ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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僕等の図書室 ~みんなで読書会~

2012-04-30 16:40:43 | 舞台関係
4月27日の夜から4月29日の千秋楽まで、ガッツリ観て(聴いて)来ました、僕図書。
想像していたのとは全然違う物語でしたが、とっても楽しめました。
ただしベースは童話などでも、子供向けではないので小学生も対象にしたのは間違いでは?と^^;
本来のお話と食い違うため、話の展開についていけず、特に低学年のお子さまは混乱するとおもいます。
個人的には姪っ子を誘ったけれど、断ってもらっててよかったなって思いましたから。

とゆー一番の感想はさておき、横シマシマ(笑)な大人の感想を各先生の物語とひとり芝居をまとめて贈ります。(敬称略)
(ちなみに邪とゆー言葉はありますが、ボーダーのことは縞とは言いません。縞とは縦のラインを指し、横のラインは段とゆーのです。模様としては。)



●りゅう先生の「ピーターパン」■中村龍介◆村井良大・三上真史・・滝口幸広・井村克彦
奇抜な緑のジャージの先生・・・ピーターをイメージしてるんですね^^
びっくりしました(笑)
いわゆるロンドンの町で起こるピーターパンのお話とは違い、舞台は日本のお江戸下町。(いや、時代は現代ですけどね。)その下町に暮らすケンタとショウタの兄弟とピーターパンの交流のお話。
この二人の子供たちが出会うピーターパンは、長い年月を経て、夢も希望もなくした男の子になっています。夢をなくしたピーターパンが、よみがえったフック船長と戦っている兄弟と共に戦う中で、夢と希望と冒険譚を取り戻すのであります。
しかしラストには、ネバーランドでの冒険よりも待ち焦がれていた秋祭りのお神輿の担ぎ手を選ぶケンタ。
「人は必ず大人になる。知って大人になる場合もあれば知らずに大人になる場合もある。ひとりの少年を除けば・・・」これはピーターパンの冒頭。
ケンタは祭りという響きに隠れた「ある年齢になったら担げるお神輿=大人への一歩」という大人への階段を無邪気に選び、無意識に上っています。
どんなにネバーランドにあこがれていても、どんなにピーターパンを好きでも、人はそうやって知らず知らずのうちに大人になってしまうのです。
その憐憫を飛び去るピーターに重ねて物語は終わります。
これを見事に下町風に朗読してくれたのがりゅう先生なわけです。
原作のピーターパンにかなり忠実なアレンジだったと思いますね。
あ、空を飛んでネバーランドへ行くシーンは大好きだなぁ^^全員出演で、拳銃やバズーカなんかも出てきて、アドリブ満載で面白かった~♪

何かを得、知らずに何かを手放す。すべてを抱えて生きることはできない。これは自然の摂理。
でもその中に、ピーターパンが世代を超えて存在し続ける・・・そういった変わらないものがあるからこそ、もしかしたら安心してそれを手放せるのかもしれませんね。


りゅう先生は、ちょっとスレタ感じのけだるーい先生。口癖は「めんどくせぇ」。
でもね、金八先生好きだったり相田みつをを好きだったり・・・けっこう熱血な先生だと思います。
女生徒に告白されて戸惑っているところが、とっても可愛いでしたね~^^


