ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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ロックオペラ ハムレット

2012-02-28 16:09:35 | 舞台関係
2月25日 ソワレ ハムレット

有名な、ウイリアム・シェイクスピアの四大悲劇の一つです。
過去にオイラが観たハムレットは・・・

・劇団四季版 ハムレット
・宮川彬良さん作曲版 ハムレット
・扉座版 ハムレット(&フォーティンブラス)
・マキノ版 ハムレット(と言っていいのかな?)小市マン クローディアス(爆!)

なんだか、ハムレット好きか~?ってくらいいろんなハムレットを見ているオイラでありますな(笑)


今回は栗山さん版ハムレット。
シックでパワフルでドキドキする楽曲の舞台でした。
どの歌も耳に心地よくって、違和感なく聞けましたねぇ*^^*。
テンポもよくって、申し分ないんですが・・・いかんせん、ストーリーの割愛部分が多くて、「ハムレットという物語を知っている事」が前提だなと思いました。
まぁ、割愛されている部分はストーリー的に問題のない部分なのでしょうけれど、ラストのフォーティンブラスが出てこないはいかがなもんでしょうか?
あのシーン一つで、ハムレットの生きた時代背景が解る訳ですし、このハムレットの惨劇が正当化され悲劇として語り継がれる・・・のだとオイラは理解していたので、この部分がスポーンと抜けてて、それだけがちょっとがっかりでした。^^;

ハムレットを見てて、いつも思うのが「オフィーリアっている?」ってこと。
あまりにも有名な「尼寺へ行け」とゆーセリフは、気持ちを煽ってくれるのでいいんですが、別にいなくても話は進むよね。って思ってたんです。
今までは。
でも今回観ていて、レアティーズとの決闘への布石というだけでなく、最愛の人を捨ててまで復讐を遂げようというハムレットの意志の強さと覚悟の現れであるとともに、王(男)を頼らなければ生きていないガートルードの闇の部分とオィーリアの清純さの対比なんかもあるのかも。。。と思いました。
個人的な好みですが、オフィーリアの気がふれた時の衣装は男性用のワイシャツみたいなのじゃない方がいいなぁ。。。昆ちゃんがミニマムだけに萌えキャラ度がドドンとあがっちゃうし。そうでなくても嫌だな。個人的には。
飛び降りちゃうのもどうかなぁ。。。自殺と事故とのグレーゾーンがいいなぁ。気がふれてる訳だから。(さらに、あれだけしっかり自殺だと葬儀出せないし)
オィーリアには現実を直視できず、逃げ切った先が死である気がする。そして本人はたぶん、死んだということに気づいてないんじゃないかなぁと。

余談ですが、オフィーリアは絵画の題材としてもよく取り上げられてますよね。
有名なところではジョン・ヴァレット・ミレイのオフィーリアでしょうか。あとはドラクロアね。
むかーしむかしに購入した「水の女」という画集に載ってました。
同じ本に載っていたドラロージュの「若き殉教者の娘」もてっきりオフィーリアだと思っていた事は内緒ね。
久々に引っ張り出して見てみよう♪


さてさて。このハムレット。
これだけストーリーに文句付けておりますが、大して気にはしていません。だって、魅力的だったんだもの。
何が素敵だったかというと、やはりキャスト。
どの役も素敵だったと思うんです。

特筆は、やっぱしボローニアス@山路さんLOVE*^^*
いやー。コミカルでありながら押さえるところ押さえてるって言うんでしょうか。大好き♪

そして観劇前からたけこさんに釘を刺されたレアティーズ@伊礼君。
あの熱さ。あの強さ。あの美しさ。あのラブラブさ^^;
うひょー。ここまでオフィーリアを愛しちゃいますか。イカンイカン。おばちゃんは許しませんよ!

もっと毒々しく異彩を放つかと思われたガートルード@まよまよが、意外と弱々しい女性を演じていて、今までのガートルードと見方が変わったななんて思いました。
でも毒酒を飲んで死ぬところ、あまりにもハムレットにスルーされてて可哀そうだった^^;

芳雄君のハムレットも素敵でしたし、阿部さんのダンスも目の端で見れたし(ガッツリみたかった!!)、成河さんホレイショーもよかった。もともとホレイショー好きだし♪



ネタばれになるといけないんだけれど、2か所言わずにいられません。

一つめはレアティーズがフランス留学に戻るシーン。あんなに思いの丈を妹にぶつけていいんでしょうか!!そして、歌いだしを聞くたびに笑えちゃいました。(ごめんなさい)

二つ目はオフィーリアの埋葬シーン。これは必見です。
そして、めっちゃ注意が必要です!!


今回1回のみの観劇でもったいなかったな。
見逃したシーン@阿部さんダンス、確認したいシーン@阿部さんダンスが満載(笑)

ぜひぜひ、このキャストで再演をしていただきたい。
そしてその時には、もう少しストーリーを戻して♪



観劇後は、京ちゃまとたけこさんと飲み会です。
美味しく頂き、観劇トークも盛り上がりました。有難うね~
あ。私電。。。あの時話していた艦長の出る舞台、シンベリンじゃなくってレシピエントでしたぁ~






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鬼にお会いしたかった

2012-02-21 15:30:51 | 好き・応援
鬼に訊け。見に行きました。


お客さんは10人程度だったので、ゆったりくつろいで見る事が出来ました。


見た感想は、ものっそごいい!!ってこと。

寺院建築のことのみならず、棟梁と棟梁を取り巻く人たちの生き方が垣間見られるドキュメンタリーだったと思います。

棟梁の語られた逸話のなかで一番有名なのはたぶん「木の生きてきた年数だけ材木は持つ」「南向きに生えた木は南に使え」ってのではないでしょうか。
ただ建物を建てるだけではなく、その建物が一千年もつ為の根幹を棟梁は解いています。
もともとの木材が生きてきた背景を知る事で、より強くしなやかな建物になるのです。
建物は生きているんですね。

