。さすがは禅さんです。

主役の黒木さんと玉野さんのタップは圧巻ですね。
玉野さんオンリーでされている時の迫力はすごいんですが、お二人で鳴らすタップがとっても好きでした。
そしてその二人のラブラブもめっちゃ可愛いでした*^・^*
冒頭から、黒木さんが知寿さんと重なって見えて仕方が無かった事は内緒ね。


パンフを先に読んじゃったので、ほぼ着地点が観る前に解っちゃったので、いつそこへ着地するのか・・・と思いつつ観てしまったのが残念でした。
冒頭の武田鉄也さん張りの「死にましぇ~ん」も、大げさに演技をした後でむっくり起きる姿も、全部ラストへの伏線なんだなぁ。。。
笑いがいっぱいある分、淋しいお話でした。でも、愛があふれてるから、ホッコリもできる。

オイラは大泣きしたんだけど、京ちゃまはそれほどでもなかったって。
オイラは夢子の「ごめん」って言う姿にめっちゃ泣けちゃったんです。だってね、ゴメンを伝えられなかった人がいるからさ^^;
夢子みたいに伝えられるといいなぁって思っちゃいました。

サービスシーンとしては、若手3人によるテニミュとか変身シーンとか無茶ブリなんかがあります。
無茶ブリはご当地ネタなど盛り込んでるので、毎回大変そう^^;(でもお客は盛り上がる♪)
後ろの席のいかにもヅカからのファンです的なおば様方も、パンフを見ながら「村井くんが・・・」とか「ジャニーズやって」とか若手に興味深々に話してらっしゃいました。

そうそう、お気に入りのシーンの一つにみんなでコーヒーを飲むシーンがあるんですが、この時のそれぞれのカップがキャラに合わせてあるんですよね。
寅ちゃんはドラえもん、仁さんはワンコ、麗香さんはハート、龍ちゃんはマンマ龍の文字。唯一夢子さんのだけ見えなかった・・・黄色っぽい柄だったので、タンポポかなーと勝手に想像。



オイラ的には、TSの舞台に村井くん出てほしいな~なんて思うのでありました。








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たまには京都・きぬかけの道 ~平野神社編~

2013-04-22 09:24:09 | 呟き
さて、N田がパンを買いたいとのことなので、パン屋を探しつつ北野白梅町へ向けて西大路をテレテレ~っと歩いていました。
すると大きな塀にのあるところに。。。
正面まで歩くと、そこは平野神社でした。
N田が桜の名所としてピックアップしていた場所です。
しかし鳥居さんの向こうに見える桜は既に葉桜・・・だったんですが・・・鳥居さんの中の賑やかなこと!
ナニナニナニ~~~~???って興味でザクザクと入っていきました。

屋台が少々と、あれはなんでしょう・・・天神祭でも幾つか見たことありますが・・簡易居酒屋って言うんですか?海の家の屋台版みたいな。。。それが一面に出てたんです。
丁度夕方で、鉄板やら何やらを整備していました。昼間来たら楽しかっただろうなぁって感じ。(今しがた調べたら、花見茶屋って言うらしい。)

花は終わっていると思いつつ、そのお店に引き寄せられるように歩を進めると・・・まだ残っている桜たちに遭遇。
奥まで入ってきてよかった!
N田、既にこの時点で携帯及びカメラの電池の残量が危険値に。予定外の平野神社でのお花見。さて最後まで電池は持つのやら。。。

猿田彦様を見つけて、真っ先にお参り。

猿田彦様は道開の神様。


猿の文字だけでものっそ大好きな神様なのです。


このお社は、お猿のぬいぐるみを奉納するといいんだって。
手持ちのおさるさんがいなかったので、今回は手を合わせたのみ。



こちらは庭桜という桜。
いわゆる桜っぽくなく、とっても可憐な桜です。
低木で、枝に小さな八重の花が溢れるようについています。小さなお庭でも華やかに咲き誇りそうな、そんな桜でした。


拝殿へ向かう神門をくぐると大楠があります。
しめ縄が張られていますが、しめ縄がなくってもその息吹に頭が垂れる・・・そんな力強い楠です。
ぐるっと一周できるように足場があるので、しめ縄にそっと手を添えて、ぐるりと一周いたしました。なんだか、楠のパワーを分けていただけた気分♪