●かっち先生の「シンデレラ」■井深克彦◆滝口幸広・中村龍介
実はワタクシ、かっち先生こと井深克彦くんが苦手だったのです。オネェキャラではなく乙女キャラなところがどうも受け入れられないのかもしれません。
そんなかっち先生がシンデレラの衣装で出てきたときには、ドン引きでした^^;(会場はきゃ~*^^*っとどよめいてましたが)
シンデレラのストーリーも一癖も二癖もありました。
シンデレラにあこがれるエイミーという女の子が主役です。
エイミーは、シンデレラにあこがれシンデレラを生きようとします。
そうして物語のラストの向こう側に時間が進んだとき、物語が破綻します。
ふつうシンデレラって「王子様と幸せに暮らしましたとさ、メデタシ☆メデタシ☆」じゃないですか。(オイラは王子様の母親が、これまた魔女みたいな人で、子供とシンデレラを食べちゃうってお話を読んだことがありますが^^;)
しかしエイミーの時間は止まらずにその向こう側に進んでいきます。向こう側にあった世界は、魔女との取引の取り立てという悪夢です。
エイミーという人生を捨て、シンデレラを生きたいと願った夢を実現させた幸せの代償として、胸を刺されてしまうのです。
ここでエイミーはシンデレラの世界から、現実に戻る。
そう、かっち先生のシンデレラは「if物語」だったのです。
何が幸せか。自分の足元を見つめなおす、そんな物語でした。
初めはキャピキャピの軽快なストーリーが、進むにつれ暗雲に包まれていくような。。。そんな語りでしたね。
会場の数少ない子供が「こわーい」と泣いてました^^;
あと、意味は通じるからいいんだけれど、「王子様はシンデレラをひと時も放しませんでした」ってのは「片時も」の方がよいのでは?と思ってたんですが、いかがか?


かっち先生は内気なご両親も教鞭をとっている二世先生でした(笑)
あがり症でおしゃべりが苦手なかっち先生は、先生業をやめたいと悩んでいます。
そんな時、女生徒に告白され・・・ある意味、一番ちゃんとセーフのラインの答えを生徒に出せたのではないでしょうか。


●たっきー先生の「智恵子抄」■滝口幸広◆中村龍介・三上真史
これは文句なしの智恵子抄です。
ま、実在人物で最近の人ですから、アレンジは難しいでしょうね。
むしろ、どストレートにバシッと出してきたのは正解だと思います。
そして何よりオイラは智恵子抄が好き。中でもレモン哀歌は学生の時に読んで以来、ずっとずっと大好きな詩であります。
このレモン哀歌をベースに、光太郎と智恵子の物語が紡がれるのです。
間間に入る詩も好きなのばかり。(まぁ、智恵子抄自体大好きですからねぇ。)
個人的には、梅酒を入れてほしかったな。10年の琥珀。。。光太郎のぽっかり空いた穴がすっごく感じられて、すっごく寂しくって好きなんだ。
智恵子抄で唯一納得いかないのは「人間商売さらりとやめて」のくだり。
智恵子はさらりとなんてやめてない。と思う。これだけは、光太郎に抗議したい。
とにかく、始まりの「そんなにもあなたはレモンをまってゐた」からダダ泣き。最後は嗚咽こそ出ませんでしたが、号泣といってもよかったかも^^;
会場からもすすり泣きがたくさん聞こえてました。
たっきー先生は書生風の出で立ちで登場。会場から感嘆のため息が漏れてました。昭和顔だろうと、大正顔だろうと、男前は男前ですね*^^*

そんなたっきー先生のひとり芝居は、フランクでよかったですね。なんだろう、いい意味で、グダグダ(笑)
あれは、滝口くんのキャラでしょうか(爆)
女生徒の告白も、なんだかけむに巻かれた感じ(笑)



