ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

コメント大歓迎!BUT訳の解らない書き込みはザクザク消しますッス!

2012年観劇録+α

2012-12-27 11:51:25 | 呟き
2012年もあっという間に過ぎてしまいました・・・残すところあと数日。あぁ、恐ろしや。。。


そんな訳で、毎年恒例の観劇録+αをまとめてみようと思います。


■1月■

●春日能 翁
●ヴァンパイア
●ボニー&クライド

2012年の滑り出しは緩やかでした。
3公演だなんて!
めぐめぐのボニクラ、かっこよかったですね。
このボニクラが後にあんな影響を及ぼすとは・・・(笑)


■2月■

●スパマロット
●ラ・カージュ
●Chess in Concert
●カラミティ・ジェーン
●ハムレット

○サンドブラストアート展
○姪っ子のパパのおばあちゃんとお別れ
○鬼に訊け

大好きなラカージュでテンションアップのはずでしたが、姪っ子のパパのおばあちゃんが亡くなって微妙なテンションでした。
浦井くんがカッコヨスなチェス。そしてカラミティ・ジェーンは外せないでしょう。
西岡棟梁の軌跡をじっくり見させていただいた「鬼に訊け」。もっかい見たい。。。



■3月■

●クンツェ&リーヴァイ ミュージカルコンサート
●DANCING CRAZY
●ラ・パティスリー
●鴨リンピック
●大江戸鍋祭

○花会式 お稚児行列

クン&リーミュはほんとにすごかった。人間って楽器だァって思った舞台でしたね。3.11の鎮魂もあり感動だけの舞台ではありませんでした。
村井くんのラ・パスもなかなか深かったと思う。帰り際のチョコ手渡しの時の村井くんの大人な対応に脱帽。
鴨りんでは、カーネーションの裏話がバンバン出てきて、さらにはてっぱんネタも披露されてめっちゃ楽しかった!
恒例になりつつあり姪っ子のお稚児さん。しかしこの日は大雨でした。いやー、まいった!



■4月■

●青ひげ
●お嬢さんお手上げだ
●ジキル&ハイド
●僕等の図書室~みんなで読書会~

○日曜の花会式をブッチし、5日目の初夜・夜半の法要に台風が来てるも参加。やる気ではなくこれは懺悔。
○花会式 結願

青ひげの女の子水さん・・・以外に(←オイ^^;)可愛かった*^^*
幹ちゃんジキハイ。大好きなジキハイがもっと大好きになった観劇でしたね。
英世さんの「語り」とは全く違う「朗読劇」。朗読よりも劇が主流な気がしました。



■5月■

●アンサンブル・ベガ こどもの日
●ひだまりの樹
●コーヒープリンス1号店
●エンロン
●ローマの休日
●君と僕から始まった
●TATOO14
●koko~ただここにいたいと、そんな気持ち~
●ダウンタウンフォーリーズ DELUXE vol8

○サンドブラストアート
○ばーちゃん家で、椿の採取
○タイタニックディナー

あまりにも「悪役!」な岡森さんが可愛かったひだまりの樹。
充希ちゃんが異常に可愛かったコヒプリ。
頭がついていけなかったエンロン。
吉本でもちょっとホロリときた僕始。
カッコよすぎるお姉さま達だったTATOO14。
本格ダンス。久々にお会いできたkokoでののぼさん。
タイタニックディナーも美味しかった・・・五月は美味しい。


■6月■

●ロミオ&ジュリエット
●八卷さんライブ
●つか版忠臣蔵
●こうもり
●カワイクなくちゃイケナイリユウ
●リトルショップ オブ ホラーズ
●ひとり語りin尊陽院

○平清盛と平家物語(京阪文化フォーラム)

大興奮の八卷さんのライブ。幸せでした。。。
M.O.P.の原点に触れたつか版・蔵。
パパと直接お話できて嬉しかったのはコウモリ。オペラだよ。
ストレートな印象の深作さんの作品、カワイク~を見て素直な気持ちを見直してみた。(改善はされていない)
お寺で聞くひとり語りは格別でした。
人間・清盛と平家物語に語られる清盛の違い。勉強になります。こういう講演を聞きに行くのを増やしたい。


