ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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引力

2005-05-25 18:46:37 | ひーの一族(似非プチポエム)
5月23日の夜。
お風呂の後に、ベランダに出てみた。(洗濯物を干す為に)
そしたら、えらく綺麗なお月様。

「月、きれーやー
と言うと、母も月を見にベランダに来た。

「お月さん、笑ろてはるね~ まるで、ウチのあーちゃんみたい
母はバババカ丸出しで、お月様に笑いかける。


お月様には3つのタイプがあると思う。


冴えざえとした、青白い月。冷たい遠くに浮かぶ月

胸騒ぎの、赤い月。大きく膨らんだ輪郭の定まらない月

そうして温かい金色の月。白っぽくても黄色くても、温度を感じる笑う月


あまりにも優しい月だったので、試しに携帯で写してみた。
案外悪くないよね。

薄ら絹を纏ったように、雲の着物を着たお月様。
ホントに、うふふと笑ったように見えるので、私も思わず微笑んだ。

これも、月の引力だろうか。。。

時計草

2005-05-16 20:02:44 | ひーの一族(似非プチポエム)
以前は休みの日になると、母と一緒に近所のスパーへ買い物に出かけた。
行き道のお家の前に咲いている、お花を眺めながらのんびり歩く。

この3ヶ月ほどは忙しくて、なかなかその時間が持てない。
最近の休みといえば、予定を入れているので無理矢理休んでいる状態。

そんなある日、ぽっかり仕事に空白時間が出来た。

「夕方から予定はあるけれど、よし、今日は一緒に買い物に出かけよう!」
母の日のプレゼントもまだあげていなかったので、その下見も兼ねて。

陽盛りの時間だったけれど、母を誘ってみる。
日傘を傾けながら買い物に出かける。

行き道にあるお家の壁に、ポッカリお花が咲いていた。
『時計草』
時計のお顔に似たお花。

「花が咲くまで、何の花の草や木だったか忘れてる花が多いね」
なんて話ながら時計草を見ていた。

忘れてても、覚えてても、時間は過ぎていく。
芽吹き、花咲かせ、根に養分を貯え、冬を越す。
時計草はやんわりと優しく、刻の流れを教えてくれたような気がした。


空を見て、星を見て、草花を見て、自分の周りを見ながらゆっくり参ろうではないか。
などと呟いた時計草の顔は、笑っている気がした。

天使様が見てる!

2005-03-20 20:13:31 | ひーの一族(似非プチポエム)
「生まれたあかちゃんが、初めて笑うでしょ。その時に妖精は生まれるんだ。だから、子供一人一人に妖精がいるはずなんだ。」


これはネバーランドでピーターパンが言った言葉。


笑顔の中には、天使様がひそんでいると思う。


天使様は、神様の手先。
神様の言葉を伝えていろいろ導いて下さるのだ。
そっか!と何かに気づいた時、天使様がもしかしたらこっそり耳もとでヒントを囁いてくれたのかもしれない。


あかちゃんが ふふふ… っと笑う
(ぽんっと妖精が生まれて、天使様がきょろきょろっとアタリを見回す)

私もにんまり笑い返す。


しってる?
初めは嘘でもいいんだって。

無理にでも『ニカ』っと(もしくはにっこりでもよい)笑うでしょ
次の日には昨日よりスムーズに『ニカ』ができるようになるから。
その次の日も、そのまた次の日も、
笑う、笑う、笑う…

笑顔の練習をしているとね、笑顔が自然に出て来るようになるんだよ。

そしたらね、天使様が
「なになに~?」って顔を出して下さる。(たぶんね)


あかちゃんが笑う。
私も笑う。
天使様も妖精も微笑む。

きっと大切な人、みんなが微笑の中にいる。

沈丁花

2005-03-11 10:46:31 | ひーの一族(似非プチポエム)
仕事の帰り・・・ふと、気づいた。
ほんわり香る、この香は・・・・


沈丁花


沈丁花、沈丁花…いたずらな小枝よ…
(・・・っぷ。。。これは、ポーの一族)


回りを見渡したけど、沈丁花は見つけられなかった。
でも、脳裏に小さな白い(もしくは赤紫の)花をつけて、ひっそり佇む沈丁花が浮かんだ。

楚々とした中に、自分を主張するような凛とした響きを感じる香り。。。

沈丁花はとても好きな花の一つ。
この花の香に気づいた時、『春』の息吹を実感する。



そうして翌日の出勤の時…

固い厚い外套を纏っていたはずの木蓮のつぼみの先っちょに、白いお顔が覗いてた。

ほっこり笑って
「おはよう」
と言われた気がした。

あなたがお顔を出すのをずっと待ってたのは、私の方なのに・・・すっかり忘れた頃に声をかけてくれるんだね。




沈丁花の香
外套の首元を弛めた木蓮



キーワードを受けて、よくよく町を見てみると・・・

花びらを舞い散らせはじめた梅の花
溢れんばかりに満開になったヒヤシンス
今が時期だったかしら?と、椿の紅
隅の方から覗き込むような水仙
・・・そうして漂うは、沈丁花の香



一雨毎に冬の衣を脱ぎさって
一雨毎にむくむく…っと成長し
一雨毎に彩りを増す


白い冬の画用紙に、絵の具を落したのは誰だろう。。。ね。

















・・・・っぶ。
たまにゃ、シリアス詩人を気取って書いてても、ええじゃろが