ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

コメント大歓迎!BUT訳の解らない書き込みはザクザク消しますッス!

今年も…

2009-12-31 20:49:12 | 呟き
父の兄の喪は明けましたが、祖母の喪中であります。
んが、父が行くと言うので、放って置くわけには行きませぬ。
今年もこちらへ行って年越しです。


良いお年を。





ん~f^_^;
祖母ん家、神封じしてるんだけど、いいのかな?
あ、でも、昨日も神社行ったしな( ̄○ ̄;)
…ま、いっかf^_^;

く・・・くるしぃ

2009-12-25 13:12:53 | 呟き
食べるかどうするか迷った、紫芋メロンパン(←紫芋なのにメロンパンとはいかに?!)。
一口食べたら、パンとクッキーの間の部分に黒豆が隠れてまして。
なんだか美味しくて、もう一口、もう一口・・・と食べてたら。。。全部食べちゃったんですね。

で。

今、満腹過ぎて。。。^^;






昼を食べ過ぎました。
苦しいっす。





今日、友達との忘年会なのよ。(←こら、そこ!クリスマスに女ばっかで集まってんじゃねーよとか言わない!!)
海鮮なのよ。
頑張って、お腹すかせなきゃ~~~(焦)

こりゃ楽しみ!!!

2009-12-22 09:17:01 | 舞台関係
月曜に来ていたメールを今チェック致しました。
来年の5月にある、舞台版『ローマの休日』の先行案内です。(東京は4月からみたい)

どんなキャストかな~・・・なんて、読み進めて行くと。
マキノさんと鈴木さん(哲也さん)のコンビではございませんか!!!

やんやん!知らなかった~
行く行く。絶対行く~♪
ビバ、大阪公演です^^
マキノさんや鈴木さんの舞台、大阪まで来るのって少ないから、ごっつ嬉しみですね。
で、気になるキャストは・・・
吉田栄作、朝海ひかる、小倉久寛(敬称略)
だって~。
朝海さんのアン王女、似合いそうです^^

うふふふふー。
先行しっかり申し込まなければ☆


こーして、来年の予定がどんどん埋まって行っちゃうのでした。

へぇぇ。。。

2009-12-21 16:13:07 | 舞台関係
2011年4・5・6月にレミロングランが決定したんですね。
オーディションがあるってことは、ガラッとキャストが変わるってことですよねぇ。。。

ほぉぉぉぉ・・・・

まだまだ鬼が寝てるくらい先の話ですが、それはそれで楽しみですね。
どんなキャストになりますやら。。。^^

2009年の出歩き帳

2009-12-18 09:59:49 | ぶらり・・・旅
せっかくなので、2009年の記憶に残るぶらり旅もまとめてみますね。


1月1日
篠山にて薪能。毎年恒例になっております。

1月31日~2月3日
観劇→TDRとゆー、かなりハードな東京遠征旅行。
前半は観劇とそれ以外の時間を将門クン縁の地めぐりに費やす。TDRはチョー詳しいちゃっぴぃさんが全てコーディネートしてくれたので、漏れなく楽しむ事が出来ました。

2月20日~23日
博多→久留米→日田→湯布院→高崎
観劇・観光のタッグ。
ブログで知り合った方を尋ねる九州旅行でもありました。念願の高崎山にも登り、岩田山との違いを楽しむ。
当初の予定以外の天領地・日田を入れたため、チョー特急の旅行でしたが、大満足でした。

3月7日~9日
レミ&犬山 名古屋の旅
レミ観劇と犬山訪問を組んでみました。しかし、犬山城には登城しておりません。
意外とのんびりした名古屋旅行。
ちゃっかり熱田神宮近くにある将門クン縁の土地も詣でてみました。

4月4日
花会式。西の京 薬師寺。
念願のお稚児さん参列♪
いや~。マジ、お稚児さん可愛いッス。

4月11日
東京に日帰り観劇してたらしい^^;

