ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

コメント大歓迎!BUT訳の解らない書き込みはザクザク消しますッス!

第三十六番 日朝山弥勒寺

2011-04-13 10:31:25 | 西国薬師四十九霊場
4月10日。比較的早めに起きれたので、ちょっと遠出を試みる。
もちろん、3dayチケットの範囲内ですよ♪

近鉄電車でガタタンゴトトン。
オイラは扉際の端っこに座ってた。途中で乗ってきたよくおしゃべりする2人組のおねーさんが隣に座った。その後、更によくしゃべる5人組のおばさまに囲まれた。おしゃべりのシャワーを浴びてるような気持ち。5人のおばさまが立ちはだかっているので窓の外の景色も見えず、四面楚歌。
「ま、そんなこともアルワイナ」と、うつらうつらとしながらもゆらゆらゆられながら向かったのは、名張の里。
思ったより近かった~♪

桔梗が丘で降りるか名張で降りるか・・悩んだ末に名張駅からバスに乗る。
結局そのバスは桔梗が丘へ立ち寄ったので、桔梗が丘から乗っても同じだったんだけど。
田原行きのバスとバス停から目的地までの道順を近鉄の駅員さんや三交の方、観光案内書のおねーさんに聞きました。いろいろ親身に教えて下さってありがとうございました^^
特にバスの運ちゃんは、帰りのバス停の位置まで降り際に教えて下さり、ホント、有難うございました。


田原の駅で下車。そこからは徒歩5~7分。
のんびり畑を見ながら向かう先には第36番薬師霊場 日朝山 弥勒寺がございます。

そーです。この日は久々の薬師霊場巡りだったのであります。

まず最初に、厠をお借りしてスッキリしてからお参り致しました(笑)


扉に張り紙。堂内参拝300円。
もちろんお堂の中に入らせて頂きました^^


石薬師寺さんの時と同じく、イケメンのご住職様がじっくりお寺の成り立ちから今までをお話して下さいます。

弥勒寺さんは、聖武天皇の身世に建立された古ーいお寺。お寺の名前通り、創建当初は弥勒如来様をご本尊としたお寺だったのではないかと考えられています。
名張付近は伊賀の里。時代が下って戦国時代。伊賀の里の寺院のほとんどが織田の焼き打ちに遭いました。その時、多くのお寺と共に仏像が焼かれたことは説明するまでもありません。山裾の弥勒寺さんはかろうじて焼き打ちを逃れられたらしいです。お寺の人や里の人が、お寺に納められた仏様をどうにか近くのお寺に避難させたのが現在のご本尊様のお薬師さんではないかと推察されているそうです。そういった文献さえも燃えてしまい、本当のトコロは解らないんですけれど。
ちなみに、弥勒如来様のトコロに「弥勒菩薩」と名札が出てます。これは先代のご住職様が参拝に来られた方に説明する時、「56億7千万年後に弥勒菩薩様が悟りを開かれて如来様になられた姿です」と説明してもなかなか弥勒=菩薩の図式が崩せなかったところから、参拝者が「???」とならないように菩薩でいいか~と書かれたそうです。中宮寺や広隆寺の半跏思惟の弥勒さんの威力、恐るべしです(笑)

ご本尊様の薬師如来様も結構傷だらけです。いろんなところに修復の跡があり、この土地の仏様の受けられた受難に思いを馳せずにはいられませんでした。ちょっと泣きそうになっちゃったよ^^;台座とご本尊とは造られた年代が違うそうですが、台座の蓮の金箔が剥落している部分に、文字が書かれた和紙が貼られているようでした。
ワタクシ無知でして、金箔や金泥はそのまんまべったり塗っている(貼っている)ものと思っておりましたがご住職様にお話を聞くと、下地に紙を貼ってから塗ることも多いんだとか。もしかするとお経さんを下地に金を塗っているのかもしれませんね。実際のトコロ、調査はされていないので何が書かれているのかは解らないんですって。

修復と言えば、こんなお話もして下さいました。
仏様の修復は、その当時考えられる最高の修復技術をもって修復されます。しかしそれは、いつも完璧な修復結果をもたらすとは限らず、時にはありゃりゃ~^^;な結果になることもあるんだとか。
それがご本尊様の裏側に安置されている二体の聖観世音菩薩様で見比べることができます。
1体は藤原時代の一木造り。オイラまたまた無知でして。。。^^;柱などに一木をマンマ使う時は、縦に裂けることを回避するため割矧(わりはぎ)という技術(先にあらかじめ木に縦に切り込みを入れ、その切り込みに当て木をする技術)を用いて木が裂けないようにするんだそうです。しかしこの菩薩様のお体には、その技術は使われておらず、しかしながら裂けることなく今日までおられるとの事。(他に内刳(うちぐり)と言って、内側をくり抜く方法もあるそうです)これは、最初に作られた時に使われた木が良かったことと、その後の修復も良かったんだろうとの事です。これだけ綺麗な状態で残っているのはとても珍しんですって。
もう一体は黒光りのする観音様。(作成時代とか修復の時代を聞いたのに忘れてる・・・^^;すみません)こちらの観音様は、見るからに痛々しいお姿です。元々は木造漆+彩色だったかも、、、な観音さまでしたが、当時の流行りの修復方法が漆に鉄を混ぜ、艶を落として塗ると言うものだったらしいです。鈍く黒光りするお姿には金泥が映え、きっと神々しかったんだろうなぁと推測できます。しかしながら混ざっているものが鉄。100年ほどはきっと美しかったんでしょうけれど、次第に酸化し今ではボロボロに剥落しています。更には、最初の作りが悪かったのか、その後の修復が悪かったのか。。。お顔の真ん中が真っ二つに裂けてしまっているのです。これは剥落よりも痛々しいです。しかしそれもこれも時代の流れなんですね。
二体の観音様は仲良く並んで立っておられました。
この二体の観音様はとても印象的でしたね。

