ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

コメント大歓迎!BUT訳の解らない書き込みはザクザク消しますッス!

奇跡を考える

2016-03-22 12:30:51 | 舞台関係
3月1日から、奈良の東大寺さんでは修二会お水取りの行法が行われております。
今年はお水取りカフェに参加させていただきました。
更に月末には薬師寺さんの修二会花会式もあることから、3月の気分は修二会一色なオイラです。

昔は2月で一年が終わり新しい年を迎えました。修二会は新しい年を迎える前に、1年間の穢をご本尊様に報告し清めていただく法要です。
東大寺さん二月堂では十一面観音様に報告するので十一面悔過。薬師寺さんではお薬師様に清めていただきますので薬師悔過。
旧暦では2月に行われておりましたが、新暦になって3月に行われているのです。

そんな訳で、3月はオイラにとって祈りの月なのでございます。

そんな3月にふさわしい舞台を2つ観ました。




3月11日に『賢者ナータン』


3月12日に『ルルドの奇跡』


ナータンは英世さんがご出演ということで、ギリギリまで行くかどうするか悩んだ作品でしたが、観てよかったです。
とゆーか、観るべき作品でした。
原作を読みたいと思って探したんですが、絶版なんですね。近所の図書館に一応あるようなので、時間を見つけて読みに行こうかと。。。

キリスト教・イスラム教・ユダヤ教を題材に描かれている『賢者ナータン』。
宗教という、信じる者同士が相容れ難い非常に難しくナイーブな内容にスポットを当てたお話なワケですが、信仰というそれぞれが譲れない難しい部分に論点があるのではなく、何よりも「人である」という、単純明快な根幹にナータンの視点が常にあるというそういう作品に感じられました。

一番心に残るのは、ナータンの娘レヒャが、自分を助けてくれた命の恩人の神殿騎士を「天使」だというのに対して、「お前が助かったのは奇跡だ。でもその奇跡は人が起こしてくれたものだよ。天使という特別な奇跡じゃない」と諭すところ。
人は手の届かない「特別」に奇跡を求めがちだが、ナータンは「目の前にある事実の奇跡をちゃんと見なさい」と言ってるのだと思うのです。

お話が進むと、どの宗教が一番偉いか・・・とナータンは問われます。
「三つの指輪」の物語を元に切り抜けるナータン。これは子供用に 『賢者ナータンと子どもたち』というお話になっているようです。
ラストが大団円なので、見ていてもとても清々しい。
今はまだありえない事なんだろうけれど、こうであってほしい結末でした。
このお話が、200年以上も前に書かれたなんて・・ホント、びっくりポンです。

そして、演出も面白かったです。
中央に四角く舞台が設けられており、そこが「お話の盤」なんですね。
役者さんはその舞台に登るとスムーズな演技を始めます。盤に乗っていないときは生きた登場人物ではなく、将棋やゲームの駒のような無機質な動きでした。

ナータンはもちろん大好きできたが、個人的にシッタが妙に好きでしたね(笑)

ナータンの写真アップされてました^^
こちらをどうぞ → 



翌日に見た『ルルドの奇跡』。
これはフランスの田舎で起きた奇跡の物語。
このお話が好きで、舞台があると聞いて前回2008年10月ルルドの奇跡参照)も飛びついたのでありますが、今回も飛びつきました(笑)
主人公ベルナデットには、前回同様多恵ちゃんが。神父様は宝田さんからきっしぃに!

物語はルルドで起きた本当の奇跡をミュージカルにしたもの。
前日にナータンを見ていたせいか、ベルナデットの目の前に現れた「美しい人」は、ベルナデットがそのまま受け入れるべき現実だったんだなと。マリア様という特別な存在ではなく、ありのままの奇跡。そのままを受け入れられるからこそ、ベルナデットにだけ「美しい人」が見えたのではないかと。

