ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

コメント大歓迎!BUT訳の解らない書き込みはザクザク消しますッス!

水雲山潮音寺

2011-10-19 08:48:38 | 神社仏閣
オイラがお薬師さんを好きなのは周知の事実。
そんな薬師寺さんの東関東別院に水雲山潮音寺とゆーお寺があります。
茨城県潮来市にあるお寺なんですが、いつか行ってみたいなぁって思っているお寺の一つでした。

3月11日の東日本大震災。
この大地震で、お寺は本堂以外のほとんどの建物が全半壊という大きな被害を受けたのです。
一番の原因は地盤の液状化だそうです。
しかし建物は壊れても、仏様たちは奇跡的に倒れることなく御無事だったとのことです。

地震の後、HPでこの惨状を知ったオイラであります。
行きたいなぁって思っていたお寺の壊滅的な写真が載っていました。
ニュースでいろんな場所の震災の被害の映像を見たときと同じに心がギュッと縮みました。

その後4月くらいだったでしょうか、薬師寺さんの境内でお会いしたお坊様に潮音寺さんの事を聞いてみました。
「復興は必ず致します。でも、まだその方向を決めていません。これはしっかり決めないといけない事ですから」
その時はそうおっしゃってました。

それから約半年。
先日薬師寺さんへ行ったとき、潮音寺さんの復興のためのお写経勧進の案内を見つけました。

もっと早くからあったのかもしれませんが、オイラは地震にも負けない潮音寺さんの仏様と違って、地震でも何でもない時にスッテンころりんと転がって足首抜けちゃって、晩夏からこっち安静生活をしておりましたから^^;
気づいたのはつい最近でした。

潮音寺さん以外にもいっぱい被害があった大震災。復興を志している場所は数多あります。
でもここは、行きたいなって思っているお寺。
これもご縁だと思います。
このパンフレットには、この倒れなかった仏様を守ることを最優先にと書かれていました。
仏様の形そのものという意味だけでなく、仏様=人が集える拠り所、仏様=次に伝え繋げる心なのだとオイラは考えます。
オイラ一人では大したことはできないけれど、ちょぼちょぼこちらの勧進をしようと思った次第なのでありました。





BUT!
いきなり申込書の記入を間違った事は内緒です。
一枚しか取ってこなかったので、もっかいもらいに行かなければ^^;








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私の三連休 10月10日

2011-10-13 19:13:30 | 舞台関係
三連休最終日の体育の日。
もともと「ロミオ&ジュリエット」ソワレを観劇予定でした。
昼間の公演をとるか、篠山へ行くか・・・悩んでいた矢先、オイラが応援している役者さんの出演情報が舞い込んだのです。三連休直前の事でした。
まだ予定を決めていなかった昼間にスポッとそれを装着(笑)

そーして、連休最終日は観劇Dayとなったのであります。


マチネ「一路真輝コンサート」
一路ちゃんと言えば、高校の時の友達がモーレツ(死語・笑)に応援していた雪組トップスターでございます。
オイラ自身は、ヅカ時代は「ベルばら」くらいしか見てないと思います。むしろ退団後のエリザやアンカレをガッツリ見ておりました。
ライブとかコンサートを見たことはなかったので、役として一路ちゃんしか知りませんでしたが、今回拝見して・・・めっちゃスットボケた天然キャラなんだと知りました(爆)
歌っているときとMCのギャップがすごかったですから!
客席からも結構突っ込みがありましたが(とゆーか、客席に情報確認してることも多々)、共演していたあきおさんにフォローを振りまくってました。あきおさんの苦笑いが忘れられません(笑)

コンサートの内容はヅカに憧れていた時の曲、ヅカ時代の曲、退団後。。。と、一路ちゃんの軌跡を追った構成です。
知らない曲もありましたが、どれもスンバラでござました。
特に気に入ったのは「アポロ」と「星から降る金」。良かったですねぇ*^^*
「レベッカ」のダンヴァース夫人も迫力ありました。再演があれば、是非キャストに入ってほしいなぁって思いましたね。