さらに観音様の修復の話の延長で、またまたオイラの無知が発覚。
観音様のお姿って、片手に水に蓮の蕾を差して片手は上げてるか下げているかじゃないですか。でもね、本来観音様は4本の腕で我々をお救い下さっているんだそうな。仏像になった時、何故腕が二本になっちゃったのかその経緯は解りませんが、4本の名残として、本来水と蓮の蕾を持っている二本が融合して、水に蓮が生けられた花瓶状態で表現されているんだそうです。
面白いですねぇ。
ちなみに手を上げて(曲げて)、手のひらをこちらに向けている仕草(?)は「おいでおいでだいじょーぶよ」と表わしていて、手を下げて手のひらをこちらに向けている仕草(??)は、「救ってあげるからね」って表してるんですって。

それぞれに意味があり、それを教えていただけるのはとても嬉しく有難いことです。

このほか、役小角様もおられます。
元々は小角堂という小さなお堂に納められ、風雨にさらされていたそうです。前鬼後鬼を従えておられたそうですが、一体は盗まれてしまったそうです。(どっちが盗まれたんだろう?右側の脇侍の鬼さんが残ってます)
口元など、部分的に彩色の跡が残っており、造られた当初は、綺麗に彩色されていたことがうかがえますよ。
玉眼なので、睨みつける眼力はとても迫力あります。
久米寺の久米仙人を何となく連想したんですが・・・見た目は全く違うんですがね、迫力度合いはいい勝負ではないでしょうか(笑)

こちらのお寺、大般若経も所蔵されておりました。
っつか、このあたりのお寺では、たいてい大般若経を持っていらっしゃるんですって。
年に数回、転読されるそうです。
いつもはお薬師さんで遠くから眺めているだけの大般若経のお経さん。近くで見せていただけてラッキー♪
堂内を説明して頂いている途中から一緒に回ってくれていた息子さんが「これ、読むの?どれだけかかるの?」と質問。(ナイス質問!)
パパ住職、ちょっとはにかみながら「これはな、読めへんねん。転読って言ってぱらぱら~っと(お経さんを繰って転読の仕方を見せながら)して読んだ事にするねんで」とご説明。
しかし息子も負けてません。「読んだら何日くらいかかるのん?」
ご住職苦笑しながら「そやなー。一日1冊でも600日やなぁ」って(笑)
そこですかさず「今度読んだら、何て書いてあるか教えてな^^」と口を挟んでみたオイラ。息子さん曰く「漢字やからまだ読まれへん」との事でした。いつか読んだらおばちゃんに教えてな~^^と心の中でつぶやいたオイラなのでした。

ご住職とお話をしていると、まだまだいっぱいお話を聞きたかったんですが。。。
ふとお堂内にあった時計を見ると13時を指そうかとしております。
このアタリ、一時間に1本しかバスが通ってないんですよね。しかも、13:12のつぎは15:12までバスがなかったんですよ^^;
お名残り惜しいがそろそろ退散。いやはや、充実した時間を過ごさせて頂きました。
次はもう少し早く来て、裏の山にも登って、ご住職様の法話も聴きたいなぁと目論むオイラでありました(笑)
紫陽花がとても綺麗らしいので、その頃に行けたらいいなぁ~




さてさて、帰りはと申しますと。乗車番号ごとにメーターが上がるタイプのバスだったので、桔梗が丘で降りて電車で名張まで出ることに。バスに乗り込むと、行きと同じ運ちゃん出来た(笑)

名張駅に出て、そんなお腹は空いてはいなかったんですが、まぁ、通常モードだし・・・駅前のお店で腹ごしらえをすることに。


こちらの磯屋さんで日替わり丼を注文すると・・・


豚キムチ丼が出てきました!
勝手に海鮮丼と思い込んでたのでびっくりしちゃったけど、美味しく頂きましたよ^^


最後に名張駅前のお店でお土産に名張まんじゅうをGET。
家に帰って名張まんじゅう食べたら、激うまでした。もっと買えばよかった~

こーしてようやく次の場所へと移動を始めたオイラなのでした。
つづく。




人気ブログランキングへ
↑いやはや、男前かつ柔らかいアタリのご住職様でした。ビバ弥勒寺に、ポチっとな♪

*・゜¨゜゜・*:ランキング参加中です:*・゜¨゜゜・*
>


携帯からはこちら→

第34番 塔世山 四天王寺

2010-09-09 12:01:09 | 西国薬師四十九霊場
さてさて。行きに乗ったタクシーのレシートに書かれている電話番号に連絡して、帰りもタクシーに来てもらいました。お呼び出し代は100円増しだったかな。

再度津駅へ戻るべく、元来た道を戻ります。
平田町から伊勢若松へ。伊勢若松から津へと。。。その伊勢若松駅での乗り換えの時に見つけたのがこれ。

パンの自販機。
なんでもパン屋さんが工場から毎日直送しているそう。
一旦は通り過ぎたんですが・・・電車を待っている間、気になって仕方がありません。
菓子パンから調理パンまで、結構な種類があるんですもの。。。