●村井先生の「ごんぎつね」■村井良大◆井深克彦・滝口幸広
実はこの物語だけが腑に落ちないのです。何度か見れば落ちるのかと思いましたが、3回聴いても腑に落ちなかった。。。
2歳で施設に捨てられた、ゴンというあだ名の男の話。
ゴンにはコージと慕う、施設で出会った兄貴がいた。血を分けた兄貴じゃないけれど、ゴンの家族は彼だけだった。
身寄りのない二人が進んだ道は、ヤクザから薬を得て商いをするチンピラ。物語はコージがよそのシマで取引していたのがバレて殺されてから2年目。。。三周忌のその日から始まる。
気に入った女が町にいたのに、自分の想いも存在も告げぬまま命を落としたコージ。彼の命日に、ゴンはどうしてもコージの好きだった鰻を食べたかった。しかし、数分の差で女に最後の一つを買われてしまう。鰻を先に買ったのは件の女だった。ゴンは、女の買い物かごから鰻を盗み食べてしまう。コージのことも知らずにのうのうと生活している女に苛立ちを覚えていたゴンは、仕返しをしたようでスッキリしていた。(人はそれを逆恨みとユーのだよ、ゴン)
数日後、近所で葬式があった。その喪主は件の女であった。そこでゴンは思い出す。コージが「彼女は病弱な母と二人暮らしなんだ」と言ってたことを。(こーじ、ストーカーしたのね~T_T)
そしてゴンは想像する。あの鰻は、母親のために買ったものではなかったのか、と。(想像力たくましすぎ^^;)
数日後、せめてもの償いに、女は万人が好きだが買うのが恥ずかしいのだ!とコージが勝手に理論づけた焼き芋をかっぱらって、女の家にこっそり届ける。(え?かっぱらうの??)
いいことをしたとホクホクするゴン。(マジで?)
後日、イモが原因で女は警察沙汰にされていたことを知る。(芋屋のおっさん、よく見つけたね。イモ)
この後、ゴンはポストに1万円を入れることで償いを行う。(結局、金で解決か。)
その頃、ようやくコージを殺った犯人が解る。ゴンが暴走しないように誰だかは伏せていた組だったが、ゴンは強引に聞き出し、復讐をしようとする。
そんな矢先、女と女の友達の話をこっそり聞いてしまう。「毎日ポストに入っているお金は神様からの贈り物」だと。
自分がお金の送り主だと気づかない女に怒りを覚えるゴン。(え?奉仕の精神じゃなかったの?)
翌日、いつもはポストにお金を入れるだけのゴンは、女の家の敷地に入ってしまう。そして女に見つかり、通報され、復讐用の拳銃を持っていたゴンは逃げようとして射殺される。(長くなったのでちょっと端折りました^^;)
最後にコージの声を聞き、コージと遊んで満足するゴン。
。。FIN。。

ってな感じなの。ちょっと突っ込み入りだし、腑に落ちてないもんでストーリーが長くなっちゃったんだけど。。。
皆様、どうですか?
うろ覚えだったごんぎつねのストーリーを確認したところ、確かに、ごんぎつねのストーリーの要点を踏んで話は進んでいるんです。
しかし、この後味の悪さはなんでしょう?
原因は明らかです。
①盗んだもので償おうとした(芋事件。ただしこれは原作と同じシチュエーション)
②仕事といえども、それは違法行為(ヤクの密売)で得たお金をポストに入れている。(自分にできること、という意味では原作通り)
③ゴンの想いは女へあるのではなく、コージにしかない。(本来はゴンは自分と同じ境遇になった兵十(この物語りでは女に相当)への憐憫を感じている)
④最後、死に急いでいる。
ゴンが孤独になった原因の方が大きすぎるんですよねぇ。
なので村井君演技にはすっごく引きずり込まれて泣けるんですよ。
でも、終わった途端???って思いが大きくなるんですよね。
他の物語が解りやすいメッセージ性を持っているだけに、ごんぎつねはオイラの中で落ち所をなくしちゃってるんですね。
でも、もしかすると、一番人間の心を表した泥臭い物語だったのかもしれません。

村井先生は、国語の先生っていうよりなんだか個人的には体育の先生みたいなノリでした(笑)愛の鞭の使い手で、「愛」を使わせたら右に出るものはいません。
女子生徒からの告白では、唯一愛を受け入れた先生でしたが、実はそれは先生の妄想って落ちでした。