アンサンブルは男性2人と女性2人の4人だけ。
なのに厚みのある歌声で感動です。一路ちゃんの歌声を際立たせ、厚みを持たせる。。。すごいですね。人数がいなくってもとっても迫力がありました。
お目当てのあきおさんは、リタルダントで一路ちゃんとデュオします。舞台奥から一路ちゃんを見つめながら歌うあきおさん。とっても切なくて、でも至福のひと時でした。
そのほかのアンサンブルの時は高音パート担当で、横沢さんとめっちゃ響き合って歌ってましたね。素敵です。
もっともっと、まだまだいろんな舞台で出ていただきたいわ~♪

歌とその歌にまつわるいろんな裏話を聴かせてくれたコンサート。
とっても充実いたしました。
カーテンコールでジャニーズ張りのウチワで応援の一派がおりまして、一路ちゃんツボにはまったらしく大ウケしてました。
カテコで緞帳が下りた後にマイクが切れてると思ってたのか、「アイドルみたい」的なホンッとに舞台裏の声が場内に流れちゃって、大爆笑。最後まで笑わせてくれる一路ちゃんでございました。

一路ちゃんの可愛い一面を知ることができた楽しいコンサート。
あきおさんの雄姿を見ることができたコンサート。
いやはや、楽しい2時間でございました。



コンサートの次は場所を梅田に移してソワレ「ロミオ&ジュリエット」でございます。

まずは、マチネを見ていた京ちゃまとririに連絡。
入口付近で合流したのですが、なんとこの日はたけこ姉ときばりんさんもマチネ観劇だったのでした。
ソワレが始まるまでの時間つぶし&むしやしないに喫茶店へ。(たけこ姉が席取りしてくれていたのです)
オイラは観劇後に京ちゃまと飲み会予定でしたので、ベリー酢の白ワイン割をチョイス。

一緒に写っているのはririの頼んだホットサンド。ポテトの大半をオイラが頂きました(笑)
観劇前に、マチネを見た方々の興奮冷めやらぬお話で予習。

この公演、ダブルキャストが多くって^^;
ロミオでしょ、ジュリエットでしょ、マキューシオでしょ、ティボルトでしょ、死のダンサーでしょ・・・
キャストを考えながらなんて取れませんでした。(頭が回らなくって。)
取りあえずこの日はこんなキャスト。


初見だったので、とにかく物語を追うので精一杯。
こんな物語だったかなぁ。。。などと思いつつ観てました。

ネタばれになりますが、唯一気になったのが携帯を使うという設定。
衣装や音楽が今風だったりロックだったり、原作にはありえない設定なのは受け入れられるんだけど、携帯使いまくるのはどうだろう・・・って思って見てました。
しかし観劇後、京ちゃまに解説してもらったのですが、ジュリエットが仮死状態だとロミオに伝わらなくなる原因があの携帯だったんですってね。
酒場のドンチャンで落ちたのではなく、死が故意に携帯を落として壊しているんだそうです。ここは見逃してました。
原作では行き違いで伝わらないっていう部分を、「死」がロミオの死を招いたって演出している訳です。
確かに何かをしかけないと、死が故意にロミオを陥れたと解りにくいですからね。
なるほどと思いました。
しかしそーなってくると、このミュージカルが何十年も上演される為には、時代とともに携帯の下りの演出を時代を反映したものに変化させていかなければいけないってことですね。

今回のお気に入りは、モンタギュー母でございました。
浦井君は個人的に、「悪(ワル)メイク」ではなく、王子メイクが好きです。なので今回は個人的に残念なのでありました(笑)



観劇後、トークショーに参加するたけこ姉と、帰宅するririとお別れし、京ちゃまと二人、梅芸後にはココと行きつけになりつつある「がたろう」へ。
花和尚みたいな大将のお店です。
少し前からチビチビ解禁にしていたお酒を、この日、おおっぴらに解禁にしたのでありました。