我慢できずに買ってしまいました。
買ったのは、オーソドックスにカレーパン☆出てきたパンは、ほんのりヒンヤリ。痛まないように、内部はクールになっている模様。
この日には食べずに、翌日の朝食に家で食べましたがふわふわのパンで美味しいでした♪

どーでもいいことですが、最近、ちゃんと現地の地図を持ち歩かずに歩きまわることが増えました。
これは目的地まで行く道をきちんと頭に入れているからではなく、単にズボラをかましているだけです。今回も持たずに行きました。
薬師霊場巡りの本に載っている地図って、意外と不親切で・・・個人的には間違いなく迷うんです。(あ、不親切なんではなく、オイラが方向音痴なだけか?)
今回も、駅にある地図と本とを比べてからGO!

結果的に迷わず着いたのですが、気分は迷子で進んでました(笑)


こちらが四天王寺さん。大阪の四天王寺さん同様、聖徳太子ゆかりのお寺で、推古天皇勅願のお寺です。


山門は市の有形文化財なんだって。推古天皇勅願寺なんだけど、壁に5本線はありませんでしたねぇ。


楼門って言うんでしょうかね?(←モノ知らず)どっしりした構えでございます。


「登っちゃいけません」とは書かれていなかったので、ちょっくら鐘楼に登ってみました。急こう配の階段で、下りる時恐かった^^;


どーんとお堂。こちらは最近建てられたんだと思います。綺麗なモダンなイメージのお堂です。
お参りをしようと思ったら、蜂がブンブン飛んでいます。しょえ~^^;落ち着いてお参り出来ん。
っつーことで、中に入らせて頂いたら・・・なんと本堂の脇の部屋に、この日会社の同僚と座禅会をされてたという方とご住職様がいらっしゃいました。ちょうど座禅会が終わったところで、いろいろお話をされているところだったようです。
「お参りさせていただきます」と声を掛けると、「どーぞー」とお返事くださいました。南無南無と般若心経なぞ上げていると、ご住職様がお茶とお菓子を入れて下さり、座談会に参加させてくださいました。
どこから来たの?とか、暑いねとか、お薬師さん巡ってるのとか、、、本当に他愛ないお話を致しました。
一旦奥でご朱印をしてくださったご住職の後ろから、チョコマカと付いてくるぬいぐるみが・・・ぬいぐるみと思ったのは、トイプードルでした(笑)なんでも最近お寺に加わったニューフェイスらしい。めーっちゃ可愛いかった~*^^*
オイラや座禅会に参加された方のところに、ちゃーんとお愛想をふりまきに行きます。ご住職曰く「座禅犬として近々デビュー予定です」だって(笑)実際には伏せも怪しかったけど~(爆)いつか立派な座禅犬になるかしらん?乞うご期待!ですね。
ちなみに名前は「ふうちゃん」だそうです。気づくとオイラのお茶を飲んでました。わんこって、氷入りの緑茶を飲んでもお腹壊さないかな?


しばし皆様の仲間に入れていただき、散会。
頂いたお菓子はお家へ持って帰りました~♪


あ、こちらのお寺の門は巴。なんで巴なんでしょうね。聞かずじまいでしたわ^^;


三面大黒天という珍しい大黒様もいらっしゃいました。
仏様写すのダメなんだけど、「一枚撮らせて下さいね」と大黒様に言ってパシャリ。
中央が大黒様。向かって左側(大黒様にとっては右側)のお顔が弁天様、反対側が微斜門様なんだって。なんでも信長公が奉じたらしい。
石薬師寺さんでは焼き打ち。四天王寺さんでは奉納。。。信長が読めません^^;
後からHPで気づきましたが、信長公のご母堂のお墓があるんですね。

見逃しているものが多すぎる・・・またお参りに来なくっちゃ^^;




人気ブログランキングへ
↑座禅会に誘われてしましました。参加するの、大変だけどぉ。。。ポチっとな♪
*・゜¨゜゜・*:ランキング参加中です:*・゜¨゜゜・*


携帯からはこちら→

第33番 高富山 石薬師寺

2010-09-08 17:49:12 | 西国薬師四十九霊場
弘川寺と野中寺の記事を書いてませんが^^;(6月に行ったのに!)
とりあえず、記憶に新しい石薬師寺から書きます。

残暑厳しい9月4日。朝は6時台の電車に乗って、ガタタン、ゴトトンと参りましたのは、津。
一番の目的は、横内さんが手掛けられたわらび座の「アトム」を観る事だったんですが。せっかく津まで行くんだから近くの霊場にもお参りしようと、気合いを込めで出立したわけです。
ハイ。行きの電車はごっつ眠かったっす(笑)

鶴橋から近鉄特急に乗り、津で下車。その後、急行に乗り換え伊勢若松へ。更に乗り換えて、平田町まで行きます。
最寄駅からも遠いんだな。タクシーを捕まえて、石薬師寺までは約15分ほど。駅から歩くのはちょっと無理でしたね。ちなみに、駅前のタクシー乗り場には、常にタクシーがいるわけではないようです。流しているタクシーもまばらなので、いざという時はタクシー乗り場に載っているセンターに連絡して、駅前までタクシーを呼ぶ事をお勧め致します。