まだまだ盛の桜が、拝殿を彩っております。
子供も走ってて、地元に根ざした神社なんだろうなぁって感じ。


今回一番のお気に入りの虎の尾。
その名のごとく、華奢なイメージの桜と違い、虎の尾っぽのように力強く幹に花が密集したつき方をする桜です。

でも一輪づつ見ると、やはり可憐です♪


既に18時も近くなっているのに、次々にお参りが途絶えない。。。
こちらの御柱は四柱。
平野皇大神は生きる力を与えてくれる神様(今木神)、生活に困らない竈の神様(久度神)、邪気を払い除けてくれる神様(古開神)、生み出す神様(姫神)の四柱です。
言われて納得。この神社に来てからのオイラ達のテンションの高さといったら(笑)パワーのあふれる神社のようです。


これはN田お気に入りの平野妹背。
この手鞠のように花が密集した八重桜が好きなんだそうです。
既に電池の残量は底をついているのだか、しばらく使わないでいると一枚くらい写真が撮れる・・・そんな状態の携帯とデジカメを騙し騙し使うN田。
ここに来て、珍種で美しい桜に出会ったもんでN田、悲愴です。


こちらは突羽根(つくばね)。小さな赤い花があったので咲いているのかと思いきや、その状態は開花している途中段階なんだって!ほとんどがまだ咲ききっておらず、二輪ほどなんとか咲いているのを写してみた。でも逆光でよくわからない写真になっちゃってるね^^;


拝殿の内側に植えられている白雲。塀越しに外の我々にも美しい姿を見せてくれているのが何とも良いですね。

他にも紅枝垂れや御衣黄など、いくつも桜が咲いておりました。
桜前線といえば染井吉野ですが、それ以外にも時期を違えて桜は咲いているんですね。
来年は早めに平野神社に詣でたいなぁ。。。(そして花見茶屋を堪能したい!)


提灯に灯がともり、どうやら夜桜となるようです。
桜の紋の提灯、可愛いよね~*^^*

N田の携帯もデジカメもとうとう騙しが効かなくなったので、ようやくこの辺で帰路に着く。

一日たくさん歩いたなぁ~

平野神社を出てすぐ・・・パン屋発見。
N田がパン屋を所望してた!ってことで、迷わずパン屋へ入る。

Briant(ブリアン)というお店らしい。


夕方なので、既にパンの種類は少なくなってました。


N田だけでなく、オイラもパン買っちゃった(笑)
帰りの電車で、ツナサンドをぱくついたオイラです。美味しかった~♪
食パンも買って帰ったんだけど、こちらもおいしゅうございました。


結局お昼抜きで一日歩き詰めでしたが、ものっそ満足満点の京都でございました。
さて、次はどこへ行こうかなぁ~















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たまには京都・きぬかけの道へ ~鹿苑寺編~

2013-04-21 12:43:39 | ぶらり・・・旅
滑り込みで鹿苑寺へ。
基本、寺社ではしっかりとお参りしたいN田とオイラですが、この日は完全に観光状態でした。
仏様すみませんねぇ。



通称:金閣寺。相国寺の塔頭寺院なんですって。
足利義満が西園寺公経から譲り受けたもの。義満の死後、遺言により寺院となった。義満の法名、鹿苑院殿より二文字をとって鹿苑寺としたそうです。
舎利殿の初層に釈迦三尊を安置。法水院というそうです。寝殿造りで作らており、貴族階級を表していると考えられています。
二層目は観音殿(潮音洞)と呼ばれ、書院造で造られているとか。書院造は鎌倉時代に成立した様式で、厳密には武家住宅の特徴である。これは武士階級を表しているんですね。
最上層にはお舎利を納めています。ここは仏殿の様式で作られ、佛の世界となっているとか。
この様式の重ね方でわかるように、天皇中心ではなく幕府を頂点とした世の中であることを、ひいては足利が天皇家よりも格が上であることを暗に表しているとも言われているとかいないとか。