こーしてオイラの三連休は幕を閉じた。
うーむ。充実した3日間だった~♪





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私の三連休 10月9日

2011-10-12 13:02:31 | 呟き
三連休二日目。
ある意味、この日が一番ハードだった気がする。

この日の予定は、こける前から決まっていたフェルメール展であります。
場所は京都市立美術館。
この美術館へは、むかしむか~し、小さい頃に母と姉と一緒にミレーの「種をまく人」を見に来た事があり「種」を「豆」と間違えて読んで恥ずかしい思いをした事があります(笑)
そんな思いで深い美術館。もちろんその後もいろいろ見に来てはいますけれどね。

フェルメールはオランダの画家。「光の魔術師」と言われ、日本でも有名な画家さんです。生涯作品数が30点ほどでしたでしょうか、数が少ない事でも有名ですね。
大学の時の絵画の先生が非常にフェルメールを崇拝しており、「僕は彼の光にあこがれて、オランダに作品を見に行ったんだ」とおっしゃってました。その時にフェルメールの存在を知ったんですね。(美術史を専攻している割に、画家をあんまり知らない無知な生徒でした。)

その後、大阪市立美術館でのフェルメール展に行った記憶があります。
あれも長蛇の列に並び見たんですが・・・

今回も例に漏れず(笑)
10時ごろに会場に着くと、すでに館外・館内待ちを合わせて80分待ちでございました(爆)
ま、急いでいる訳ではありませんので、友達としゃべくりながら待ったわけです。

フェルメールの絵を細部まで見られるのは、一番最初の館内入場待ちに設置されているパネルです(笑)
ここでしっかり見ておくのも手ですね(爆)

500円のガイドを借りてさっそく中へ。
道上さんと竹内アナウンサーの案内でそれぞれの作品をじっくりみる。
しかしすごい人だな^^;特に入口付近の作品には人が群がっている。

友達は一点づつ近くで見る派。多少並んでものんびり待てる人です。
オイラは気になったのだけ近くで見る派。近寄ったり離れたり並んだり・・・せっかちなので館内をうろうろ致します。
友達と一緒に見るのもあれば別々だったり。

フェルメールの作品は3点。
こちらがメインの展覧会ですので、この三点のみは並んで最前列でじっくり拝見いたしました。
フェルメールって感じの作品でしたね~(どんな説明や^^;)
手紙を読む青衣の女は思ったより光が弱い。とゆーか、人物にスポットが当たってないんですね。手紙が一番のハイライトでしたから。
後の二点は人物にスポットが当たってますね。読んでいるのと書いているのとの違いなんでしょうけれど。
作品とは全然関係がないんですが、手紙を書く女(黄色い衣装の女性の絵)の作品説明にアーミン毛皮とゆーのがあり、アーミンってなんぞや?と友達と言ってたんです。議論の結果、王様の肖像画なんかでマントの縁取りをしている毛皮と同じだろうって事になったんですが。。。
今調べてみたら、おこじょの事なんですね。納得です。

フェルメールの作品は3点のみでしたが、この時代を彩った作品が一緒に展示されています。
フェルメールの時代の作品の特徴を知るのにとても参考になります。
光の使い方といった技法から、その時代の絵画の特徴など。