東海道五十三次にも描かれた石薬師寺は、弘法大師空海が巨石に爪でお薬師様を刻んだのが始まりとされております。それが現在のご本尊様なんです。彫りの浅いレリーフの様な感じらしいです。普段は秘仏となっておりますので、ご開帳されておりません。年末のすす払いの時に開帳してお参りが出来るとの事。
空海と所縁のある嵯峨天皇の勅願寺で、勅願寺になってすぐは菊のご紋を頂く塔頭の沢山ある荘厳なお寺となりました。その後、信長の焼き打ちなど様々な困難にあい、大きかった寺院は5~6分の一の大きさとなって現在に至っているとか。信長って、あっちこっちで焼いちゃてますね。

大きな石に彫られたご本尊様ですから、持ち上げるって事が出来なかったらしい。
なので奈良の大仏さんと同じように、ご本尊様の回りに建物を建てていく・・という方式で作られたお堂です。内陣に入ると「おろ?」っとびっくりな階段があるのです。
石薬師さまの石の大きさは約190cm。蓮の花の上に立っていらっしゃるんですが・・・
そーなんです。普通の内陣の高さからでは仏様を見降ろすという罰当たりな図式になっちゃうんですね。で、内陣に階段を作り低くすることで、ご本尊様の前に来た時にお薬師様とほぼ目線が合う様になっているのです。
素晴らしい智恵ですね。
このお堂、三間堂と言われるお堂なのです。通常三間堂といえば、1間=約180cm、それが三間あるので、約5m40cmの小ぢんまりしたお堂を差します。
しかし石薬師寺の三間堂は、どう見ても5m40では納まりません。これは、1間=180ではなく、柱と柱の間を1間としたのではないかと考えられているのだそう。
柱が4本で、三間って事です。こんな考え方の三間堂は大変珍しいそうですよ。

さてご本尊様に話を戻しましょう。
こちらのお薬師さまは、薬師寺のお薬師さんと同じく薬壺を持っておられません。奈良時代に作られたお薬師様のいくつかには、形が定着していないからか、薬壺を持っていらっしゃらないものも多いとか。石薬師寺さんのお薬師さんもそういった事かもしれませんね。
薬壺を持っていないお薬師さんの場合、たいていどこかに薬壺が描かれているらしいです。石薬師寺さんの場合は、お厨子の屋根の上アタリに描かれているんだって。薬壺を確認しようと背伸びしたら、真言宗なので護摩を焚くため、お堂の天井付近は真っ黒なのです。薬壺も煤の下になって見えなくなっていました。

お薬師さまは来迎印という印を結んでいらっしゃるのですが、この印を結んでいるのは薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来の3如来様だけなんだそう。
この3如来様は非常に密な関係なんだって。
お薬師さんは東方浄土の如来。これは生まれた時、過去を表わすんだそうです。
釈迦如来は真上。これは現在を表すんだそう。
阿弥陀様はみなさんご存知、西方浄土の如来様。滅する時に向かう方角。未来を表しているんだって。
この3如来様がそれぞれ、過去・現在・未来という、この世のすべての時間を守っていらっしゃる。そして印相が同じ・・・もしかすると如来様は変化し続け、一生に寄り添ってくださっているのかもしれません。

石薬師寺では、お堂内のお参りに300円必要です。しかし、希望すればこーいったお寺の縁起から考え方からいろんな事を説明してくださいます。
これが石薬師寺のお坊様に小一時間、オイラが教えていただいた事です。
300円で小一時間のお話が聞けるなんて、なんて素晴らしいんでしょう!
非常に満足し、石薬師寺を後にしたのでありました。


山門から参道へ。素晴らしい小鳥の鳴き声が出迎えてくれました。(なんて小鳥かは解らないけど^^;)


薬師三尊の梵字です。


出来うる限り、内陣でお参りしたいオイラであります(笑)


境内にはお地蔵さまが沢山いらっしゃいました。


釣鐘にも薬師三尊の梵字が!こんなの初めて見た~^^素敵~♪


天皇家勅願の証。どーんと菊のご紋だぁ。



人気ブログランキングへ
↑弘法大師はいろんなところに出没する。。。ポチっとな♪
*・゜¨゜゜・*:ランキング参加中です:*・゜¨゜゜・*


携帯からはこちら→

第22番 刀田山 鶴林寺

2010-05-24 09:07:47 | 西国薬師四十九霊場
5月9日 3dayチケットの最終日、加古川にあります鶴林寺さんへ行ってきました。

境内に入るとボランティアの方でしょうか、さっと近づいて来て、詳しくお寺の歴史や建物の事などを教えて下さいました。有難いことです。

鶴林寺さんは天台のお寺。
丁度前日に、薬師寺さんで天台宗のお話をチョロっと聞いてたので、おじさんのお話もフムフムと聞く事が出来ました。
なんでもね、南大門から本堂までの参道の途中に、道が左右に分かれて法華堂(鶴林寺さんでは太子堂)と常行堂に繋がっているのが天台の特徴なんだとか。

太子堂
茅葺のお堂でした。もともとは法華堂と呼ばれていたけれど、鶴林寺さんが太子に縁のあることから、太子堂に変わったんだって。約900年前の建物らしい。
内部には奇麗な絵が描かれていたらしいけれど、行を行う時に護摩を焚くので煤で真黒なんだって。近年、赤外線調査を行いその図案が明らかになったとか。
ちなみに太子堂に行く道の脇には沙羅双樹が植えられています。