余談ですが、美しい人の特徴に「青い帯」とあって、「青衣の女人だ!」とか思った人はお水取り病です。

さて、話を戻して。。。
ルルドの奇跡。果たして本当の奇跡はどこにあったのか。
ベルナデットがマリア様に会ったこと?
泉の水で病気が治ったこと?
死したベルデナットの遺体が腐らずにあったこと?
どれも違うと思うんです。
きっと、信じる力、祈る力。それこそが奇跡なのではないでしょうか。
ベルナデットは死の直前まで祈っていたそうです。
そしてその祈りは、今もなおルルドを訪れる人たちに受け継がれ共にある。

まったくの余談2ですが、我らがきっしぃは神父様でした。
黒の衣装で、裾がふわっとしてるんです。
・・・が。。。なんか、クルっと裾を翻して歩く様は。。。銃士に見える^^;
なんで?神父様の衣装なのに銃士がかぶるんだーーー(笑)
きっしぃの体躯の良さに、どうやら脳内変換しちゃうようです。
三銃士観たい。。。



この二つのお芝居を見る前日、3月10日に、「東大寺二月堂お水取り」の講義を聞きに行ってました。

不退の行法と言われるこの修二会は、3回の中断の危機を乗り越えて、実忠和尚が初めて行った天平勝宝4年(752)から1264回、一度の中断もなく続けられている行法です。
この祈りは最初に書いたように、一年の穢を悔過するものですが、3回目の中断の危機は太平洋戦争でした。
攻撃の目標とならぬよう、目張りをして満行間近の韃靼を迎えたと「東大寺修二会 14日 結願」で書きました。



憎しみを乗り越えて、受け入れるナータンの生き方。
特別な存在として生きることを嫌い、祈り続けたベルナデット。
個人の救いではなく、すべての過ちを悔過する修二会の行法。

25日から薬師寺さんの修二会が一七日(ひとなのか)ございます。

今年の3月は、今まで以上に「祈り」について「奇跡」についてご縁がある気がします。















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久々のえべっさんで〆鯖を食べた件

2016-03-16 14:38:59 | 食べる・食べる時・食べれば・食べれ
ルルドの奇跡を観にお江戸に行きました。
日帰りでも良かったんだけど、お好み焼き屋さんのえべっさんに行きたかったのでお泊り致しました。

呑み友・京ちゃまとお店で落ち合い、いざ飲み食いっす。


先ずはビールで。
突き出しの桜えびの豆腐の桜えびが激激旨旨でヤバかった。これだけで呑める!!!


〆鯖
何度かトライしたけど、売り切れててここ数年食べてれてなかった〆鯖。ドキドキしつつ注文すると、この日はありました!前日に売り切れたので、大将がこの日に〆たそうです。〆たてホヤホヤの〆鯖、激旨でした!!
腹の部分とセの部分で酢の入り具合が違って、刺身な部分と〆の部分とが楽しめる逸品。胡麻も効いててあと3皿くらい楽しめそうだった。


牡蠣ポン
普通牡蠣ポンといえば、生牡蠣だと思うんですが・・・そこはそれ、お好み焼き屋さんですのでサッと火が入っておるのです。牡蠣の味がギュッと詰まってて、さっぱりしたポン酢とベストマッチ。うんまぁ~♪


豚バラと長いもの柚子胡椒炒め
長芋とかオクラとか、ネバネバ好きのオイラ達。もちろん火の通った長芋も好き~♪
柚子胡椒がけっこう効いてピリピリ^^


軟骨入りチーズつくね
まさかまさかの紅葉おろしでいただくつくね。その紅葉おろしが結構辛い(*゜▽゜*)


すじ煮込み
この日のオイラ達壊れ気味。まだまだガッツリ食べるのだ。
すじ煮込みと言いつつ、小鉢ではなく皿盛りで出てくる。
しっかり味がしゅんでて美味しい~


スカモルツァチーズの鉄板焼き
モツァレラチーズをスモークしたものを焼いている。
ムギュッとした食感が面白い♪のんべぇにはちょうどいいアテですな。


トマトチーズ
モツァレラチーズとトマト。さっぱりしてて美味しいどす。


このラインナップを見て「お好み焼き屋」って普通思わないよね^^;
えべっさんは美味しいお好み焼き屋さんです。お好み焼きも美味しいです。
でも、それに負けず劣らず、サイドメニューが美味しく魅惑的なのです(笑)
しょっちゅうはえべっさんに行けないので、ここぞとばかり食べてしまいました。
風邪っぴきだったオイラは、呑む方は今回は控えめに。京ちゃまがガッツリ呑むとゆー感じでした。
れんこんの浅漬けも食べたかったなぁ。。。
次はいつ行けるかなぁ~