神話や聖書と言った題材を描くのではなく、生活をそのままに描いているというのが印象的。それまでの作品は、生活を描く場合でも、しきたりに沿った描き方をするのが主流だったと思います。生活をデフォルメせず、密着した形で描き出しているんですね。
絵の構成にはそういった制限がなくなっていますが、絵の中に書き込まれているモノにはいろいろ意味があるようで、しゃれこうべには死の絶対性とか再生とか・・そのモノ毎に込められたメッセージがあります。私はガイドを聞いてなるほど~って思いながら見たんですが、知らないとただの部屋の飾りの一部としてスルーしちゃうので、もったいないですね。
肖像画もいわゆる特権階級といった風ではない。これはきっと時代背景が映しこまれているからでしょう。スペインからの独立とともに貴族社会が崩壊。それに伴い、富裕層が称号を買い取る。こうして昔ながら貴族ではなく、商人上がりの貴族が増えた事なんかも絵画から解ります。
貴族の称号を買い取ることが成金趣味だとかそーゆー事ではなく、そーゆー時代を写し取ってるってことです。
展示内容は時代の変化とともに芽生えた、読み書きのコミュニケーションへと焦点が移ります。
そうした庶民の生活の中での、手紙と言うものの役割がクローズアップされ、手紙の書き方のHow to本が流行った事などに触れます。ラブレターの書き方まで例題で教えてくれる本なんて面白いですねぇ。
そしてそんな世の中の流行りを生活から切り取って描かれた絵。
それが最後の展示室のフェルメールの3点の作品へと繋がる構成でした。

フェルメールのネームバリューだけを見に来た人や、フェルメールだけを見たい人には最後までフェルメールの作品がないのでつまんないかもしれませんね。
しかも、最後の展示室は入場制限をしててるにも関わらず、フェルちゃんの作品まではかなりの渋滞ですし。
正倉院展の目玉御物の展示方式を採用すればいいのにね。(正倉院展では、近くでゆっくり止まらずに見る列と後ろからざっくり見る列とに分けているので、渋滞でも横入りで見る人がなく、しかも立ち止まらずに見るので、ゆっくりですが順序良く御物を見ることができるのでアール。)

個人的には、フェルメールとその時代背景、フェルメールと影響しあった画家の作品を見比べることができてとっても楽しかったです。

ちなみに友達とオイラとが気に入った作品は、レンブラントとかかわりのあった画家ヤン・リーフェンスのおじいちゃんの絵(机に向かう簿記係)。このじーちゃんの髭や頭髪にあたる柔らかな光の感じがものっそご良いのです。
あと、エドワード・コリエルのだまし絵。風俗画の中で唯一の作品です。こーゆー洒落っ気のある生活を昔の人はしていたのか。。。と微笑ましくなります。


こーしてフェルメール展を堪能し、外に出る。
で、何となくそのまま同館で開催中のワシントンナショナルギャラリー展も見ちゃいました。


こちらはさっきまでの作品と違って、印象派の作品群。
フェルメール展では知らない画家さんばっかりでしたが、こっちは知ってる画家さんがぐぐっと増えます(笑)

勝村さんのガイドでレッツゴー!なのだ。

入るなり衝撃だったのが、一番最初の作品。「ウナギをとる人々」
タイトルからして、ドジョウすくいのような泥臭いヌメヌメした絵を想像したんですが、、、なんとなんと、コローの作品の特徴の木漏れ日満載の爽やかな絵じゃありませんか(笑)鰻とってる人は、ほとんど風景に紛れ込んでますからね。やられました(笑)

他にも、マネ、モネ、ルノアール、ポール・セザンヌにトゥール・ロートレック。スーラにゴーギャンと続けば、大トリはゴッホしかありませんよねって感じ(爆)

奇しくも、印象派も光を描く画家たちではありませんか。
今までのサロンの常識を打ち破り、新たな手法を確立した人たち。
パレットで混ぜた色は透明感を失い、暗く沈んでいく。色の三原色の原理ですね。
光の三原色の原理を求めた彼らは、それまでのパレットで合成した色を筆跡を残さず塗るという原則を捨て、カンバス上で色を作り出し、肌色は肌色という概念を捨て、光と影に含まれる色の要素で描き出そうとした訳です。
光の魔術師とその時代の作品と、印象派とは似て異なる。。。みたいな。(いや、似てないんだけど)