5月23日
三田にある花山院さんへ母とご朱印を頂きに。近いっちゅーか、遠いっちゅーか^^;
のんびりできましたねぇ。。。

7月10日~12日
観劇三昧東京遠征。
やたらと上野がお気に入りな今日この頃。。。でも寛永寺にはまだ行ってないんです。←早く行け。

7月15日
祇園祭。

※M.O.P.祭とばーちゃんちのお祭とがかぶったけれど、M.O.P.を優先。(だって、来年でファイナルなんだもん^^;)今思うと、お祭には行けなくっても、顔だけでも出すべきだった。不覚です。

8月14日~16日
ばーちゃん家のお盆。

9月11日~12日
女4人温泉の旅in加賀温泉。
いやはや、のんびり堪能の旅でございましたね。美味しい料理、ゆったり温泉、楽しい仲間が一番です。

10月24日
日帰り遠征inレミ
これが最後のレミになるとはこの時は考えていませんでした。(この後に一枚チケットを確保していたので。)諸事情により、このレミがMY楽となりました。

10月30日~31日
大阪べたべたツアー&USJでびゅん。
なんと、地元でも泊まっちゃおう企画。のんびりゆっくりしゃべり明かすってのがコンセプト。いやはや。濃厚な2日間でした。

11月23日
奈良寺社巡り。
6カ寺4神社を一日で廻ったのは初めてではなかろうか。(あ、金毘羅さん境内の末社とかお伊勢さん内の末社をお参りするのは別ね。同じ敷地内だから。この場合は、全部位置が違うって意味です。)
この時ばかりは、流石に気合が入ってましたね。


本来は、12月に大型観劇遠征があったんですが、まぁ、ご存知の理由でこちらはナシとなりまして。
この後12月の予定は、特にこれと言ってなく・・・週末は法事三昧でございます(笑)祖母の七日七日の法要のほか、父の兄弟の四九日なんかもあるんですね。マジ、法事ばっかりです。

とにかく、今年はほとんど出っぱなしの1年でした。
出会いの上半期、混沌の下半期って感じでしょうか^^;
西国薬師霊場を巡る事にしたり、成り行きとはいえ神仏150か所をめぐる事になったり・・・
神社仏閣参りのほとんどはUPしなかったので、ホント、毎週末どっかに出かけていたオイラでございます。

薬師霊場&神仏150か所がまだまだ残っておりますので、来年も神社仏閣三昧の予定です(笑)
日本国内、くまなく巡りたい!って気持ちを軸に、来年もうろうろ動き回る予定。
んー。。。体力は大丈夫なんだけど、お金が持つかが心配。
やっぱ、宝くじ当てなきゃ!!!(笑)

2009年の観劇録

2009-12-17 09:53:05 | 舞台関係
2009年の観劇録です。
ほとんど自分用の覚書みたいなものですが・・・
同月で複数回見ているものは割愛してます^^;

■1月■
春日薪能 翁
RENT
ラ・カージュ・オ・フォール
夜叉ヶ池
スーザンを探して

☆ラカージュと出会った1月。
この作品はごっつ好きです。面白いってだけでなく、「君を愛す」というラストの歌詞がこの物語を貫いているテーマだと思うので、そこが良いのですよ。
あぁ。是非是非、また観たいです。


■2月■
タイタニック
風が強く吹いている
愛と青春の宝塚
英世さん演出 卒業公演
ミス・サイゴン
マルグリット

☆タイタニック再演に燃えましたね。やっぱりライトラーさんは素敵なのであります。
愛と青春の宝塚。よかったですねぇ。。。なんでしょね。こーゆー一途な心が文化を支えておるんですね。うんうん。


■3月■
マルグリット
レ・ミゼラブル
英世さんひとり語り
雪組 ZORO

☆とにかく、義賊は好物なのでございます(笑)スカーンと楽しめましたね。ZORO。


■4月■
探偵 哀しきチェイサー
回転木馬
雪組 ZORO
田代親子リサイタル
ミュージカルスターは夢を見る
淫乱斎英泉
ルームシェア
古布
DOWN TOWN FOLLRS