常行堂
瓦葺の建物。こちら側には菩提樹が植えられてます。

んで、本堂。

こちらは約600年ほど前の建物。
法隆寺式の屋根だけど他の部分はもっと時代の下がった作りになっていて、和様に禅宗様を加味した折衷様式なんだそう。いいトコ取りの建て方なんだって(笑)
ご本尊様は秘仏で、60年に一度の御開帳。前回の御開帳が震災後あたりだったらしいので、あと40年以上後・・・生きてるか微妙~(笑)


三重の塔も本堂と同じろこのモノだろうと推測されている。(ちゃんとした調査はなされていないらしい)


本堂のお薬師様は直接拝むことはできませんが、こちらの新薬師堂のお薬師様はガッツリ直接拝めます。穏やかというよりは、凛とした御顔立ちのお薬師様です。
両脇侍に日光月光様を。その周りに十二神将を従えて居られます。
この十二神将が、いろんなお顔で見ていて飽きません。自分の干支に当たる神将さまをじっくり拝見してまいりました^^(おっちゃん風だった。)
このお薬師様は江戸時代のお医者様津田三碩が40歳で自分の妻を亡くし、その遺骨を脇侍の冠に納め奉納したとされているとか。ご本尊様は秘仏なため、衆生はお薬師様を拝むことができない。いつでも拝めるお薬師様を。。との思いもこめて建立したんだそうだ。
自分は医者でも助けられない命がある事をお薬師様に救って頂く。300年の時を越えた純愛と共に今に伝えてくれているお堂なんですね。ろまんちっく。


鐘楼。
600年ほど前の建物。朝鮮・高麗時代に鋳造された梵鐘が吊るされており、今でも除夜の鐘の時には一般人にも撞かせて頂けるらしい。(速いもの順みたいです。)


個人的に鬼瓦が大好きです(笑)
ちょっと可愛いお耳だと思いませんか~?

このほか、宝物館ではあいたた観音様も間近で拝むことができます。
太子堂の内陣の壁画を復元したものも奉納されているので、これは必見。
涅槃を描いているのがあるんですが、涅槃って、お釈迦さまが北枕で右を下に横たわり、その周りを僧や動物たちが嘆いている。右上空では摩耶夫人が雲に乗って涅槃を悲しんでいる・・とうゆーのが通常です。鶴林寺さんの涅槃はちと違うのです。北枕に仰向きに横たわり、摩耶夫人は帰って行くところなのですよ(笑)嘘だとおもった人は自分の目で確認して下さいませ。

人はポツリポツリとおりますが、ゆっくりのんびり鶴林寺さんを堪能出来ました。
境内喫茶ゾーンで売っている、あいたた最中はちょっと甘い目の餡が嬉しい、美味しい最中でオススメです。



人気ブログランキングへ
↑最中好きな人!ぜひ、ポチっとな♪
*・゜¨゜゜・*:ランキング参加中です:*・゜¨゜゜・*


携帯からはこちら→

第2番 鼻高山 霊山寺

2010-05-17 17:29:23 | 西国薬師四十九霊場
あぁ。出歩いている回数に日記の速度が追いつきません^^;


オイラが休み毎にうろうろしに行くのを、温かく(いや、冷やかに・・か?)見守っている母。
一緒に行く~?と聞いても「ええわ」とお断りされるんですが、珍しく行きたそうな雰囲気を漂わせていたのが「最勝会」なのであります。

オイラ、長らく花会式には通っておりますが、そのほかは天武忌に一度行ったくらい。
今年は最勝会に行くぞ!おー!!って意気込みだったんです。
で、オイラが最勝会のパンフレットを読んでいると、チラチラ~・・・チラチラ~とこっちを見ているんですね。で、ダメもとで「一緒に行く?」と聞くと、二つ返事で「行く」との事。
やっぱ、去年までは祖母の介護があったから、出歩くことをセレクトしてたんやろね。(実際、自分の体もしんどいしね。)

で、5月4日、最勝会に行ったのであります。

まずはまっすぐ薬師寺へ行かず、向かったのはちょっぴり手前の富雄の駅。
そう、ここから向かいましたのは第2番霊場、霊山寺
別名、薔薇のお寺とも呼ばれているお寺です。
母は、大変薔薇好きなのですよ。是非ともこのお寺に連れて行ってあげたかったんです。
ちょっと早い目ですが、薔薇咲いてるんじゃないかなぁ~と。

結果から言いますと、残念ながら、薔薇はまだ咲いておりませんでした。
蕾はいっぱいでしたけろ~^^;

気を取り直してお山を巡ります。
一番最初に出会うのが、干支守りの仏様。

この仏様の前で、5月の第3日曜日に薔薇会を執り行うんだとか。
仏様たちの前に龍が横たわっておりまして、お水を掛けられるようになっているんですがね、その龍が男前でした^^


さて、石段を上って本堂へと参ります。

堂々と翼を広げたような屋根がいいですね。

斜めから見るとこんな感じ。

ご本尊様は、薬師如来でございます。
秘仏となっておりますが、5月15日~6月何日までだったかな?^^;御開帳しております。

次に奥の院へ。

いい感じの山道を歩きます。
少し汗ばむくらいの山道です。
奥の院には、弁財天と七福神、そして山の神をお祭している祠がありました。

もちろん、御神木も♪
お参りの心得が書かれてまして、「真剣に願いなさい。そうすれば叶うでしょう。」と書かれてました。中途半端な浮ついた気持ちではいけませんよと念押しです。

奥の院のお参りを済ませ、次はご宝印を頂きに行きます。

蛙やリスが遊んでました(笑)

ご宝印を頂いた後に、お寺の中にある仙人亭にてお昼ごはんを頂きました。

その名も、仙人定食(仙人膳だったかな?)