古人の思惑はさておき、西日を受けた夕映の金閣は格別に美しいでした。


丸瓦好きのオイラです。
鹿苑寺の丸瓦、鹿の文字入りでめっちゃ可愛い~♪
お釈迦様が初めて説法をされた鹿野苑にちなんだ義満公の法名がお寺の名前となり、こんな可愛い丸瓦のデザインになるなんて。なんだか不思議ですね。

ギリギリで入った鹿苑寺でしたので、特別展は既に閉館してたし方丈もお庭もほとんど割愛。真っ直ぐと不動堂へと進んでいったのでした。
そしてこれまた滑り込みで御朱印をいただいて・・・。
お不動さんにはちゃんとお参りしたけれど、こんなに駆け足でのお参りで御朱印をいただくのはちょっと気が引けました^^;

トロトロと参拝するオイラ達に、一日3ヶ寺はちょっとキツかったな。ってのが感想です。


なんとか鹿苑寺へのお参りを済ませ、北野白梅町駅へ向けて歩き出したのでした。(あくまでもバスを使わないオイラ達です。)









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たまには京都・きぬかけの道へ ~まざあぐうす編~

2013-04-20 13:03:14 | 食べる・食べる時・食べれば・食べれ
昼抜きでザクザク巡るオイラ達。
龍安寺から鹿苑寺へ向けて移動中。。。山猫軒発見。
お腹がグ~グ~鳴いているオイラ達。
事前にN田が調べていた中に、山猫軒とまざあぐうすとがあったんですが、生クリーム好きのN田はまざあぐうすに心が傾いてたんですね。
なので山猫軒は次回ってことで、まざあぐうすを目指す。
ポップなコンクリ打ちっぱなしの建物にまざあぐうすは入っている。イメージはメルヘンな建物だったんですが、違いました^^;
普通の喫茶店だと思って入ったまざあぐうすだったんですが・・・サンドイッチのひとつもあるかと思ってたんですが、なんとロールケーキオンリー。情報収集を全くしない、N田とオイラのミス(笑)
でも、甘いものも大好きな二人なのでOKか♪


N田は季節限定あまおうのロールケーキとホットティ。
オイラはかぼちゃの馬車(メープルの海に漂うパンプキンに入ったパンプキンプリン)とアイスカフェオレ。


このかぼちゃ、1/8~1/6はある。しかもかぼちゃ自体がデカイ。
プリンもかぼちゃも空気を含んだフワフワしたものじゃないので、見た目だけの重量があります。
N田に手伝ってもらって、かぼちゃ完食。お腹いっぱい☆(笑)
とっても美味しかったんだけど、メープルの海の馬力は絶大で口の中が甘々でした^^;

ロールケーキは、スポンジがしっとりしてて、お上品な甘さです。
N田的にはもっと食べられたようです。

まざあぐうすさん、パンプキンプリン以外の商品は通販でお取り寄せできますよ。
まざあぐうす


さて、プチっと腹ごしらえをしたのでラストスパート。
鹿苑寺さんを目指します。








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たまには京都・きぬかけの道へ ~龍安寺編~

2013-04-19 13:25:54 | ぶらり・・・旅
嵐山・東山1dayチケットを利用して行ったんですが、やはり仁和寺からの移動は・・・歩きでしょ♪
歩くの大好きなオイラ達です。ザクザクときぬけかけの道を歩いて竜安寺を目指しました。



龍安寺といえばこの石庭。
正式名称は「方丈庭園」と言うのだそう。代表的な枯山水の庭園ですが、作者が不明なのでその庭の意味が謎に包まれている為、見る人に意味を委ねる禅の美を極めたお庭なんだって。
菜種油を混ぜた土壁は、気候や湿度で色合いが変わるそうで、見る時々に違った表情になるんだとか。
枝垂れ桜がお庭の外側から彩を添えてるのが粋ですね。
一陣の風に花びらが舞うお庭は圧巻でした。


そして龍安寺といえば、「ワレタダタルコトヲシル」の蹲踞が有名ですね。
中央の水穴を口に見立て右回りに読みます。
上に五を置いて吾(ワレ)
右に隹を置いて唯(タダ)
下に止を置いて足(タルコトヲ)
左に矢を置いて知(シル)
これは「知足」の心を図案化したものだそうです。光圀公の寄進だと伝わっているとか。