☆チェーくんで、ジュリーを堪能。この人って、小さいときは好きじゃなかったんだけど、今はすごい人だなぁ・・・と。この人の声は、本当に絶品ですね。
そして劇的な万里生パパとの出会い(笑)
この人の笑顔が大好きだぁ。神様、この人を生かしてくれてありがとう。


■5月■
アンサンブル・ベガ
ムサシ
その男
阪神×ロッテ戦

☆爆発的なマスク危機状態で挑んだその男。
上川さんを素敵だと思いました(笑)。でも、それ以上にドリさんが素敵過ぎた。


■6月■
シラノ
遣唐使
盟三五大切
ミーアンドマイガール
覇王別姫
江戸の青空
蜘蛛の巣

☆なんつってもシラノ。だって、この公演を観なかったらダルをこんなに好きにならなかったもの~♪←え?そこ???いやいや。ひできのソロが激素敵だった事は特筆すべきだよね。
鹿賀さんブラボーな舞台だったなぁ。。。とにかく、見どころいっぱいでウハウハだった*^^*


■7月■
百鬼丸
青いサカナ団ガラコン
coco
ヴァンパイア
リボルバー
英世さんひとり語り
冥土有浮世狂言

☆こんなにも印象が変わるのか・・・と思いつつ観た百鬼丸。
そして(個人的な)祭が重なると、体力も懐もごっつ大変って悟った夏だった(笑)


■8月■
雪組 ロシアンブルー
星の大地に降る涙
オペラ・ド・マランドロ
大阪薪能
風を継ぐ者
ピーターパン

☆やっぱり新撰組が好きなんだと再確認した風を継ぐ者。
期待以上に素敵過ぎたピーターパン。あぁ。キラキラの粉が沢山の人に降り注ぐといいなぁ。


■9月■
大槻文藏の会 大般若
天翔ける風に
ドリアン・グレイの肖像
さよならノーチラス号
アイーダ

☆たまにある観劇パターン。疲れて半分近くうつらうつらとしながら観ているのに、ラストでガッツリ感動しちゃって泣くっての。
ロンドンで見たファントムしかり、大般若しかり。。。^^;(いやいや。マジで感動してるんですよ。)


■10月■
THE WINDS OF GOD
アイーダ
流れ星
狂言風オペラ「魔笛」
レ・ミゼラブル

☆恒例上演となってはいけないTHE WINDS OF GOD。なんど観ても泣いてしまう。
そして、あきおさん復活のアイーダにも泣く。


■11月■
涌泉能
花組芝居 ナイルの死神

☆昌司くんの成長を楽しむ舞台となっている涌泉能。初めて観た時は、義経だった気がするんだけど。。。すっかり声変わりが始まってますね。今後も楽しみであります。
予定していた奇跡の人が観られなかったのは、本当に残念でした。


■12月■
海をゆく者
情熱のバルセロナ
レザネ・フォール

☆どうにかしてでも行きたかった扉座のサツキマス。残念ながら行けなかった12月。
たとえ勘違いがあろうとも、聞き違いがあろうとも、気付かない事があろうとも。人生なんて、何度も体験できない一回だけのものなんだから。海をゆく者で、一回だけ見たその感想が全ての観劇があってもいいじゃないか、と思えた。何度でも繰り返して観たいオイラ的には、すごく斬新な感想だった。
そして、舞台は楽しくなくっちゃね!って事をしっかり打ちこんでくれたレザネ。鳳さん有難うなのです。



こうしてみると、沢山見てるわりには大した記憶も感想もないって言う、ショボショボな脳みそで申し訳ないんですが。。。
鳳さんの舞台をここ数年で何度か観て、すっごく傾倒してるかも。魅力ってのはこーゆーことなんですね。年を重ねてなお輝きが増すってのがすごいじゃないですか。(と言っても、昔の鳳さんを観た事はないので、一般的な噂と比べてってことです。)

いよいよ来年はM.O.P.がファイナルを迎えてしまいます。とうとうこの時が来ちゃう訳です。
あぁ。冷静な観劇はできるのでしょうか。
別れがあれば出会いもきっとあるさ。

2009年の観劇録でした。
来年も、観るぞー!