■7月■

●飛び加藤
●サンセット大通り
●高き彼物
●BAD GIRLS meets BAD BOYS
●リンダリンダ
●夢から醒めた夢

○清盛展
○阪神×中日戦
○祇園祭

三上さんが出てるってだけで行った飛び加藤。でもでも面白かった^^
大雨の中だったけれど、めっちゃ良かった高き彼物。マキノさんの作品がやっぱり好き。
いつぶりだか解らないくらい久しぶりの夢醒。麻美ちゃんのピコは素敵だったけれど、少し大人になってたなぁ。
清盛展では念願の平家納経を食い入るように見ることができました。なんだかんだ言っても、芸術ってお金がかかる。パトロンがいてこそ花開くのが芸術や文化なんだとひしひし感じる展示でした。



■8月■

●ピーターパン
●天の調べ
●夢から醒めた夢
●たそがれ太鼓
●ひとり語り
●13人の刺客
●あたっくNo1

○大津巡礼
○薬師寺東塔拝観
○猫友10周年記念同窓会

充希ちゃんラストのピーターパン。やはり充希ピーターかっこよかったです。
バスでトットコ淡路島まで、行った甲斐のあった天の調べ。
姪っ子の入っているクラブの太鼓もカッコよかった。
13人の刺客では、アクシデント発生で12人の刺客で舞台に臨んでくださいました。
この時期だけでも戦争を考えよう。それは悲惨な出来事だけでなく、その時に挑んだ人たちの心も一緒に。そう思ったあたっくNo1。
思い立って、久々に大津めぐりなんぞをして、大嫌いだった桜井が好きになった。
普段は間近で拝むことのできない東塔の水煙もガッツリ間近で拝観。2連チャンで行きました。
観劇仲間との感激同窓会。友達っていいね。



■9月■

●エリザベート
●シュガースタイルスピリット ライブ
●すうねるところ
●一路真輝コンサート

○五感の癒し

壊れたように(いや、壊れてたな^^;)通い倒したエリザ。大ちゃんのおかげで幸せいっぱいの1ヶ月でした。有難う!
こーゆーシリアスな役より軽い楽しそうな役で見たいんだけど・・・と思いながらすうねるところを見る。そして薬師丸さんの可愛さに撃沈。
五感の癒しでは、雲龍院の魅力も感じることができました。



■10月■

●僕等の図書室~二学期~
●岸田國士短編集
●ドラマチカロマンチカ
●端敵☆天下茶屋

○エリザベート展

岸田國士の名前を知ってはいても、どんな作品か知りませんでした。演じるのはなかなか難しそうですね。
ドラロマでは知念ちゃんに打ちひしがれる。皆様スンバラでしたがとりわけ光ってました。
姪っ子2年生にして、美術鑑賞デビュンです。



■11月■

●ひとり語り
●JAZZ WEEK
●ディートリッヒ
●客家
●宝塚版エリザベート ガラ・コンサート
●八犬伝

○正倉院展
○紅葉狩りin鞍馬
○宸翰天皇の書展→紅葉狩り

平原さんちのJAZZがものっそよくって!絶対来年も行くぞー♪
前回見たときよりディートリッヒの和央さんがよかった気がする。そして久々のあきおさんにうっとり。
天の調べから3ヶ月。ようやく本編を見たわけですが、坂ケンさんにガッツリやられっる。ってか、天祥も坂ケンさん希望だったオイラ(笑)
楽しみにしていた八犬伝は、やはり1回ではストーリーを理解できず^^;2回目にしてようやく噛み砕けた気がします。そしてやはり深作さんの演出はストレートな印象でした。
ギリギリになって観に行った正倉院展も良かったですが、今回は宸翰に震えました。戸主にも会えたしね♪
数年ぶりの紅葉狩りでは翌日筋肉痛。運動不足を呪うハメに。



■12月■

●ACTORS VOICE
●アリスインワンダーランド
●セイギノミカタ
●シュガースタイルスピリット ライブ
●ズーラシアン・ブラス・Xmasコンサート
●ミス・サイゴン