西岡棟梁は、もともとは法隆寺の棟梁を務める西岡家の三代目でした。
映像の中の棟梁がおっしゃってました。
「修理の時に材を削るやろ、そしたらふわぁって木の香りがするんや」
「瓦をよけるやろ、ほんなら梁が数日かけて元通りとは言わんけど戻ってくるんや」
「一千年経っても、木は生きている」

すごいですよね。
樹木としての寿命は終わっていても、材木としては現役だってことです。


西岡棟梁は、棟梁の家に生まれながらも大学は農学部に行かれたそうです。
お父様は建築科に進ませたかったそうですが、これは棟梁のおじい様のご意向なんだそうで、その考えのもとは「素材を知る」と言う事でした。
使われる木材の性質。それはその木が生えている環境で大きく違うそうです。
どこに生えどう育ったかを見極める目が、一千年の時を支える木材を選ぶ目となる事をおじい様はご存じだったのです。
図面で建物は立たない。木をどう使うかで決まる。と棟梁はおっしゃってました。
おじい様の選択のおかけで、棟梁は木材を見ただけでどこの木材か解るほど詳しくなられたそうです。


西岡棟梁と言えば、古代の道具の復興やその建築設計の理念が有名ですよね。
槍鉋や鐇などはオイラでも知っている道具です。
「鐇は足の裏削って一人前」なんて笑っておっしゃってました。(怖い怖い^^;)

設計の理念と言えば当時新聞を賑せるほどだったので、詳しくは知らなくてもオイラも小耳にはさんだ事はあります。

・法隆寺の金堂の時には鉄骨騒動。
・薬師寺の金堂の時には鉄筋コンクリ騒動。

どちらの話も、棟梁のお話を聞いているとなるほどと思います。
棟梁のおっしゃっていた事を要約すると、こんな事。
「一千年持つ木の中に、200年ほどしか持たない鉄やコンクリートを入れてどーする!」(←要約し過ぎ・笑)

同じ鉄でも、鋳造されたものと地鉄(日本刀などで使う鉄。)では全く違うらしく、入れるならせめて地鉄だとおっしゃってました。

国宝など今あるものを今守ろうとする政府と、建物ごと次代に残そうとする棟梁との考えの違いでもおあると思いました。


ドキュメンタリーの中で棟梁がおっしゃっていた一番心に残った言葉。
西塔の落慶の折「棟梁のおっしゃる(鉄骨などを使わない、古代建築)木造の塔が完成しましたね」とお祝いの言葉に、「まだ試験を受けてないから完成じゃないよ」と答えられたそうです。
棟梁のおっしゃる試験とは・・・
東塔のように多くの天災を受けてなお、建ち続けると言う事。
阪神大震災を経てようやく棟梁に合格をもらった西塔なのでした。


晩年、病に伏された棟梁は薬師寺に棟梁を辞する願いを出されたそうです。
しかし薬師寺はそれを受理しなかった。
それを聞かれた棟梁は男泣きに泣かれたそうです。

法隆寺の棟梁という家に生まれ、棟梁になる事が運命づけられた西岡棟梁ではありますが、亡くなるその一瞬まで棟梁であり続けたのは運命ではなく棟梁の選んだ道だったのだと思います。
揺るがない信念、その芯の強さが棟梁たらしめたのだと。
そして関わる人すべてに、棟梁の心は波及したのではないかなぁと思ったドキュメンタリーでした。




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鬼に訊け

2012-02-15 09:25:43 | 好き・応援
鬼に訊け -宮大工 西岡常一の遺言-strong>


寺院建築で、この名を知らぬ人はいない、西岡常一師。
西岡棟梁のドキュメンタリー映画だそうです。

これは見逃すと絶対に後悔する。と思うのであります。

オイラ自身は、西岡棟梁とお会いすることもお話を聞く事もありませんでしたが、棟梁の話された事はいろんな方が話されているので聞いています。
西岡棟梁を存じ上げてはおりませんが、その話をされる方のお顔を見ていればどれだけ素晴らしい方だったかが伝わってきます。
どんな映画だろう。。。
すでにロードショーされております。
全国で上演されますが場所によって時期が違いますので、興味のある方はしっかり確認して観に行ってくださいね!
オイラは大阪上演まで待てそうにないので、奈良に見に行こうともくろみ中(笑)


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のぼさんの舞台

2012-02-14 10:48:17 | 好き・応援
2012年5月19日
nobolabo
『KOKO-ただここにいたいと...そんなきもち-』
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5/19(土)16:00/19:00
前売・当日\3,000

振付:登坂良樹
出演:anna、大寺亜矢子、大縄みなみ、橋本奈美、堀明日香、他

『KOKO』は「ここ(here)」であり「個々」の意味合い。
そこに存在する人物、ダンサーがそれぞれのシチュエーションを色を持って在る姿。
その有り様をやわらかいタッチで表現出来ればと思います。



我らがシェフダンサー。のぼさんの舞台でございます。





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リニエール

2012-02-08 16:12:55 | 舞台関係
あ。今思ったんだけど。
どー考えても、デュークなひできがリニエールするのは難しそうなので、大ちゃんがリニエールしたらいいや~ん♪
どうかな?似合うと思うんだけど☆




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