お芝居サン連ちゃん

2009-12-16 17:32:58 | 舞台関係
12月11日ソワレ『海をゆく者』
12月13日マチネ『情熱のバルセロナ
12月14日ソワレ『レザネ・フォール』
ちなみに12日は仕事だった(泣)

祖母を送ってから、妙なテンションなんですが。
見送って一番最初に見たのが『海をゆく者』で良かったと思う。
このお芝居、めっちゃ好きやー。
ご出演の方が上手すぎるってのもあるのかもしれませんが、本当に飽きることなくじぃ~~~っと食い入るように見てしまいました。
お話は何だか少し難しかったんだけど。
観劇後に思った事は、どんな人でも神に愛されているって事。
平田満さん目当てで取ったチケットだったんだけど、ホント、めっちゃカッコよかったぁ。平田さん素敵過ぎ。以前よりずっとずっと好きになっちゃったよ。

次に、いつもならちゃっぴぃさんと一緒に見るはずの宝塚@雪組公演。
今回は全ツ(全国ツアー)だったため、公演期間も短く。
ちゃっぴぃさんは暴走しておりましたので。
一人観劇。(日曜だったし)
祖母の二七日(ふたなのか)を済ませてから、ダッシュで梅芸へ。
お芝居の方のストーリーは、個人的には不完全燃焼だったんだけど。(主役を宰相と侯爵夫人にしてほしい。こっちの二人の方が、物語的だと思うもの。)
ショーがすんごく楽しかったのでOK。
いやはや。水さんも素敵でしたが、彩吹さんもごっつ素敵。あぁ。ずっと見ていたい、夢の園。。。(なーんてワフワフ気分でいたら、次回作で彩吹さん退団のニュースが舞い込み、激ショック。。。ありえな~い)
ちなみに、二七日の後に見るには眩しすぎる舞台でした。水さんの笑顔に、プチっと泣いてしまった事は、ナイショ。


これが今年最後の観劇となった、『レザネ・フォール』。
仕事の合間を縫って、強行突破のように行った観劇。
ヅカOG+福井貴一さんとゆー、異色な舞台。
でも、この舞台は観に行って正解。
すっごく楽しい舞台だった。
鳳蘭さんが、眩しすぎるくらいに素敵でねぇ。。。あぁ、本当にこの人は舞台に立つべくして生まれた人だぁ~と強く感じました。
「お手をどうぞ」と言って、客席の数人とダンスをする鳳さんに号泣してしまった事は、ここで白状しておきます。
すっごい沢山笑えて。
お腹の底から笑えて。
本当に有難うな舞台でした。
ちなみに、福井さんは甘粕の役。
オイラのなかの甘粕は、黒手組の羽佐間さんであります。
「ジリジリと熱い夏だった。。。」なのであります。(この、ジリジリと言ういい方がすっごく好きだったの。)
劇中、名前だけ出てきた大杉は、やっぱり清水さんなんですよね。野枝と二人、並ん浮かんできました。
帰りには、朔太郎に肩車されながら泣くキッドを想い浮かべ、ちょっぴり吠えてみた。
「のをあある とをあある やわあ」と。
鳳さんのきらめく舞台と、淋しい気持ちが混ざった感じ。
今年の見納めにふさわしい舞台でした。

ちなみに、一番素敵だったのは湖月わたるさん♪
サキュバスとゆー悪魔(淫魔)の役で。できれば最後まで声を出さずにいてほしかったなぁ。(もちろん、ファンとしては歌ってほしい所ですが、ここはぐっとセリフもなくってもいいくらい、って思ったオイラでありました。)
こんな感じのOG会の舞台、是非、彩吹さんにも参加してもらいたい。(てか、鳳さんとの共演が希望なのかも!)