卵焼きや焼き魚、刺身にきんぴらなどが付いて1000円♪
意外とボリュームもあって、きんぴらがごっつ美味しいでした^^

薔薇はほとんど咲いていないけれど、薔薇園の中にある喫茶プリエールにて、霊山寺でのメインとなります(←お薬師様がメインとちゃいうんかい!)薔薇アイスを。

お腹がいっぱいでも食べられるぅ~♪

とっても爽やかな、薔薇の形をした薔薇風味のアイスです。
機会がある方は、是非一度お試しください^^
添えてある薔薇クッキーもとっても美味しいよ☆






人気ブログランキングへ
↑薔薇は薔薇は♪薔薇アイスを食べたいアナタは、ポチっとな♪
*・゜¨゜゜・*:ランキング参加中です:*・゜¨゜゜・*


携帯からはこちら→

第11番 小田原坊 高室院

2010-05-13 10:10:40 | 西国薬師四十九霊場
金剛峯寺からどこへ行こう。。。
うろうろっと致しましたら、取りあえず近くに大師堂がございましたので、大師堂へ行ってみる。
受戒堂もありまして、宗派を問わず体験させて下さるんだとか。
時間がね決まっておりまして、今回は合わなかったのでオイラは未体験でございます。

次の目的地は高室院なんだってば。

高野山・・・地図なしで歩くのは無理ですね。
っつか、薬師霊場巡りの本の簡易地図では場所が解りかねる^^;(←方向音痴なので。)
高野山内の案内所にて地図をGET♪
GETしたんだけどね、その案内所のすぐ近くに高室院はありました。


やはり坊の中を通って本堂へと行きます。
こちらは案内はなく、どうぞ~まっすぐ行って右ね!みたいな(笑)

本堂はやはり薄暗く。
お薬師さまと対峙するような、自分の心と対峙するような・・・そんな気持ちでお参りを致しました。

高室院の残念だったところは、本堂のまん前が駐車場だった事。
何だかなぁ。
扉空いたら、ご本尊様が見る景色は駐車場かぁ^^;と思ってしまったのであります。
仕方ないんでしょうけれどね。


12時過ぎに高野山に着いたオイラですから、既にお腹はペッコペコ。
南海食堂とゆー、昭和初期!って感じの食堂でうーどんとごま豆腐を頂くことに。

うーどんは、オイラの好きな山菜うーどん♪

そして高野山と言えばのごま豆腐♪

うーどんは普通に美味しいでしたが、ごま豆腐はあっさりしててめっちゃ美味しいでした。

お腹を満足させたらば、またもや歩かねば!
壇場伽藍のまずは大塔へ。
大塔までの間にも、いっぱい塔やお堂が建っています。
それぞれに祀られている仏様の真言も大きな文字で書かれていて、真言を覚えていないオイラでも、ちゃんと唱える事が出来ました。有難いですね。

んで、高野山と言えばこの景色!

どーん!
紺碧の空に、朱の塔は美しか~♪
でかすぎて、携帯ではこれが限界(笑)

大塔は、なんだったかなぁ。。。ご縁日だったか法要だったかで特別拝観期間だったらしく、無料でお参りすることが出来ました♪ラッキ~☆
中は明るくて、天井が高くって、仏様が美しくって、うわ~・・って感じ。
四天王を見ていた男の人がお母様と思しき連れの方に「オレ気付いてんで!こいつ、悪いやっちゃ。仏さんふんずけとるで」と。。。
いやいやいや。それ、四天王様ですから。んでもって、踏まれているのは邪鬼ですから。一応、悪いのは邪鬼の方ね。こうやって懲らしめられて仏法帰依するんだからね~。。。と、心の中で突っ込んでおきました(笑)ってか、お母さんも「ほんま。これは教訓よ」なんて答えてたし^^;

実はこの日から灌頂結願があり、申し込みをすると参加出来たんだそうな。
お♪と思ってよくよく説明の看板を見ると、今日の分は定員に達したので〆切りました。との文字が・・・
ご縁がなかったようであります(笑)

で、この灌頂結願を行っているので、金堂のお参りは外からのみだったのであります。


ちなみにこの灌頂結願とは、閉ざされたお堂の中で目隠しをし、曼荼羅を巡って仏様と縁を結ぶ事なんだって。ポイっと花を曼荼羅に投げ、落ちたところの仏様と縁が結ばれるんだとか。お大師さんは3回やって3回とも大日如来の上に落ちたらしいです。
ま、そんなこんなで、金堂は外から南無南無しておきました。

日は傾き始めています。

まだ咲いていた桜の下でしばし考える。
このまま御影堂の特別内拝をするか、どうしようか、、、今回ご縁を結ぶのにはご縁がなかったし・・・と、霊宝館へ行くことに。

そしたら、こっちにご縁がありました♪
なんと深沙大将(沙悟浄のモデルとなっている)の塑像が展示されておりましたの^^
ラッキーだったわ。
次回の展示も非常に面白そうでした。また行こうかな♪