京都美術館の学芸員の好みなのか、ラストの部屋でドカン!な展示がお好きなようで。
ワシントンギャラリー展もラストの展示物が、日本初公開のゴッホの肖像画でした。
最晩年の肖像画なんですってね。
肖像画より興味をひいたのが白いバラ。捩れたピュアグリーンの背景が個人的には不安なんですが、説明には病気からの復調に意欲的な生き生きとした作品なんだそうです。
もともとは赤いバラと緑の背景の対比を描いていたそうですが、赤は剥落して花弁の影にその元の色を残すのみ。この絵に赤が入るとどんなのだったのかしら?と想像できません。
ゴッホの絵は、先入観からかどうしても不安定に見えてしまいますね。

こちらも最後の展示室は入場制限こそしてませんが満員。
やはり正倉院展方式で見せればいいのになぁと、長い待ち時間に思うオイラなのでありました。(っつか、後ろから来て前に割り込むのはマナー違反でしょうよ。と思うんですが、いかがか?)

ちなみにこちらでは、ルノアールのバレエの少女のえが良かったな。
白いチュチュに交じる腕を、黒いブレスレットで浮だたせているのか印象的でした。


二つも展覧会を見るとさすがに脳みそも足もふらふらです。
お昼も食べてないし、お茶でもしますか・・・ってなってたんだけど。
気づけば平安神宮に詣でて、その足でお庭もまわっちゃったよ(爆)


自分ひとりだったら、600円だして入っていないだろう庭園。
桜をたくさん植えているので、春に来るのがベストだと思う。(ただし、人もアホほど増えると思われるが。)
花は萩の花くらいしか咲いてませんでしたが、人が少なくって外のお祭り騒ぎの喧騒も聞こえず、のんびりできました。


お庭にかかるこの橋は、泰平閣。通称、橋殿と呼ばれる建築物です。京都御所から御下賜したものなんだって。

京都在住の恩師曰く、「平安神宮は明治に作られた一種のパビリオンだ」と。
パビリオンでもなんでもかまわないんですが、お庭の中身は、秀吉時代につくられた三条大橋の橋脚だとか、御所からの賜り物だとか、新しくつくったというよりもらいものが多いようです。
日本最古のチン電も庭の片隅でひっそりとたたずんでおり、600円と高めの入園料ですが、のんびりするのには最適だなと思いました。


そんなこんなで気づけばもう4時半を回っています。
さすがに友達も足が棒のようだと。。。
帰路に着く前にお茶にしようと、喫茶店へ。

オイラはミントチョコレートカフェ。

友達はガトーショコラとカフェオレ。


一日を振り返り、しばしの休憩。
次は伏見のお稲荷さんに行きたいんだって。
さすがにお稲荷さんの階段は、足がもう少し回復してからじゃないと無理だなぁ。

そんな話をしながら、まつひろ商店のがまぐちをGETした友達。

ホクホクとした気分で帰宅した三連休の中日でございました。






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私の三連休 10月8日

2011-10-11 15:24:25 | 好き・応援
この三連休、足もそこそこ良くなってきているしってことで出ずっぱりでした。
なので、サクッと覚書。


10月8日
この日は薬師縁日+天武忌(天武天皇様は9月9日に崩御されており、旧暦で法要を営んでおります。)とゆーことで、午前11:00~午後9:00ごろまでお薬師さんで過ごす。
11:00から薬師縁日の法要。真っ青に晴れ渡った空に映える青丹の伽藍。一番好きな風景です。時折爽やかな風が金堂を吹き抜け、転読している大般若経のお経さんをもてあそぶのがほほえましいです。
散華に群がる人を見て、ちょっとなぁと思うのは毎度のこと。でも、欲しい気持ちも解るからねぇ。。。
大般若経の転読の後は、バサラ踊りの奉納。
日光月光菩薩様と十二神将が金堂から大講堂へとお練りします。

大講堂に着いたら、決めポーズ!(笑)
山田管主のごあいさつも良かったです。高田好胤和上のインド訪問時に起きたスジャータとの不思議のお話。そこに管主独特の笑いを織り交ぜておりました。
ただ、めっちゃいい天気だったので、居並ぶお坊様がどんどん小さく溶けて行きそうでしたが(爆)