○海遊館バックヤードツアー
○観劇仲間の忘年会

AVったって、エッチの方じゃぁありません。アクターズヴォイスの略だよん。熱いライブでしたね。楽しかった。
アリスはほんとにめっちゃよかった!裕美さんにホントハズレなしですね。そしてもぼさんの台詞チョイスにもニンマリしちゃいました。
きっしぃ初演出の舞台はなんとボニクラ共演がキッカケだったんだって。スギョイ!!一月に書いた「あんな影響・・」とはこのセイギノミカタのことであります。
シュガーのライブではお誕生日を祝っていただきました。シュガーではナルさん押し確定です(笑)
姪っ子とのXmas恒例ズーラシア。あと何回一緒に行ってくれるでしょうか。
年末最後の観劇は新生サイゴンです。
海遊館のバックスヤードもとっても面白かったです。いろいろ質問もできるので、ただ生き物を見るだけでなく知ることができます。小さい時、閉園後の動物園に連れて行ってもらったことを思い出しました^^



2012年前半は体調が思わしくなく、体の弱い人の気持ちがちょっと分かりました。あの苦しみは確かに耐えれない。どうやらオイラはもともと痛みやしんどさに鈍感らしいです。慣れてないので痛いとかしんどいとか認識しちゃうと我慢ができないらしい。。。
後半は大きな崩れもなく新しい年を迎えられそうです。
そんなこんなでしたが、なんだかガッツリ観劇しまくってました^^;
そりゃぁ、激貧にもなるっちゅーの。エリザだけが問題ではなかったかことが判明です。
あまりに貧乏だったので、お写経が全然できてないんですよね。
ついでに、出不精になってしまってて・・・観劇以外で出歩くとこがあんまりありませんでした。もちろん先立つものがないってのもあったんですが、気持ち的に「やーめた」ってのも多かったです。薬師霊場なんてすっかり・・・ご無沙汰^^;
来年は遊んでばっかりではなく、お写経や散策にも力を入れていこうと思います。
そして、講演や見学会も増やして行きたいなぁと。

一年お世話になりました。
皆様の一年はいかがでしたか?

また、来年もよろしくお願い致します。









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A・・・V

2012-12-21 13:19:33 | 舞台関係
12月5日なんばhatchにて Actors Voise略してAVライブがありました。
伊礼くん、小西くん、藤岡くんとヴォーカル3人のユニットです。
京ちゃまがチケットを取ってくれて、非常に良いお席で見ることができました♪

レミで初めて見たときは、歌大丈夫かな。。って思っていた小西くんですが、あの時の印象はどこへやら?ってくらい素敵なヴォーカルへと変貌を遂げておりました。
すごいなぁ。
しかし、暴走する伊礼くんと藤岡くんをおっとり見つめるあの眼差しは・・・。

伊礼くんはなんだかちょっと怖い雰囲気^^;
ライブだと壊れ気味になるんでしょうか。俺様な印象でした。

藤岡くんは、はるか昔に藤岡くんファンの子に連れて行ってもらったライブとは全く違う感じで。。。しかも貫禄が(笑)

それぞれにミュージカルで見るときとは全く違う顔を見せてくれたライブでした。
エロあり、スターズへの対抗意識あり、雑談アリアリの楽しいライブ。
初めはついていけるかな~^^;って心配してましたが、ガッツリスタンディングでノリノリで楽しめましたよん♪

是非、AVライヴ恒例にしていただきたいです。













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八犬伝

2012-12-20 15:21:24 | 舞台関係
11月29日ソワレ 八犬伝

是非、もぼさん脚本の舞台に村井くんがご出演して欲しかったんです。
カレーライフとか風が強く吹いているとか・・・もぼさんの描く本に村井くんは合うと思ったんです。
そう思ってたら、以外に早く村井くんキャストインしてくれました(笑)
カワイクなくちゃいけないリユウの時に、演出の深作さんが「まだタイトルは公表できませんが、また鈴木さんと一緒に作品作りますよ」と教えていただいていたので、発表と同時に「うわ!オイラの夢かなったりぃ~☆」状態でした(爆)