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東大寺修二会 14日 結願

2016-03-15 17:16:24 | 奈良
今年はお水取りカフェに行ったりなんぞして、どっぷり東大寺修二会にハマっていたのかというと。。意外とハマっておらず^^;
結願の14日にようやく行ってまいりました。

会社帰りに、先ずはへいぞうさんで腹ごしらえをし、その後二月堂へ向かいます。


9時前にお堂につく。
既にお松明も終了して久しく、お堂の周りはポツリポツリと人がいる程度。
暗闇に浮かぶ二月堂は厳かな空気に包まれています。

流石に西の局は満杯だったので、東の局に行ってみました。
案外空いていて、スルスルっと前の方に座ることができたラッキーなオイラです。

オイラの虎の巻によると、9時ごろから咒師作法があり半夜となります。
ちょうどその頃に着いたんだと思います。

たまに練行衆の行き交う影や発せられる掛け声、読経の響きを聞きながら、その空気に身を沈めます。

行くの面倒だなぁとか思ったことなどすっかり忘れ、心地よい時間を過ごすオイラ。

南無観では一緒にゆらゆらと心の中で唱えてました。

そして韃靼。
いきなり炎が上がり、内陣が明るく照らし出されたかと思ったら、お松明に点火!
そしてそのお松明を引きずりながら内陣を回るのです。
聞いてました。聞いていたので何をするのかは知っていたのですが、やっぱりビックリです!!!
(((゜Д゜;)))
一気に堂内にすすが充満し、一気に燻されるオイラ。
リアルスモークポークの出来上がり・・・などと罰当たりなことを言ってる場合じゃない^^;

13日14日と韃靼はあるのですが、1945年の3月13日。ちょうど韃靼の頃にB29が東大寺の上空を大阪方面へと飛んでいきました。
不退の行法である二月堂の修二会は、目張りをし韃靼の灯りがもれないようにして続けました。
13日の行法が終わり、翌日朝日が昇ると・・・奈良の街は真っ白になっていたのです。
そう。大阪へと飛んでいったB29は274機。23:57から3:25までの約3時間半で3,987名の死者と678名の行方不明者が出た大阪大空襲の白い灰が街を覆っていたのでした。
ウチの父は当時を振り返って「卒業式がでけへんかってん」と言いました。そんな父の言葉を思い出しながら韃靼の火を見ていると、西山先生のおっしゃった「こんなに祈っても、祈っている最中でも止めることはできないのです。やっても無駄なんです。でも、やるんです。」という言葉が思い出されました。
キリストだって、父なる神に助けられるのではなく、人々の罪を担って磔刑にあうわけで。
神も仏も煌びやかな奇跡で飾らず、遠藤さんの小説が言うように「沈黙」するのです。
父の言葉、西山先生の言葉の向こうにある韃靼の火を見ていると、無常やなぁと。。。
でも、無常だからやめるんではなく、それでも「やる」。そこに祈りがあるんだろうなぁとジンワリきたのでありました。

晨朝が終わると、練行衆は一旦下堂します。
我々も局から追い出されて、局は閉じられます。
空いているのは西の局だけ。
とゆーことは知らなかったんですが、なんとなく流れでおトイレ休憩をした後西の局へ入ったオイラです。

結願上堂で、再度練行衆が上堂します。
そして、破壇。
まさかまさかの、飾りを全部解除していくのです!まさに破壇!!
破壇の後、礼堂で涅槃図を設置します。そしてその向こうの内陣では涅槃講とか牛玉宝印とかお経は続いているんですが、手前の礼堂で着々と組み立てられている涅槃図に気を取られてる間に終わってしまいました^^;