●まさし先生の「桃太郎」■三上真史◆井深克彦・村井良大
こちらの桃太郎も、ストーリーは全くの桃太郎です。しかし、前後をつけて桃太郎に奥行きを持たせています。
まず、モモはどこから来たのか。そして家来たちの本当の姿。桃太郎その後。
モモは天界の桃の木から神様が下界を見るときに使う池に落っこちて、下界の川に流れ着く。落としたのは赤丸・黒丸・白丸の3人の神様の使い。落とした桃を取り戻すべく、下界に降りてきたのが猿・雉・犬の3匹なのです。鬼退治のあと、桃太郎は自分が天界の人であることを知りながら、自分を育ててくれたおばあさん(注:おじいさんは死んでます)と暮らします。それは下界で自分を育ててくれた恩返しの意味もありますが、本当はたぶん、自分の親だからなのだと思います。
桃太郎を聞きながら、民俗学的には「鬼」は他部族だよな、、、とか、新・羅生門の鬼の存在は正義の対義語だったなとか、そんな事を照らし合わせてたように思います。同じ桃太郎でも解釈がいろいろ~♪って感じ。
ちなみに桃は桃源郷になぞらえるように、神の果物。西遊記でもそうですものね。そして箱などのような閉ざされた空間は、異次元と繋がると古来から言われているらしいです。桃には大きな種があり、そこが空間に通じているんですよね。なので、桃は神秘の果物なんですね。
そんな事を思いながら聴いた桃太郎。
村井君の小技が光ってましたね♪
そしてこの物語で、ずっと苦手だったかっちが良いかも・・・と思ったのでありました。
知るって素晴らしいですね。
あ、語り手を語っていない(笑)
あのセリフの速度はすごいですね。朗読というよりはセリフでした。セリフで圧倒されたのって、きらら浮世伝の重三の大門でのセリフ以来です。


そんな三上先生は、ザ・真面目教師。。。風でした^^
真面目過ぎて変な先生でしたね(笑)
女生徒の告白にも、一番ドギマギしてたきがする。そして答えが一番だめっぽい^^;
いいじゃんよ、ベルリンの壁のままで。卒業したら可能性あるんだから~(笑)犬猿の仲より、水と油の方がまだマシかなとか思ったけれど、文字で書いたらどっちもどっちか。



こんな感じの朗読劇でした。
もっと原作な朗読を想像してたので、ホントびっくり。
でも、大人は楽しめたと思います。
子供はせめて高学年になってからじゃないと、難しそうですね。雰囲気を楽しむだけならいいんでしょうけれど。
でも、それぞれの作品のテーマにホロリと泣きました。(あ、ごんぎつねは別ね。あれは村井君の演技に泣いた。)
いい話だったなぁって思います。
そうそう、ひとり芝居の部分って、オイラ役者が考えたのかと思ってたんですが、アテガキだったんですね。ちょっと残念。

いつも聴いている英世さんのひとり語りとは全く違う朗読で、それはそれで面白かった。
言葉の見せ方っていろいろあるんですね。

この朗読劇で、オイラの妄想爆発しちゃって(爆)
それはまた、後ほどブログでアップしますね~。

まずは感想はこれまで。
長々とお付き合い、ありがとうございました。







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ひできとYouTube

2012-04-24 09:03:01 | 好き・応援
ひできがYouTubeで5年前のライブのお写真をアップされました。
うひょー!っと思いさっそく再生。

で、サイドバーを見ると、今までにもたくさんのひできがアップされてました!!

おぉ・・・気づかなんだ^^;

YouTubeって自分で調べて活用しないオイラなので、びっくりいたしましたねぇ(笑)

これからちょこちょこのぞきに行こうと思います。


ちなみに今回ひできがアップしたのはこちら → 
皆様も、ひできの歌声をご堪能ください♪






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ジキル&ハイド

2012-04-10 10:33:59 | 舞台関係
前回ジキハイを見た時は、ひできを追うのでイッパイイッパイだった(笑)
そしてキャストをすっかり間違って覚えてました。オイラが覚えていたキャストはCDのキャストだった~^^;

さてさて、ひできもいない、鹿賀さんもいない、、、オイラはこのジキハイに耐えられるのか。。。そんな気持ちで挑んだジキハイでした。


結論から~もうし~ま~~~すぅ~とぉ~~~♪


めっちゃよかったです!!