そしてバサラ踊り奉納




この時点で午後2時前くらいでしょうか。
記念撮影の後、いったんお坊様や神将、踊り子が退場します。
お参りを済ませご朱印を頂き、金堂に戻ってくるとちょうど加藤師が法話をされていたので拝聴。いつも通り、ガハハと笑いながら聴かせて頂きました。

外に出て、お茶を頂きに野点へ行く。
途中、バサラの人たちが着替えを済ませ万灯会の準備をしていた。
綺麗に並べられていく灯篭。夜が楽しみです。

2時半からの大護摩の前にお写経を納めにお写経道場へ。。。途中、すでに修験の装束に着替えたお坊様が法螺を吹きならし不動堂へと向かっておりました。
急いでお経さんを修め不動堂へ折り返します。

不動堂に着いた時には、修験僧はすでに結界の中に入っており、法要が始まろうとしております。

山田管主もこのいでたち。座っているので見えないけれど、お尻にはちゃんと毛皮をくっつけてましたよ。


四方中央鬼門の6か所を弓矢で浄化。放たれた矢は、根性だしてGETすればいただけるようです。(ただし、鬼門の矢は中央の矢と取り換えっこです。なので矢をGETできるのは5人だけ)


薬師寺で焚く護摩は、奈良時代の形で焚きあげるそうです。
なるだけ火柱が大きく上がるように、組んだ段が崩れないよう水をかけながら焚くのです。たくさんの煙が陽を覆い、火柱が天へと駆け上がる様はかなりの迫力です。
結界の外にいても炎の熱気がぶつかってきますもの。

法螺の音とともに始まった大護摩は法螺の音とともに結願します。(結願とゆーのかな?)
結界が解かれ、参列者も護摩の炎にあたれます。
この時、お念殊を炎で浄化するんですって。
オイラのお念殊、切れちゃったんだけど。。。どうしたらいいか、今度聞いてみよう。
ちなみに、中の修行僧が結界を切ると回りを取り囲んでいる幣は早い者勝ちでGET可。四方で色が決まっているので、GETした幣はお家のその方角に祀ると良いらしいです。

大護摩が終わったのが4時過ぎだったでしょうか。
天武忌の法要は6時半からです。
少し早めにお寺を出て、線路を大池側に渡ってすぐにあるお好み焼き屋さんで腹ごしらえをいたしました。(ついでにお店のお父さんの御好意で、時間近くまで居座らせてもらったのら・笑)

6時過ぎにお寺に戻ると、すでに法要の手順の説明がなされています。

天武忌は、献灯することに意義がある法要です。
お堂に入る前に一つ一つ献灯。
なぜか蝋燭が大量に余った様で、オイラは6つくらい献灯させていただきました。

献灯が済んだ人から入堂し着座します。
そして厳かに表白が読まれ、献香と音楽の奉納がありました。
この法要をしている時の、何とも言えない堂内の空気が好きなんです。
表白を読む導師山田管主は、一日中本当に出ずっぱり。晴天の中動き回ってお疲れですよね。結構カミカミ星人になってたのは内緒にしておきましょう。

法要が終わり外に出ると、万灯篭に浮かぶ東塔がありました。

月・東塔・万灯篭・・・
この組み合わせが次に見られるのは、東塔の解体修理が終わってから。8年後になるのであります。

ぐるっと回って金堂の前に来ると、特別開扉された堂内の光に浮かぶお薬師様を拝むことができます。

今日も一日有難うございましたとお薬師様にお礼を言って見上げたお薬師様は、少しニンマリ笑っているように見えました。

8時半も過ぎ、そろそろお暇の時間です。

大講堂の扉も閉じられ、薬師寺さんは明日の御陵での法要と通常の参拝に備えて片づけを初めておりました。

オイラも明日に備えて帰路に着く。
三連休の初日、今日も一日有難うございました。





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