お堂から練行衆が出て、良弁杉の横にある興成社へ。

小さな松明に足元を照らされながら階段を下りていきます。



社での報告(?)が終わると、再度登ってきて二月堂の裏手の飯道社にもご報告。



最後に遠敷社にお参りして、練行衆は再度お堂の中へ。





これは修二会の時に出る灯篭なんだって。




練行衆が出てくるのを待っている松明。
我々もお堂に入らず外で出待ち^^


満行し、練行衆がゾクゾクと出てくるのであります。


粛々と宿所に戻る練行衆。

これで終わりではなく、日が昇ってから一時頃に礼堂にて涅槃講をし、開山堂参拝を持って解散となるそうです。が。
オイラは仕事を休んでおりませんので、そこまで行くことはできません。


二度目はない。。。と思っていた近鉄奈良始発の電車に乗って大阪へと帰り、45分の仮眠の後、出社したのでありました。(前回と同じだ)


1回しか行かなかったけれど、お友達にも偶然会えたし、充実したお水取りでございました。
また、来年。お伺いしようと思います。



さて、次は薬師寺の修二会だじょ!!!
気合入る(笑)









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へいちゃん定食

2016-03-15 10:27:01 | 食べる・食べる時・食べれば・食べれ
オイラの大好きなお店、ビストロへいぞうさんでも、修二会メニューがございました。
期間限定、無くなり次第終了の定食です。
その日の仕入れによってメインメニューが多少変わっていたようです。
オイラは修二会結願の14日に行ってまいりました。
っつか、へいちゃんで腹ごしらえして修二会の参籠に望んだのであります^^


これが噂の定食!

盛りだくさんでがしょ~♪



ミニカルパッチョ
コウイカ、ヤリイカ、カツオの3種のミニカルパッチョ。
安定の美味しさです。なんぼでもいけそうです!!



メインは鶏と春雨のオイスターソース煮
めぐたん(店員さん)と春雨って入ってるとめっちゃお得気分で嬉しいよね!!って言ってたんですが、春雨がオイスターの旨みを吸い込んでるのでほんま美味しい。
春らしく菜の花もガッツリ入っててボリューム満点♪



小鉢は〆ままかり
飛子かな、酢で〆たままかりにまぶしてあって激旨です。ほんま、まま(ご飯)を借りに行かなきゃって一品。(ママカリの由来は、ご飯(まま)を食べきっちゃって、ご近所に借り(かり)に行くほど美味しいって意味らしい)
っつか、マスターの〆系の魚、絶品ッスよね!!!(〆鰆も忘れられない~♪)



スープ餃子
一人で行くときには餃子はお腹が膨れるので注文してなかったんです。
でも、へいちゃんの定番の餃子は食べたかったんです!
念願叶いました~


香の物は、高菜をピリ辛に炒めたもの。
久留米のラーメン屋さんで食べて以来♪


ガッツリしっかり満足の定食でした。
次はいつ、こーゆーお得メニューが出るかしらん。









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お水取りカフェのお土産たち

2016-03-08 16:27:41 | 呟き
実はお水取りカフェではお土産があったんですよ。

そう、あの、牛玉箱に見立てたくじ・・・これの番号によって、それぞれ内容が違うとゆー、手の込んだものでした。

そしてオイラが当たったのがコチラ。



したから、糊こぼしのミニライト。
お香水を吸い入れるボトル。オイラのは青衣の女人ボトルでした。
そして文花さんから特別譲り受けた、文花さんが描かれた二月堂灯篭の小皿。


もーもー、こんなお土産まで考えてくださってるなんて、ほんま素敵すぎです!!!


そんな訳で、本当はお香水をいただきに行かねばならんのですが。。。
さて、お香水を授与していただけるでしょうか。。。(ちょっと無理そう^^;)











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椿 再び!!