確かにね、最初はどうしても鹿賀さんと比べちゃって、ココは鹿賀さんはこう歌ってた、みたいな気持ちがいっぱいあったんです。
でもね、さすが違いの分かる石丸さんなのです。
鹿賀さんとは全く違う、でもちゃんとジキルとハイドとしてオイラの中にストンと納まったのであります。

今まであまり思いを馳せなかったハイド。
今回はハイドのことをいろいろ考えました。

ハイドって何だろう?

ジキル博士の闇の部分が表に出たのがハイドだった訳ですが、本当にハイドは闇だけだったのでしょうか。
原作にはもしかしたら「悪」として描かれているのかもしれない。
オイラは原作を読んでいないので、なんとも比較はできないんですが、このミュージカルを観た感想では、ハイドはジキルになりたかったのではないかな?と思ったんです。
ちょっと違うかな。
ジキルになりたかったというよりは、ジキルのように「愛する者」を手に入れたかったんじゃないかと。

ハイドは生まれてすぐに、ジキルが嫌悪していた人物達を殺しに行きます。
ハイドはもともとジキルの一部だった訳だからね。悪の部分の集合のハイドですが、無差別殺人は犯していません。あくまでジキルが接触した人のみ。嫌悪した人を狙っています。
現に、プールは殺してないし。ジョンだって傷つけられていない。
しかし、その中でルーシーだけは嫌悪の対象ではなかったのに近づいていきますよね。あれって、ハイドが初めて持った感情、「執着」だと思うんですね。
そして、ハイドの中でルーシーという存在はとっても大切なものになっていくんだと思うんです。「いつでも俺を待っていろ」と言うくらいに。
ただ、愛情の表現の仕方が違うんですね。たぶん。
なぜかというと、ジキルの憎悪の部分がハイドだから。
でも、光の先には闇があるように。善が成り立つためには悪があるように。
光が無くなれば闇は光を求めるし、悪が無くなれば善は悪を求めるのだと思う。
ジキルは常に冷静さを無くしてイライラとするし、逆にハイドはルーシーを求めに行く。
オイラはルーシーはハイドを受け入れていたのではないかと思う。
乱暴で破壊的なハイドの中に、ジキルがいることを無意識に感じていたのではないかな?
だから「危険だとは知りながらも許されない罪な遊び」をする。
ただ破壊的だったハイドだけれど、ルーシーの部屋でジキルの手紙を見て顔色が変わるよね。あれは、ルーシーをジキルに奪われたと思ったのではないかと。
「あいつにあって、俺にないもの」の答えを聞いて、初めてルーシーを憎んだ気がする。
ハイドはたぶん、最初っから「憎む」という感情を知らないと思うのだ。常に狂気であることが彼だから。

ちょっと穿って考え過ぎ?ハイド寄りで考えすぎかな(笑)

でも、ルーシーを殺すハイドは、そのほかの人を殺している時のハイドとは違った気がしたんだよね。



ハイドから解放されたかったジキルと同じで、ハイドもジキルから解放されたかっただろうと思う。

エマの首を絞めていた時に、ジキルから解放される方法をハイドは見つけられなかったんじゃないかな。

ラストに友達に撃たれてようやく自分を取り戻すジキル。
あの撃たすために向かって行った時のジキルは、はたしてジキルか?それともハイドか。
ジキルが自分を撃たせるためにジョンに向かって行ってるんだと思っていたけれど・・・もし、上記のようにハイドの中に変化があったなら、ハイドが自ら撃たれに行ったのかも、とも思うのです。