さてさて。八犬伝。
原作は馬琴の南総里見八犬伝です。水滸伝をベースに馬琴が考えたとされています。
いわゆる、複数人の英雄がどんちゃんするお話ね。程度の認識でした。
深作監督(お父様)の映画も見ていませんし、本も(持ってるくせに結局)読んでいません。
全くの真っさら状態で見たのですが。。。主要登場人物が多すぎて、しかもそれぞれのエピソードを盛り込まなくてはいけないので、はっきし言って一発目でストーリーを完全に理解する事ができませんでした^^;一生懸命ストーリーを追ってたんですけれど。。。置いてけぼりを何度も食らわされた気分です。
2公演とってて正解でした。

ぶっちゃけ、ストーリー的感想は「身内のことは身内で決着つけてくれよな。庶民を巻き込むなよ」って感じ(爆)
事の発端があまりにも殿様の個人的感情すぎるんですもの。
しかし現況はどうであれ、物語の展開的感想としましてはなかなかオイラの好みです。っつか、水滸伝好きだから好きでおかしくないんですけどね。
ただね、舞台で見せるには時間が足りない気がする。。。水滸伝だったら、見せ場の幾つかを舞台化するわけで、水滸伝全部を舞台にはできません。(味方だけで108人も出てくるので、何日かかるかって話になっちゃいますので)
しかし八犬伝は八犬士とゆー、微妙な人数なんですね。しかも水滸伝みたくそれぞれのエピソードが完結しておらず、八犬伝の世界を描くためには削るに削れなかったんでしょう。(水滸伝は物語の成り立ちが、ベースとなる史実を元に講釈師の話の寄せ集め・・・再編成となっているので、場面ごとにある意味物語が完結しています)
仁義礼智忠信孝悌の八文字に当て嵌められてもいますので、どう考えても削れません。
登場させて終焉を描くとほとんどいっぱいいっぱいって印象が否めませんでした。
これは致し方ありませんね。

登場人物はというと、お目当ての村井くん@小文吾は。。。結構ウジウジしてました^^;
ウィキを読んだ限りじゃ、相撲取りのような巨漢で年齢もかなり若い感じで、結構ボケ担当ですか?的だったので、どんな暴れん坊なのかと思ってました。
全然違う印象でしたね。
いや、それが悪いってのはないんです。物語を読んでないのでキャラクターの印象って固まってないので。
でもなー。。。ちょっと物足りなかったな。うん。やっぱり暴れまわって欲しかった。
個人的には毛野あたりを演じて欲しかったかも。。。でも女装は似合わない気がするし、なにより絶世の美女は無理・・・そうなるとやっぱ小文吾か^^;

お久しぶりだったのが現八@荒木くん。
非常にカワイイでしたね*^^*なんか、めっちゃ現八が似合ってました。
一瞬、村井くん現八でもいいかなって思ったけれど、荒木くんが当たり役だと思うのでこれは譲れませんね。

馬木也さん丶大(ちゅだい)法師も素敵でしたね。親子対決が切なかった。
丶大って、犬の字を分解してるんですね。ウィキに書いてました。

浜路役の森田彩華ちゃんもよかったなぁ。特に玉梓に蘇らされた怨霊の時。
薙刀を振るう姿が綺麗でした。

語らずには居れないのが香寿さんですよね。伏姫と玉梓の二役。まさしく女版ジキハイ状態で演じてらっしゃいました。
ラストはさすがに伏姫観音に変わるのは無理だったんですね。玉梓のまま強引に伏姫演じているのはさすがでした^^;


もぼさん版八犬伝では、ウィキで読んだストーリーとは設定が幾つか違っていて、伏姫と玉梓が親子だったり、八犬士が信乃を除いて死んじゃったりしています。
ちゃんと読んでいないので安易に語ることはできませんが、もぼさん版八犬伝は七犬士の犠牲があって生き残った信乃にその先にある新しい未来が重なる・・・的なお話でしたが、原作は大団円なんですね。
でも、これはこれでいいんだと思います。
舞台版八犬伝は二次創作な訳ですから、馬琴の八剣伝を一旦解体し、そこから骨になるものを拾い出し主軸に沿って肉付けし、組み立て直して造り上げる。
そーして、もぼさんと深作さんの八犬伝が生まれたんだと思います。
深作さんの作品は、前回の「カワイク~」の時にも思いましたがストレートだなぁって思うのです。今回の八犬伝も、すっと真っ直ぐな印象でした。


ひとまず平岩版八犬伝を読むのと、深作監督の八犬伝を見る。。。ことにする。
今更ながら、調べたら・・・横内さんもスーパー歌舞伎で八犬伝を手がけてたぁ~^^;どっかに映像ないかしら。見たいぞ!