2016-03-08 16:16:02 | 食べる・食べる時・食べれば・食べれ
実はまだ修二会にちなんだお菓子を買っていたんですよね。
多分これで今年はラスト(・・・のハズ^^;)


樫舎さんのお菓子です。


良弁椿
和菓子らしいデフォルメされた練り切りです。
中は赤のこし餡でスッキリした美味しさです。


韃靼(だったん)
オイラは食べてないんだけど、白の粒あんが中に入っているそうです。


紙衣(かみこ)
中に入っている白のこし餡は、クリを思わせる濃厚さでした。
周りのきんとんがふわふわで、ホロロ・・と崩れます。


今年もいろんなお菓子を食べたなぁ。。。
幸せだなぁ・・・
っつか、お水取りに行けよ、オイラ。







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修二会によせて ~愛溢るるオフ会 食事編~

2016-03-07 17:45:32 | 奈良
お水取りカフェの原型は、個人的にお水取りにちなんだものの形を食材で作り出されたのを、SNSなどでアップしていたことだそうです。
おかずだったり、お菓子だったり。。。いろんなものを「これは!」という切り口で表現されていたのだそう。

それをブラッシュアップしたものが、今回のカフェなのです。

素敵なお料理たちをご紹介。
※法要に使うものや神聖なものを食べるなんて!と思われる方はここから先はご遠慮下さい。




クコの実一徳火と牛玉箱くじ
一徳火を模したクコの実。クコの実はお酒に漬けてあって、美味しいけれど3つ食べたらアルコール検知されそうな感じでした^^
チョコレートを牛玉箱に見立てたくじ。みんなにプレゼントがありましたのよ!!!


椿サラダ
浅漬けした大根とパプリカの花びらなの中には、ポテサラの雄しべが。。。錦糸卵も添えられて、より雄しべの黄色が映えているのが素敵。
お味ももちろんGood!!



過去帳玉子焼
薄焼き卵をくるくると巻いて巻物に見立てたものに、すりごまを更に細かくくだいたもので文字を表現。


文字はなんと転写式!(笑)
いえいえ、箱の底に小さな穴を定期的に開け、そこからごまが落ちる仕組み。
竹のヘラのようなものでサッと掃くと、卵焼きの上に綺麗な文字が出現!!
細かい作業です!!!


椿と過去帳。色合いがベストマッチ♪
奥にお松明がチラ見え(笑)



良弁杉おひたしと人参興成社
朱の鳥居が眩しい良弁杉は、幼い頃の良弁さんがこの杉にひっかかったとの伝説を持つ杉です。
お浸しをこんもり杉のカタチに盛り、鳥居を添えております。
この鳥居さん、食べることになるので置くかどうするかかなりもめたそうですが、個人的には体に取り込むことでなんだかより親密な気持ちになれるので、置いていただいて良かったと思います。
前日に鳥居さん作成現場に居合わせたので、より気持ちが投入されます^^



お松明サラダ
ブロッコリーとアスパラで仕上げるのは、練行衆の足元を照らすお松明です。
斜めに並べているトコロが憎いですね!!
人参ドレッシングでいただくサラダです。


人参ドレッシングでお松明に点火!


火の粉も散って、いよいよ盛り上がりです!!


椿とお松明もベストマッチ♪


残りのお松明にも点火です~^^



お壇供チーズ
お壇供の積み方は独特なのであります。
それをスンバラなかたちで復元!!!



華籠椎茸の肉詰め
椎茸の笠を華籠に見立てたナイス逸品!
椎茸のお出汁とお肉とがあいまって、非常においしゅうございます。



散華ポップコーン
こちらの画像、ワタクシ撮り損ねておりましたので、文花さんのところからお借りしてまいりました。
散華となっておりますが、オイラの頭の中では「櫨の実」かなぁ。。。(過去記事参照
でも食べ物の中に掃き出されたものを入れるのは良くないね^^;



糊こぼし刺身
マグロとイカで糊こぼしを。雄しべに柚子の皮が入っております。
椿の葉にはキュウリを。できれば3枚入れるとより椿になるんですけどね~。(椿は花の周りに3枚の葉があるのです。山茶花にはないんだよ←一応お花の師範<(`^´)>でも、既に名ばかりで素人に格下げ状態ですが)



店内にはさりげなく二月堂灯篭が飾られておりました。



食堂作法風ご飯と行法味噌
修二会師匠のハイミーさん、盛られたごはんはこうやって最後にきれいにこんもり集めてそれからおしゃもじ立てるんですよ、と実演してくださいました!!