参道(境内?)では八重の桜を始め枝垂れ桜が満開。
人もまばらで、のんびり散策できます。

石庭の裏側もよく見えますよ。方丈から石庭を見ると、庭を区切る壁から流れ込むように桜の枝が垂れ下がります。枝垂れの周りに背の高い木を植えているので、自然と桜は開けて日の当たる石庭側に枝を張るように周りを作り込んでいるんですね。なんだかバックステージを見ている感じ(笑)


枝垂れのトンネル。風流風流。


何の花でしょうか。可愛い小さな花もありました。

桜の時期には遅かったかな?と思っていましたが、八重や枝垂れはまだまだ見頃。桜は染井吉野ばかりじゃないってことですね。
桜を堪能できてホクホクのオイラ達なのでした。

さて、まだまだきぬかけの道を参りますぞよ。





余談ですが、きぬかけの道とは衣笠山の麓にそった、鹿苑寺から仁和寺までの2.5kmの道のことです。名前ほどたおやかで風流な道ではなく、ガンガンに観光バスや地元の車が往来する、観光と生活に密着した道となっております。
衣笠山の名前は、宇多法皇様が夏のさかりに「雪が見たい」とご所望になったので、山に白絹を掛けた故事に由来します。きぬかけ山とも呼ばれるそう。
五山の送り火で有名な、左大文字山も見えます。








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たまには京都・きぬかけの道へ ~御室の桜編~

2013-04-18 11:59:50 | ぶらり・・・旅
4月14日。かなり遅い目ではありますが、地元の友達N田さんと一緒に京都へお花見に出かけました。
行き先は、遅咲きで有名な御室仁和寺。
しかし今年は、仁和寺の御室桜でさえ「落花」し始めているという暖かさでした。


いくつかは満開でしたが大半は満開を少し過ぎ、一面が桜の絨毯です。
これはこれで風流ですね。


桜の苑の向こうに五重の塔が見えます。
このビュースポットで後ろのじーさんに、「写真撮ってんねんけど」とカメラで小突かれてちょっと気分が悪かった事を書き留めておこう。。。人が多いんだもん、混み混みなのはお互い様やんけ~と思ってしまう。まだまだこんな対応をニッコリ流せるほどの心の修練はできていません。


そんなじーさんのいるビュースポットでなくっても、桜と塔の組み合わせは写せます。
綺麗な桜をみて、心のモヤモヤを散らしてしまおう!


威風堂々。五重塔です。
四方の隅木を支える邪気が可愛いです。それぞれ表情や手の位置が違うのも見所ではないでしょうか。
N田と二人、テンション上がりまくりの五重の塔でした(笑)


額には胎蔵界大日如来の梵字「アーク」の文字。
中には大日如来様が祀られているそうです。


塔を見ると、どうしても角から写したいオイラです。
綺麗に屋根の隅が一直線になっていますね。

阿弥陀様をお祀りする金堂にお参りした後、御朱印をいただくために納経所に御朱印帳を預ける。
御朱印帳を書いて頂いている間に、水掛不動尊へ。


ナガーイ柄杓でお不動さんの足元に湧くお水をお掛け致します。


オイラの御朱印帳のお預け番号は8番でした。お薬師様のご縁日の8日と同じ8だったので、金堂とともに記念撮影しておきました(笑)
因にお薬師様は霊明殿にいらっしゃるようです。(←今回行ってません)


勅使門から続く壁にある丸瓦。桜の文様です。可愛いね~♪


そして勅使門の透かし。美しすぎます。大正時代の再建だそう。


御殿は今回拝観せず。
次の桜を求めて移動開始のオイラ達なのでした。










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ORANGE

2013-04-17 14:16:50 | 舞台関係
三上さんがご出演ってことでGETしたチケットでした。
どんなお芝居か、三上さん以外に他に誰が出るのかも全然チェックせずに赴いたのですが・・・非常にどストライクな作品でした。
ちなみに、三上さん以外全く知らない方ばかりで^^;

4月13日ソワレ AMUSE×PEOPLE PURPLE「ORANGE」

阪神淡路大震災のレスキューに当たった消防士100人以上にインタビューし、作り上げられたお話。
和やかな消防士の日常から、緊張感あふれる現場への出動。
熟練の特別救助隊員と新人の消防士。
震災での出来事。
隊員同士の絆と、家族や遺族との関係。
目標。想い。葛藤。
いろんな角度で、人命を守る人たちの姿を描いていました。