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エリザガラコン

2012-12-19 15:21:17 | 舞台関係
11月29日マチネ エリザベートガラ・コンサート

えぇ。見てのご覧、平日昼間に行っちゃいました。
ヅカ版エリザのガラコンです。

一路ちゃんトートが観たかったんですが、もろもろの事情で追加することができず・・・。
でも、姿月さんも素敵でした。この人の声量っちゅーか声の豊かさは底知れないですよね。
この日のキャストはこんな感じ。



ザクっと感想です。

湖月さんのルキーニはものっそ良かったです。個人的に湖月さんって退団されてからの方が好きだったんですが、ルキーニは別格ですね。

出雲さんのゾフィ。ちょっと高音の軽い感じが否めませんが、いいですね~*^^*やはり出雲さんの歌声好き~♪

初風さんのフランツもよかった。。。ヅカで見たときより苦悩度がアップしてる気がする~。


エリザで一番好きなシーンが、東宝版のゾフィの死。ヅカ版ではないんですよねぇ。。。そこさえ除けば、ストーリー的には断然ヅカ版の方がしっくりくるんです。
特にフランツがプロポーズしているところとか、精神病患者を見舞うところとか。
東宝版では語られていない説明とか、心構えとか・・・ちゃんと伝えてるんですよね。


ガラコンというよりは、ほとんど本上演と変わらないくらいの見ごたえバッチリの舞台でした。
経済的に余裕があれば、いろんなキャストで見たかったです。。。しくしくしく










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客家

2012-12-11 16:40:40 | 舞台関係
そ〜なんです。
観劇レポがガンガン溜まっているので、サクサクと消化しなければ^^;


11月23日は客家を観劇。

中国、宋の時代に実際にいた文天祥。そしてその妹(架空か?)空祥を主人公にしたお話です。

中国の激動の転機の折、その影に陽向に客家の存在が指摘されています。
文天祥の生まれた客家とはどういった民族か。
中原を祖とする生粋の漢民族。戦いを好まず、攻め込まれた時に中原を去りながらも、転地しながらいつか中原に戻ることを志としている民族。
転地を繰り返すことから、その先々の土地の民族から「客=よそ者」とみなされているため「客家」と呼ばれるようになった。

この話は天祥と空祥を主人公にしながらも、この二人にあまり主人公らしさを感じませんでした。むしろすべての人にスポットが当たっている感じ。
人を描くとこで一番描きたかったものは「客家」そのものだったのではないかと思いました。

この手のお話は大好物なオイラです。ものっそご楽しく観劇致しました。
個人的に一番のお気に入りは理宗皇帝様@坂ケンさん*^^*
もうメロメロ(←死語)でしたね♪理宗様をガッツリ調べましたよ(爆)
トークショーでも坂ケンさんがおっしゃってましたが、文献上の理宗様は・・・皇太子に擁立された時点から、朝廷は史弥遠(しびえん)の独裁でした。(史弥遠が理宗を擁立したんだけれど。)史弥遠の独裁時代は文治政治を重んじ、宋の国力が低下し南宋滅亡の遠因を作った時代とも言われています。理宗様はそういった宋を引き継いでしまった訳なのです。決して理宗様一代で宋が傾いたのではありません。史弥遠の死後はお芝居にも出てきた賈似道(かじどう)が実権を握ります。
理宗様は朱子学を重んじ、朱子学者を多く登用した政治改革を図りますが、結局失敗。その後、政治に対する関心を失い放蕩生活をするようになります。
因に、朱子学に傾倒されていたことから、廟号(諡とは違います)に「理」を用いたそうです。更に蛇足ながら、理宗とは生前のお名前ではなく廟号というお墓につける名前なんだそうな。諡はもっと長ったらしい名前でしたよ。←書かずに済ますやつ^^;本名は趙さんでした。
60歳で崩御されますが、お子様は公主のみだったので甥を養子に迎え宋は続いていきます。実際の宋は、理宗様から2代後の恭帝で実質的な滅亡をします。更に9代の祥興帝の入水にて完全に滅亡するのです。この祥興帝は趙昺というお名前な上、兄の端宗と共に文天祥ら残党勢力と共に逃げ落ちます。この子が物語の中の「ヘイ」でしょう。入水した年齢は8歳です。このあたりは、客家の宋滅亡の部分とリンクしますね~。
んが!
調べたところ、祥興帝は1271年誕生なので1264年に崩御した理宗様とは面識がありません。あんな風に抱っこしてもらえてないはずですね。
史実ではちょっと情けない皇帝でしたが、物語の中では思想をしっかり持った皇帝として演じられていました。(歴史的影響力は史実通りありませんでしたが^^;)
理宗様の歌が本当によく伸びて良かったですよね~。CD出して欲しいです。