真相は解らないけれどね。


「自由よ。二人は。いつまでも」


ラストのエマのこの歌で、ボロボロ泣けちゃった。
実はエマは玲奈ちゃんでなくっても・・・なんて思っていましたが、このラストのひと節の為だけに玲奈ちゃんエマで正解!って思いました。



欲を言えば、ベイジングストーク大司教様が殺される時は、グッサリとハイドの杖に突かれて、グググと持ち上げてボンっと燃やされてほしかったです。
ハイドが一番最初に殺す相手。派手な炎の演出もカッコ良かったけれど、できれば自らの手で下してほしかったなぁ。
あと、サベージは勝手に死んでほしかった(笑)今回は、首絞められてたね。

でもでも!とっても満足のジキハイでした。

このキャストで、再演希望です。
あ、大司教様にひできカムバック可ッス!






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お嬢さんお手上げだ

2012-04-09 11:53:58 | 舞台関係
会社のつまらぬ花見なんぞより、よっぽど楽しい観劇♪
ってことで、観に行ってきました。ジュリー×マキノさんの音楽劇。
「お嬢さんお手上げだ」


もうすっかり定番となった、ジュリーの音楽劇。
マキノワールドとジュリーの歌の世界が上手く融合されてて、M.O.P.とはまた違った旨みがあって、大好きなんですよね♪
今までは関西を舞台にお話が作られておりましたが、今回は東京。
下町な風情が粋でカッコ良かったです。

毎度思うんですが、ジュリーの楽曲から物語を紡ぎ出すマキノさんの頭の中って、どうなっているんでしょうね?

今回の「お嬢さんお手上げだ」は前回のチェー君の時のような大人のしっとりした物語ではなく、カラッと下町情緒あふれる人情もの。
人と人の繋がりって、血縁だけじゃないって思える温かい笑いがいっぱいのお話でした。
ローマの休日っぽいストーリーが織り込まれているのも「ふふふ」と笑えていいですね。

出てくるキャラはどの人もいい味あるんですが、中でも今回、ムタさんが自分に重なりましたね。サラリーマンだったので^^;
オイラはムタさんのように、何か大きな仕事で会社に貢献した訳じゃないけれど、なんつーの、会社に対する無力感って言うのでしょか、そーゆーの、なんだか解るなぁと思って。。。
でも、ムタさんのように新しい一歩はヘタレなオイラには踏み出せませんが^^;
まだまだ当分はズルズルと会社にしがみついて生きていきます。

野田さんはべらんめぇ言葉もお上手なんですねぇ。
ツルツル出てくる地の言葉って、ホント、綺麗だし生き生きしてますよね。

噺家先生。。。すいきょうってどっかで聞いたことあるぅ。。。とか思いつつ(笑)
この先生がホントに粋でしたね。
昼行燈のようで、そうじゃない。こーゆーピリッと利いた人、好き♪

今回の相手役は、若いでしたね~。
まぁ、娘役ですから若くていいんだけど。
方言も可愛かったし、ハスキーな声もなんだか良かったですね。
ジュリーと一緒に歌うのはちょっと辛そうでしたが^^;
舞台を見てて、関西の方かな?と思ってたら、本当に関西の人だったんですね。恐るべし、関西弁(笑)

そしてジュリー。
なんだか、観る度にテディベアみたいになっている気がします(笑)
でも、個人的には昔のタイガースの頃のジュリーより今の方が好きだなぁ~
今回のジュリーも素敵でした。
娘の為にオロオロする姿は、本当に良かったなぁ。
テディになっても、ジュリーはやっぱりジュリーですね。どこかにカッコよさが潜んでます。




はてさてこの音楽劇、ジュリーの楽曲を網羅し尽くすのかな。
来年も楽しみです。







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花会式 結願・鬼追い式

2012-04-07 15:07:16 | 好き・応援
さてさてさて。
4月5日は花会式の7日目。
結願 鬼追い式です。

もちのロンロン、オイラも行きました。
会社も半休をとり、仕事のキリのいいトコロでお薬師さんへ向かいました。

去年までは、法話の後に配られる入堂券がなくてもお堂に入れたんですが、人数が増えてきたからでしょうか、入堂券がないとお堂に入れない事が途中で発覚。

まーじーでー???