石楠花があちこちで咲いているのを見つつ、帰路に着く。
帰りのロープウエイでも、まだ登ってくる人がいます。
GWは、遠方の太子信仰の方がお参り出来るチャンスですものね。
高野山もこの日は遅くまで行事があったようです。

オイラはのんびりガタタンゴトトン・・と電車に揺られて帰りました。
九度山の駅で見た夕陽がとっても奇麗でした。



のんびり出かけたので、奥の院も行ってないし、お参り出来てないトコロだらけ。
ついでに神仏霊場のご朱印帳を持っていってなかったので、次回は秋ごろにリベンジ予定なのであります。



人気ブログランキングへ
↑高野山にリベンジを誓いつつ、ポチっとな♪
*・゜¨゜゜・*:ランキング参加中です:*・゜¨゜゜・*


携帯からはこちら→

第10番 高野山 龍泉院

2010-05-12 09:18:47 | 西国薬師四十九霊場
5月3日晴天。
GWウチの会社は5連休でしたが、1,2日と出勤となりましたので、3日の日に3deyチケットを活用して高野山へ行くことに。
もちろん、薬師霊場巡りでございますよ。
んが、しかし。目覚めると既に9時前・・・ヤバイ!!
急ぎ支度をし、ともかく高野を目指す。

やっぱりね~。遠いね、高野山。
ゴトトン、ゴトトン、、、と電車に揺られ約2時間半。
ようやく目的地の一つ、10番霊場の龍泉院に到着。


明るい日差しに緑が美しか~♪
スタスタと門をくぐると、すぐに見えてきます。

中に入ると、こんなに可愛いお地蔵さまがお出迎えしてくれます。

かーわーいーすーぎーるぅ~☆

で、お薬師様をお参りしようとしたんですが、本堂の扉はぴったり閉まってます。
ん~・・・どうしよう?

いえいえご安心召されい。
イケメンのお坊様が坊から出てきて、「どうぞお参り下さい」と本堂の中まで案内してくれます。
しかも、ゆっくりどうぞと言わんばかりに、オイラを置いてお堂から出て行きました。
ありがたや~。
心行くまで、声を出してお参り出来ましたわ。

お堂の中は明かりを点けて下さってても薄暗く、ご本尊様は奥のお厨子にいらっしゃるので、お顔はほとんど解りません。でもね、この暗さが心を落ち着かせてくれます。
じっくり対面してのお参り。
こーゆーのもオツですな。
欄間の彫り物の美しい事よ。見惚れちゃうね。
部屋の隅には、衝立かな?屏風かな~?四天王みたいな守護してくれそうな仏様が描かれてましたよ。(←見ただけではどんな仏様か解らない^^;勉強嫌いが祟るぜ)

じっくりお参りを済ませ、ご宝印を頂いて龍泉院を後に。
イケメン坊主とはまた違うお坊様が、縁に座って見送って下さいました。
いやはや、穏やかな気持ちになりますねぇ。

そーして次に向かうは、金剛峯寺。

電車もバスもダダゴミだったのに、さすが高野山は広いんですね。
うわ~っと人が散っているせいか、金剛峯寺でもそんなに混んでいる感はありません。

ここの彫り物もすごかったですね。
「うわぁ!」と声が漏れましたもの。

中はそこそこ混んでましたが、ゆっくりお参り出来ます。
丁度、龍泉院の坊に泊まるという団体さんが金剛峯寺に来ておりまして、説明を受けながら回ってたんですよ。オイラその列に挟み込まれちゃって(笑)
いろいろ説明を一緒に聴かせて頂きました^^
どうやらこの日は、いつもはカーテンが引かれて中が見れないお部屋のカーテンが開いていたそうで、中がチョコっと見れました。ラッキ☆(と言っても、遠いので中が見えてる~程度ですが^^)

個人的には、庫裡とか面白かったなぁ~♪
あと、お坊様のミニミニ法話も!
「花の美しさに感動するなら、その根元の恩を知りなさい」と言う意味の法話を聴かせて頂きました。ミニミニなので、2回聞いちゃった♪(法話の内容はちょっとづつ違いました)


門扉の金具もカッコイイです。こーゆのん好き♪
ちなみに高野山のマーク(?)は、丹生の神様の巴と桐を組み合わせたもの。二つで一つなんだそうだ。

これね。



さてさて次は高室院を目指します。
金剛峯寺に礼をして、次の場所へと行くのでありました。


つづく。



人気ブログランキングへ
↑高野山は一日では回りきれないアナタは、ポチっとな♪
*・゜¨゜゜・*:ランキング参加中です:*・゜¨゜゜・*


携帯からはこちら→

第19番 崑崙山 昆陽寺

2010-04-26 09:06:11 | 西国薬師四十九霊場
こちらもアップしていなかった西国霊場です^^;(←どんだけ、面倒臭がってたんだ~)

2010年2月20日晴天
宝塚観劇の後に行ったのが昆陽寺です。

 
崑崙と聞くと妙にドキドキソワソワ(笑)
ね、やっぱ、崑崙と言えば中国古代の霊山中の霊山ですよね。西王母のいる仙界♪
そんな訳で、妙にワクワクしながら門をくぐったオイラであります(笑)


本堂にいらっしゃるお薬師さまは、行基様作だと伝えられております。
秘仏だったらしいんですが、震災後、4月2日の行基さん祭の時に御開帳されるようになったんだとか。

やはりお寺に来ると、もう一度来たいなぁって思います。
行基さん祭に来ようかなぁと画策中(笑)

行基様縁のお寺ですので、行基塚がございます。

ええ感じの塚でしょ~。

そして塚の近くには、行基さまが詠んだとされる歌の碑がございます。

『山鳥の ほろほろとなく 聲きけば 父かとぞ思ふ 母かとぞおもふ』

エエ歌ですなぁ。。。
この時代、旅をするという事はきっと今生の別れと同じ意味だったと思う。
常に遠くにある父母を想い歩まれたんだろうなぁと思うと、ほろほろと泣けてしまった。

んが!