客家全体を通して、背景の龍と舞台とが呼応していた気がします。
ライトの当たり具合であの龍のウロコがキラキラと輝き、宮廷内の龍の彫刻としてだけでなく、宋という国そのものであったり、皇帝の象徴となったり、天祥・空祥の化身となったり様々な見え方がした気がします。
あの龍のウロコ部分はすりガラスのような魚子地のような感じになっていて、パッと見た時には燻のように見えるんですが、光の角度が変わるとキラキラ輝いて龍が生きているかのようにと感じさせてくれました。すごいなーーーーー。

さて、理宗様ばかりを調べたのではありません。
意外だったのが賈似道です。この物語の中同様、もちろん文献にも皇帝の寵愛を傘に専横を行っていたと書かれている上、宋の4悪人の一人だとか奸臣伝に載っちゃうとか、ほとほと評判の悪い賈似道ですが、実は非常に切れる人で、政治的手腕は非常に高かったようです。
史弥遠の政治は宋を滅亡へと追い込みましたが、賈似道は宋の滅亡を遅らせたとも言われています。ちゃんとそういう政策もしてたんですね。我欲は強かったけれど、政治家として素晴らしい一面もあったわけです。
クビライは投降する宋の兵士に「何故、こうも容易く降伏するのか」と尋ねたところ「賈似道があまりにも自分たちを軽んじるからだ」と答えたのに対し、「お前を軽んじたのは賈似道であって宋の皇帝ではない。なのに宋の皇帝に忠誠を尽くさないお前たちを賈似道が軽んじるのは当たり前だ」と言ったのだとか。
コウロギ相撲が大好きで、コウロギの育て方の本まで書いちゃう賈似道。
どこまで貫くものがあったのかはわかりませんが、賈似道は今さんの姿で浮かんでくるので、敵キャラとは言え憎めないんですよねぇ。

そして伊礼くんの演じたクビライ@伯顔(バヤン)。
クビライという人は本当にうまく国を纏めていたんだと。ウィキしか読んでませんが思いますね。
国を治める。それはどう治めるのか。
全てを排除して治めるのか、今までのあり方を認めてその上から治めるのか。
クビライは後者で、降伏するものを殺さず生かして治める方法をとったわけです。
この考えを真っ直ぐそのまま実践したのがバヤンって感じでした。
なので、客家の物語の中でクビライがバヤンだと名乗るのはある意味自然なのかも・・・とか思いました。
クビライはチンギス・ハーンの4男であるトルイの次男だったわけですから、カーンの位置からは遠い存在であったようです。青年期の記録もほとんどないそうです。
どういういきさつかわからないのですが、1251年に兄がカーンの地位につきます。
宋への進軍に慎重派のクビライに対し、実兄であるカーンは不満を募らせ自軍を出陣させます。その途中、カーンは病に倒れ命を落としてしまう。そうしてクビライが弟たちを抑えカーンとなるわけです。
物語では客家の教えと触れ合うことで、その生き方を見つめ直したとなってますが、実際はカーンの地位を巡る同族内の対立などが影響しているのかもしれませんね。
そう言ったドロドロっとしたこととか、潔い部分なんかをうまく客家の民と絡ませ対比させていたように思います。
客家の民を風とするなら、クビライは土って感じでしょうか。(わかります?このイメージ^^;)
文天祥の才能を惜しんだクビライは、彼を殺すことができず何度も獄中に自分の元に降らないかと使いを送る。
しかし最後まで天祥は首を縦に降ることはなかった。