きゅっきゅと集められたご飯にすっくと立つおしゃもじ!


文花さんがみんなの分を取り分けしてくださいました(*´д`*)
ご飯に乗っているのが味噌です。



お香水入りお吸い物
本物のお香水を頂いてきてくださってて、それを入れて作ったお吸い物です。
ありがたや~~~
そしてめっちゃ美味しい!!←初代汁らー(汁好き)



授戒の時の石 草餅
ほんのりアールグレイの香る豆菓子と草餅で作られております。
草餅の香りも非常に良いでした♪



お香水入りコーヒー
こちらもお香水を入れて淹れてくださったコーヒー。
お豆はなんと、アカダマさん仕様です!!(少し前に、ことのまあかりさん主催のアカダマさんの講演があったんです。その時に使われたお豆なのだ)


最後のお菓子の段で、文花さんおプチ講演が。

新薬師寺にいらした福岡隆聖和上のお話しでした。
緻密な表現、練行衆だからこその構図など、画家ならでは見解で説いてくださり、非常に興味深いお話しでした。
國界嚴飾(こっかいごんじき)という画集があるそうです。どうやら、奈良県立図書館は所蔵しているようです。貸出不可になっているけど、閲覧はできるのかな?
一度拝見致したい。。。


そして最後に佐野さんの御本も強引にGET!!

サインまで入れていただきました~♪
ゆっくり読むぞぉ( ̄∀ ̄)


お水取りを愛する皆様とご一緒させていただけて、ホント、めっちゃスンバラな時間を過ごさせていただきました。
参加者の中には、大好きなブログを書かれている南無最上様もいらっしゃり、ほんま小躍り状態。
初めましての方も気さくにいろいろ話して下さり、さらには頂き物をしたり。。。もうもう、こんなに皆様の愛に触れてていいんだろうか!!!って感じでした。

宗教行事ですので、こういったオフ会をお好みでない方もいらっしゃるでしょう。
でも、愛の表現方法は人それぞれ。
クサしたりけなしたりしておりませんので、そっと目をつむってください。
私には非常に心温まり、更にお水取りをもっと深く知りたいと思えるオフ会でした。












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修二会によせて ~愛溢るるオフ会 人形編~

2016-03-07 14:50:46 | 好き・応援
ワタクシの大好きな日本画家さんに、中田文花さんという方がおられます。
薬師寺の冊子に描かれていたのを見て、ひと目でfall in loveっすよ。(作品と出会った当時は、木ノ本圭子さん)

そんな文花さんと最近お近づきになれる機会を経て、今回のオフ会にお声がけいただきました。


東大寺の修二会、お水取りをこよなく愛される漫画家の佐野絵里子さん主催のオフ会「お水取りカフェ」

「お水取りをテーマにしたお料理を食べ、お水取りを熱く楽しく語る会。」という趣旨のもと、絵里子さん筆頭にお水取りにお詳しいハイミーさん(HN)、文花さんが中心となっての開催です。
オイラはぜんぜんお水取りの知識も浅く無知ながら、末席に連ねさせていただいた次第。
参加メンバーは主催のお三方とオイラを含めて8名と少ないながらも、その内容の濃いこと!!!

そのオフ会のなかで、先ずはお人形をピックアップ。



マトリョーシカ練行衆と二月堂灯
素敵ですねぇ・・・もう、たまりません。
マトリョーシカを練行衆バージョンにするってだけで、ツボです!!!
一番小さいのは青衣の女人でしょうか。しくりました、未確認です^^;



練行衆1
さしかけ、糊こぼし、牛玉箱を括りつけた牛玉杖


拡大するとこんな感じ。
細かいですね。スンバラです。



練行衆2
祈りの姿。


練行衆3
食堂作法


こんもり盛られた飯に黒いおしゃもじまで、ホント美しいのだ。

この練行衆シリーズ(という名前ではないですが)は最終11体を目指されているそう。
11人の練行衆が勢ぞろいしているのは圧巻だと思われます。
今後が楽しみですね。


さて、カフェのメニューとお話の内容は次回に。。。







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修二会によせて ~穀雨のもたらす恵み~

2016-03-07 12:49:22 | 食べる・食べる時・食べれば・食べれ
奈良にはたくさん好きな場所があるのですが、こちらのお店「穀雨」さんも大好きな場所のひとつです。