そんな訳で、次回は一年の観劇モロモロをまとめてみようと思います。

成長しました。

2009-12-12 21:53:34 | 呟き
おぉ。
グリムスの木が、大人の木に成長致しました☆
なんか、キノコみたいなんですが。。。

12月12日はオイラの誕生日であるとともに、ガイアナイトの日でもございます。(こちら参照→
なんか、グリムスの木が大人の木になってるの、偶然なんだけど運命的だなぁ。
プレゼントチックでエコチックだ。
富良野では吹雪で中止のようですが^^;
大阪は吹雪は関係ありませんからね~。
ついでに家の中も関係ありませんからね~☆

今日は休日出勤で、今から帰るんですが。。。
晩御飯の時間を、蝋燭で頂こうと思います。
気分は三銃士ってか~(笑)


沢山の方に、お祝メッセを頂きました。
仕事中だっため、すぐに読んではいた物のお返事出来ておりません。
ゆるゆるとお返事致しますね~

噛みつかれました。

2009-12-11 16:34:26 | 大切な人
しんみり調子の文章が続いておりますが、ワタクシ至って元気でございます。
読んでご心配して下さった方、有難うございます。
泣き伏した生活は全くしておりません。
食欲もモリモリですから^^



さて、TOPにあげましたる靴。
数年ぶりになるのか、十数年ぶりになるのか、数十年ぶりになるのか・・・とにかく、祖母が元気で歩きまわっていた時の靴です。
踵も奇麗に打ってあるし、ちょうどサイズが合うならと、もらい受けた訳なのです。

最近、もっぱら運動靴しか履いていないオイラです。

この靴を履いて会社に行こうと十数歩歩いたら、既に痛くなってきた。
あらららら。
でも履き替えている時間はありません。
大学生のころには、おNEWの靴を下ろしたときにはこんなもんだったかもしれん。
根性だ。
と、そのまま出勤した訳ですよ。

したらば、しっかり踵を噛まれて、靴ずれが。。。

祖母の家で合したときは、てっきり合うと思ったんだけどなぁ・・・

右足がちょっと小さい気がする。
でも、踵を噛まれた以外は、とっても履き心地は良かった。
皮が固いだけかしらん?

この靴では遠出せずに、もう少し様子を見てみようと思います。

レモン哀歌

2009-12-10 09:48:58 | 大切な人
レモン哀歌/高村光太郎

そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
かなしく白いあかるい死の床で
私の手からとつた一つのレモンを
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ
トパアズいろの香気が立つ
その数滴の天のものなるレモンの汁は
ぱつとあなたの意識を正常にした
あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑ふ
わたしの手を握るあなたの力の健康さよ
あなたの咽喉に嵐はあるが
かういふ命の瀬戸ぎはに
智恵子はもとの智恵子となり
生涯の愛を一瞬にかたむけた
それからひと時
昔山巓でしたやうな深呼吸を一つして
あなたの機関ははそれなり止まつた
写真の前に挿した桜の花かげに
すずしく光つレモンを今日も置かう



オイラは高村光太郎の『智恵子抄』が学生のころから好きなんです。
その中でも、レモン哀歌はとても好きで。
特に「かりりと噛んだ」から「トパアズいろの香気が立つ」につながるその瞬間が、得も言われぬ感じなのであります。
死にゆく智恵子の中に、何か確かなものを感じる気がしてたのです。

この詩の中の「あなたの咽喉に嵐はあるが」の嵐は、智恵子の中にある死を比喩しているとずっと思っていた。
でも、祖母の病室で気付いた。
本当に咽喉の奥に嵐があるのだと。
少しづつ機能が低下してゆく体の中を、ざっと嵐は吹き抜けるのだと思う。

祖母の甥っ子が、家に会いに来てくれたときに言っていた。
「生きてるのも大変やけど、あっちにわたるのンも、ごっつ力がいるねんで。ぐっと踏み出さな行かれへん。死ぬってごっつ大変な事やなぁ。」

あの嵐は、もしかすると一歩踏み出すための助走なのかもしれない。
生きている時の最期にして最大の大仕事は、死ぬ事なのかもしれないなぁ。

祖母にとっての「数滴の天のものなるレモンの汁」は、あったのだろうか。
あったのなら、なんだったのかなぁ・・・