よく見て下さい、この碑。
誰の文字だと思います~???

じゃじゃーん!
好胤師なのでした~♪
個人的に、めっちゃサプライズ気分^^


人気ブログランキングへ
↑好胤師が好きだーと思いつつ、ポチっと押して下さい♪
*・゜¨゜゜・*:ランキング参加中です:*・゜¨゜゜・*


携帯からはこちら→

第18番 大沢山 久安寺

2010-04-23 09:09:16 | 西国薬師四十九霊場
今更ながらですが、せっかくカテゴリーに西国薬師霊場ってあるのに、最終49に足りなかったらカッコ悪いなと思い、今更ながらなんですが、久安寺アップっす^^;

行ったのは2010年1月24日晴天

いいお天気だったし、バスの運転手さんいい人だったし~♪
穏やかなお薬師詣ででございました^^

んが。

この日の久安寺さん、お葬式が入っておりまして。。。
薬師殿がお葬式~初七日の法要となっており、お薬師様を近くで拝むことができませんでした^^;
このころ、まだまだ寒い日が続いてましたからね。

お堂の外からお薬師さんを拝んで、額をパシャリ。
そそくさと薬師殿を後にしたのでした。

久安寺さん、ご朱印はいただきましたがお参りが微妙にアレなんで(笑)
いつかリベンジしに行かなければならない場所なのであります。
お庭がおすすめのお寺ですので、今度は花の奇麗な時に行くぞ~♪


んで、お昼をお寺の入り口にあるかやの木さんでいただいたのだ。

葛うどん☆
葛粉でトロリとしたお出汁に、生姜が聞いててめっちゃ美味しいでした^^




人気ブログランキングへ
↑気温の変化にはご注意を!んでもってついでにポチっとな♪
*・゜¨゜゜・*:ランキング参加中です:*・゜¨゜゜・*


携帯からはこちら→

第23番 いかるが 斑鳩寺

2010-04-20 09:32:50 | 西国薬師四十九霊場
長らく霊場レポをサボっておりました。
オイラの18/49番目に訪れたお寺は、斑鳩寺。

奈良じゃございませんよ。
兵庫県です。
でもね、場所は太子町いかるが・・・それでも奈良じゃないんですよ~(笑)
その昔、聖徳太子が推古天皇にお経を2巻献上(読んだらしい)したことに対して、推古天皇から揖保川流域を拝領したんだそうな。
そのご縁で、この土地は太子となり、太子の斑鳩宮にちなんで斑鳩寺を建てたんだって。なので、お寺付近は鵤というらしいです。


バス停からお寺はすぐです。
菜の花畑を眺めつつ、まっすぐ進むとお寺はあります。

どっしりとしたこの門構え。ええですなぁ~

 
阿吽の仁王様のお顔も、心なしか素朴で優しげ。


門をくぐって正面が、講堂。
釈迦如来を中心に、向かって右側にお薬師様。左側に如意輪観音様がいらっしゃいます。
秘仏ですので、お厨子の扉はかっちり閉まっております。
御開帳日は、2月の聖徳太子の命日です。
扉はしまってますが、装飾が奇麗んですよね。

ご詠歌の額も何だか奇麗じゃないですか^^

講堂に向かって右側に三重の塔がございます。

この塔が一番古いんだとか。
鬼瓦がとってもラブリーです。

三重塔と向かい合うのが、聖徳殿。

13歳の姿の聖徳太子が祀られております。
太子自ら植えたとされる人毛なんだって・・・。久米仙人みたいだったら、怖いなぁ。。。
聖徳殿の前には太子1歳の像があります。


絵画教室の方でしょうか。境内をスケッチしている一団がいる程度で、のんびりしております。
聖宝殿(宝物殿)を見せていただくべく、寺事務所へ。

んが!!!

なんとこの日は、年に一度の観音様の法要の日なのだとか。
お寺の方々、皆忙しく・・・聖宝殿は開けられないとの事。
ついてない・・・
いやいや。これは太子の命日にもう一度来て、秘仏を拝せよとの事でしょう(泣)リベンジ決定ッス。


斑鳩寺さんの桜も満開です。


桜越しの奥殿が美しかろ^^♪

そうこうしているうちに、法要が始まったようです。

お坊様が観音様を拝む後ろで、檀家さんでしょうか、ご詠歌を詠っていらっしゃいました。

途中まで法要を聴かせていただいておりましたが、そろそろバスの時間です。
そっとお寺を出て、急ぎ向かったのはこちら。

和菓子屋さん(笑)
いかるがの里とゆーお菓子をGETして、次の場所へ向かうバスを待ったのでございます。



人気ブログランキングへ
↑お薬師さんを好きなアナタもそうでないアナタも、ポチっとな♪
*・゜¨゜゜・*:ランキング参加中です:*・゜¨゜゜・*


携帯からはこちら→