史実が絡んでいる分、むつかしい部分もたくさんあったんですが、何度も書きますが個人的にはめっちゃ面白かったです。

そして物語を貫いているテーマは、天祥が歌った正気の歌の「正気」ではないかと思います。
ものっそ簡単に要約すると、正気とは「正しくあるべき姿」ということだと思います。それは多分、時代を貫き、自分を貫くもの。
あるべきところへ時間をかけてもそれは戻っていくのだと。


ラストはすっごく楽しいデイヴィッドと会長の掛け合い。
「デイヴィッドのDではなく、ダンデライオンのDなんですよ」
大空を超えてそれぞれの地で小さな花を咲かせる。でもその根は真っ直ぐ深く大地につながっている。




国が栄えて国が衰退する。
南宋・金から大元へと国は変わる。
クビライが築いた帝国は、241年後、クビライの子孫が絶えることで終焉を迎える。
そうして国は明へと移っていくのでありました。













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↑頼朝に責め滅ぼされた義経は、海を渡り彼の地でチンギスハーンになったという。そのチンギスハーンの末裔は、客家の風に乗り海をわたって新たな地で小さな黄色い花を咲かせた。歴史も伝説もくるくる回ってるなぁ。。。なんて思うオイラでありまする。ポチよろしく☆

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ディートリッヒ

2012-12-10 10:13:50 | 舞台関係
レポが滞おっております^^;
なので、サクッと書いていこうかと・・・


11月16日ソワレ ディートリッヒ


久々のあきおさんご出演の舞台です。
ものっそ楽しみでございました♪

以前にも見ているのですが、物語の感想としてはドラマチックではないってこと。
彼女の人生と照らし合わせれば、もっと見せ方次第でディートリッヒを悲劇的にかつドラマチックに見せることも可能だと思うんです。
でもそこを見せるのではなく、あくまでディートリッヒの行き方というか信念というか・・・そう言った内面的なことを描いた作品だったと思います。
地味だけどズシンとくる・・・そんな感想です。
感情を煽らない、このしっとりとした感じが個人的には好きですね*^^*

和央さんのディートリッヒのクールな感じも良いですし、周りを取り巻く人物像も派手さはありませんがとても素敵です。

時代の移り変わりと、母国の変化。変わらないディートリッヒの心。それを支えた母。
どれをとっても、なるほどと思わせてくれました。

散りばめられる歌もそれぞれに胸に染みますね。


再演があればその度毎に観たいと思う作品です。








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↑某ドラマの幸せの靴がこの舞台のラストにディートリッヒが履いている靴と似てる!って思ったんですが・・・意外と似てなかった上に、ディートリッヒの靴にそんな逸話は見つけられませんでした^^;思い込みの激しいオイラに、諌めの応援のポチよろしく☆

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最近ドラマを見ております

2012-12-04 21:15:48 | 好き・応援
仕事がアホほど忙しく時間外は常に5~80時間、下手すりゃ100時間以上って生活をながらく続けておりました。テレビはたいてい23時以降にしか見ることができず、たまに早く帰っても次の日には午前様なんていうのが当たり前だったので、ドラマはほとんど見ることがありませんでした。深夜のお笑いとかは結構見てましたけど。
録画したものを見るという習慣がなく、ほとんど録画することもありませんでしたし、そもそも土日は出かけていることが多かった上に出勤なんてことも多々ありましたので。。。撮り溜めしたものを消化する時間はなかったんですよね。(そこまでして見る程のこともないし^^;)

ここ1~2年はそーゆー生活にオサラバし、早々に退社しております。(別に偉くなったわけではなく、単なる入力部隊のペーペーのままなんですが。不景気のせいもあって仕事が激減してるんですよね。ま、一番の原因はそこまで会社に尽くさなくなったってことでもあるんですが。)
時間外も10時間程度・・・まったくしない月もあるくらいです。こんな残業のない生活って入社した年くらいでしたね。


早く帰れるようになってからも、それまでの生活でドラマを見ない生活をしてたので、早く帰ってもほとんどドラマを見てませんでした。

が。

最近はドラマっ子になっております。
しかも今更ながらの韓流(爆!)