特別救助隊になるには、消防士から更に訓練を積んで資格を得るらしいです。そして特別救助隊員になって初めて、オレンジのユニホームを着ることができるらしい。
このオレンジの隊服こそ、タイトルロールの「ORANGE」なのです。
今回のお芝居で初めて知りました。

ORANGEを着る先輩達に憧れる消防士山倉。物語の序盤の彼は、まだ危険に飛び込むことへの恐怖を拭えずにいます。しかし阪神大震災での出来事を聞いたことで、この恐怖を克服し目標を新たにします。しかしその正義感こそが、助けたいとはやる気持ちを抑えるブレーキをも壊してしまいます。
結果、彼は救助作業の途中で命を落とします。
上司の判断。現場での判断。
助けられる命が目の前にある時に、何をどう判断するかで結果が大きく変わるのが、人命救助というお仕事なのです。

現場では刹那の判断を求められます。
震災の経験を経たORANGEを着る特別救助隊員小日向ですら、その判断が最善だったのか・・・と常に問いかけています。前途ある後輩であり仲間である山倉を失い、小日向も立ち止まってしまいます。しかし最後はそれを乗り越え救助へと。。。なぜこの仕事を辞めないのかという答えを探しながら前に進む。。。
そんな感じのお話でした。

われらが三上艦長は、上司の桜井役でした。
ものっそ格好良くって素敵でした。もう、カッコ良すぎです。

テーマは重いけれど、お話は軽快に笑いのあふれる場面もたくさんあり、人間の多面性を感じます。
因にお笑いは沖縄から研修に来ている袋小路さん役の上地春奈さんがずば抜けてました。三上さんも笑いを噛み殺してましたもの^^

個人的には大きな被害のなかった阪神淡路大震災でしたが、当時を思い出して涙が止まらないシーンが何度もありました。
あの震災以降、芸予地震、新潟中越地震、十勝沖地震などたくさんの地震があり、最も記憶に新しいのが東日本大震災です。
このお芝居はすべての救助隊員と犠牲になられた方、被災された方へ捧げられています。
被災されたりご遺族の方などは、もっと違った感情を伴う観劇となっているのではないでしょうか。




以前テレビの特集で救助隊の上司の方が「若い消防士達にはなるだけ早く結婚して子供を儲けることを勧めています。」とコメントしているのを聞いたことがあります。
「奴等は危険に飛び込むことを仕事とし、正義と誇りを持って作業にあたります。ただ、そうなると自分をかえりみないことが多々あるんです。その場での冷静さを失わないためにも、自分にも守るべき大切なものと持たせてるんです」そうおっしゃってました。

人を助けるのが仕事。でもそれで自分が命を落としてはいけない。
正義感が強ければ強いほど、命を落とす確率が高いそうです。
現場での一瞬の冷静な判断が、助ける側と助けられる側両方の生死を分けるんですよね。
判断をすることは迷いではない。危険な状況に飛び込む時に、自らも生きて戻ることが大切なのだと思います。

山倉の正義感とその結果を観ているとき、このコメントを思い出して仕方ありませんでした。




奇しくも、この大楽の日の早朝。
関西一体は、淡路島付近を震源とする震度4.0~6.0の地震に見舞われました。
大きな被害はなかったものの、なにか因縁めいたものを感じずにはいられませんね。









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nobolabo「碧 -ao-」

2013-04-16 13:27:11 | 舞台関係
のぼさん情報で~す。

今年もセッションハウスさんでのぼさんの振付&ご出演の舞台があります。(こちら



2013年6月15日(土)
16:00~
19:00~

料金:前売・当日3,000円


振付:登坂良樹
出演:大縄みなみ、神田祥子、 橋本奈美、 林夏子、 平野実笳、 穂川由香里、堀明日香、堀部佑介、登坂良樹、 他



のぼさんのダンスはコンテンポラリーダンスというジャンルなんだそうで、いわゆる型にとらわれないダンスらしいです。(ファンのくせに詳しくなくってごめんなさい^^;)

行きたいなっとは思ってはいるんですが、懐事情次第ってところが申し訳ないです。






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