中華粥の美味しいお店なのです。
なかでも角煮は絶品なり。

そんな穀雨さんで、修二会期間中販売しているのが「精進粥 椿御前」であります。

え?お粥って肉けないじゃん!って思われたお方。
奈良の茶粥と違い、穀雨さんのは中華がゆなので、貝柱とかのお出汁がガッツリ出ておるのです。そして付け合せに角煮とかあるのでね、ここは一発肉け無し粥にトライされたわけです。(多分)

そんな椿御前がコチラ



良弁椿を思わせる紅色のお粥は、いろんなお野菜の旨みがぎっしり。赤色は紅芯大根というのを使われているそうな。
メインのおかずは、野菜の湯葉揚げ。ゴマソース添え。お野菜の中に大豆が入っているのが個人的にはめっちゃ高評価。湯葉は回りはパリパリなのに、中はトロふわ。ごまのソースが濃厚でめちゃめちゃ美味しいのです!
各種おかずに、もやしの炒めたの、ごぼうの揚げたん、お野菜炒めたの。
毎度のことながら、添えられた副菜のどれも美味しいのだ。
大根のピクルスと刻み奈良漬、柚子胡椒。。。これまた美味しいのねん。
お粥は1杯おかわりできますし、女性で2杯はちょっと。。って方は2杯目は半分くらいとか調整しておかわりを入れてくれるので、お腹の空き具合に合わせて調節できます。




デザートに八朔とすだちの寒天ゼリー。飲み物はオイラはマンゴージュースをチョイス。
八朔とすだちの爽やかな風味が非常に美味しいです。見た目も美しいね~


御膳には椿の花の折り紙も添えられてて、非常に情緒ある膳だと思うのです。



修二会の期間だけの精進粥、皆様もいかがですか?






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修二会に寄せて ~のりこぼし~

2016-03-07 11:54:29 | 食べる・食べる時・食べれば・食べれ
どうも東大寺さん的には黙認状態だそうですが、この時期の奈良の風物詩の一つに「のりこぼし椿」のお菓子があります。「良弁椿」とも言いますね。

毎年、このお菓子をいただくのが楽しみの一つなオイラ。
今年はこれらの椿をいただきました。


まずはこちら。。。

左:萬々堂さんの糊こぼし
右:鶴屋徳満さんの開山良弁椿
上:折り紙は穀雨さんのランチについてたもの

萬々堂さんは安定の美味しさ。っつか、このふわふわ感がたまりません。
徳満さんもかなりふわふわで、雄しべの部分が萬々堂さんが白あんに対し、黄身餡のお味。
どちらも甲乙つけがたしでございます。
穀雨さんの椿は、スタッフさんの夜なべのなせる技だとか。。。





左:千代乃舎竹村の御堂椿
右:萬春堂さんの修二会椿
萬春堂さんの修二会椿は、お友達から頂いたもの。
練り切りらしいしっかりとしたお味で、ぐっと濃厚です。
昨年にGETできず楽しみにしていた竹村さんの御堂椿は、基本は予約制。当日余った分を店頭に出すので、早々になくなるそうです。
今回はちゃんと予約致しました。
どのお店も練り切りベースな良弁椿さん達ですが、こちらの椿は、花びらがムッチリ。。。雪平か求肥と練り切りを混ぜたような食感です。そして今まで頂いた中で唯一、赤の餡が中心に入った椿さんでした。
いやはや、これは。。。今までにない食感でめっちゃ美味しいでした!!!


どのお店の修二会にちなんだ椿も、それぞれに丁寧に作られており非常に美しく更に美味しいです。
好みのMY修二会椿菓子を見つけるのも楽しみの一つかも♪




以前の記事はこちら
糊こぼし椿
南無観椿と庚申様




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