いくつか見てますが、歴史好きなんですね。やっぱり。
イ・ビョンフン監督の「チャングムの誓い」からこっち「イ・サン」「トンイ」とハマりました。
歴代李王朝の乗ってる本も購入しちゃいましたし^^;(そこに誤植を見つけたりもした・笑)
N●Kの韓流ブームの流れに乗って「王女の男」も見ています。もーすぐ終わるので切ないです。
歴史って面白いねぇ*^^*
イ・サンの護衛をしていたというぺクドンスのお話も、たまたま見つけて面白そう!って思っていたのに、数話で最終回になっちゃいました^^;(もっと早くであってたら良かったんですがねぇ)実在人物好きといたしましては、再放送があれば見たいなぁと思います。
歴史ものでは、今は「名家」を見ております。2話づつ放送なので大変ですが^^;

つい昨日(12/3)、お気に入りだった検事プリンセスが終わってしまいました。。。
ラブコメと言いつつも、途中からかなりシリアスな展開で、ドキドキしてたんですが・・・ラストがハッピーエンドで大満足です。
放送途中であらすじを見ちゃったから、なおさらラストが気になってました。
パク・シフさんの声優さんは川中子雅人さん(王女の男)より中川慶一さん(検事プリ)のほうが好きかも。どちらもいいお声なんですが、中川さんのほうが遊び心のある声な気がしてパクさんに合ってる気がするんだよね。
ヘリちゃん役のキム・ソヨンさんがものっそ可愛かった~♪はじめ見たときは、このキャラ無理^^;って思ったんですが、回を重ねる毎にヘリちゃんが成長していくんですよね。イメージは最初のキャピキャピしたままなのに雰囲気がどんどん変わっていくの、キュンキュンしちゃいました。小宮山絵里さんの声がぴったりだった気がします。

検事プリの前のマイプリンセスも見てました。
見るきっかけはイ・サンの王様とナム内官が出てらしたからなんだけど(笑)
主役の女の子がものっそ可愛くって、ワクワクしながら見てました。
韓国ドラマの女の子ってホント可愛いよね。このあっけらかんとしたキャラが好きなのかもしれません。

次はどんなの放送するんでしょう。楽しみです。

しかし、こーゆードラマは学生とか若いうちに見ておくべきだねぇ。
こんな風に人を想えたらいいなぁと羨ましく見ました。
そしたらもっと恋多き青春を過ごせたかも。。と思ってしまふ。。。(ばあさんか!)」


さてさて、では日本の作品は・・・というと。
評判がすこぶる悪い「清盛」が面白くて仕方がありません。
個人的には、清盛好きを差し引いても最初っから面白かったです。
松ケンが苦手でしたが好きになったくらい(笑)
画面が汚いとか色々言われてましたが、個人的には全編を通してみたらすごく平家の興亡がわかりやすい効果があるんじゃないかと思うんです。(まだ終わってないけれど。)
確かに暗くて見えにくいっていうのはあったかもしれません。(特にお年を召した方だと、効果云々以前の問題として)
でも個人的には好きだな。
こちらも大詰めです。最終回でガックリ来ないことを祈るのみ。


続いてお気に入りは「そこをなんとか」。
本仮屋ユイカちゃんがものっそご可愛いですぅ*^・^*
マチ弁の話ですが、法律はよくわかりませんがなんだかとっても楽しいです。
MEGUMIも元々は苦手な感じの人でしたけど、このドラマのMEGUMIは可愛いですよね♪
テンポも内容もお気に入りです。


こうして見ているドラマを並べると、日曜と月曜に集中していることがわかります(笑)
日曜は8時から12時まで休みなしです。「清盛」の後の15分と「そこなん」の後の10分ほどが唯一(2回あるけど)のインターミッションなのであります。
月曜は仕事でいつ突発で遅くなるか解らないので、録画してます。基本、「検事プリ」をリアルで見て「名家」をその後見る・・・そして火曜日は寝不足ってパターンです。


読んでない本とかあるので、時間を有効に使いたいんですが、結局はダラリと過ごしがちなオイラです。


なんだか書きたかったことがよく解らなくなってきたので、そーしてこの記事もダラリと終わるのでありました。







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