ぶつぶつ地蔵

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太平洋序曲

2011-07-01 11:21:54 | 舞台関係
6月18日マチネ 太平洋序曲


横浜の、まさにその場所の近くでの太平洋序曲の上演。
御出演の方々、きっと気合いが入っていたことでしょう。

ペルリが4隻の黒船とともに浦賀沖に現れて、今年で158年なんですね。
開国後、二つの大きな戦争を経て、日本は今のようになりました。
たった150年そこそこで。
そのことを突きつけられる作品ではないでしょうか。

幕末。
日本に吹き荒れる尊王攘夷の嵐。
そこへ開国をせまる諸外国。
中からと外からの大きな力を受けて、260年続いた江戸幕府は政権を攘夷。滅亡します。
主人公があるようなないような。。。
人の人生を描いたというよりは、時の流れを描いた作品に思えました。

日本の伝統芸能を取り込んだ演出で、歩き方はすり足だし、お能の作り物や狂言回しのようなシーンもありました。(歌舞伎はほとんど観てないので、歌舞伎風の演出はさっぱりわかりませんでした~^^;)小舟のシーンは会場で笑いが起きてましたが、お能で出てくるの作り物なので、個人的には普通にすんなり受け入れちゃってました(笑)
ストーリーテラーが落語家さんてのもいいですね。小気味良いというか、勢いがあるというか。とにかく、謡よりは言葉が解りやすい♪
公卿風のお顔の米團治さんてのがポイント高かったな☆
ストーリーテラーは上様や天子様を演じられてたので、ぴったりだぁって思っちゃいました♪

水を張った上に舞台をセッティングすることで、島国日本を表していたのですが、水を使うシーンが少なくて、ちょっともったいない気がした。
2階席から観たら、あの水はもっと有効的だったのかもしれないですね。オイラ、1階席でしかも最前だったので、よけい水が目に入ってこなかったのかも知れない。


ラストのNEXT。
日本人は一生懸命ジャンプして、何をつかみ取ろうとしているんでしょう。
そんな感想を持った作品でした。




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