ヤバイです。
早退は致しましたが、村上師の法話を聴ける時間にはお薬師さんへは行けておりません。
仕事帰りの人は法要に参加できんのかーい!と突っ込みそうになりましたが、若干残っていた入堂券を途中で頂くことができ事無きを得たのでありました。

っつか、来年からは結願の日は休暇を取るしかないな。。。と思うオイラであります。(鬼追いだけだったら仕事帰りでOKなんだけどねぇ)

5時に一旦閉門。
6時に法要参加者の為に開門。
6時半から結願法要の為の、神供の儀式が始まります。

錬行衆が修二会の結願を迎えることを神様に報告するんですね。
御幣に火を放ち、火のついた松明をクルクル回してからポーンと投げます。
本来は遠くお伊勢さんの方角である東を向いてするのですが、東塔の修理が始まっているので大講堂前で行われました。

神事が終わると、入堂し初夜の法要が行われます。
約2時間半ほどの法要ですが、オイラはこの法要が大好きです。
寒くっても足が痛くても我慢ができます。
幻想的で、でもとっても生々しい法要。
人と神仏とがとっても近くに感じられる気がします。
7日間に渡る1年の悔過を終え、締めくくりは鬼追い式です。
これがまた、勇壮で乱暴で大好き~♪

今年は残念ながら雨でしたが、それでも鬼追い式決行です!



金堂前の舞台に掲げられた釣り松明に火が入れられ、法螺と鈴が鳴り響くと中門に5匹の鬼が現れます。

松明を持って、境内所せまし(と言っても舞台周辺ですが)と暴れまくります。
火の粉が散って、危険であります。
去年はオイラは服が焦げました(笑)今年は大丈夫でしたが。


   

暴れる鬼たちを、お薬師さんのお力を受けた毘沙門さんが鎮めていきます。



鬼たちが鎮まり花会式が終了します。
そのころには松明の火も残り火に・・・
  
境内、煙もうもう(笑)


これで昨年の過ちは鬼とともに鎮まりました。
真新しい年の始まりです。
また一年、人は知りながらも知らずも、いろんな形で過ちを犯します。
生きるって、きっとそーゆーこと。

ウダウダでダメダメなオイラだけれど、一年頑張る。グダグダながらも頑張る。
また、来年花会式を迎えられるようにね。






そうそう、今年から五鬼の土鈴が売ってました。(去年まではなかったよね?)
ものっそ、可愛いので、黄鬼さんと黒鬼さんを連れて帰りました。
残りの鬼さんは、また来年連れて帰る予定さぁ♪





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花会式 第5日目

2012-04-05 13:34:22 | 好き・応援
本当ならば、4月1日は花会式にのんびり浸ろうと思っていたのでありますが、今年のオイラは非常に・・・ヒジョーにやる気が起きないダメダメちゃんなのであります。
この日もいつもより早く一旦目覚めておきながら、ベッドから炬燵へ移動し、うだうだとしていたら。。。いつの間にか二度寝してました。
次に起きた時間でも全然ヨユーで日中日没の法要に間に合うのに、またもやウダウダゴロゴロ。。。ぐーーーーーーー。(バカ)
次に起きた時でも、お昼の法要には間に合わなくても午後の行事と初夜半夜の法要にはぜんっぜん間に合うのに、お昼ご飯を食べてウダウダゴロゴロ・・・ぐーーーーーーーーー。(大バカ)

。。。ってな一日を過ごしてしまい、気づけば清盛の時間・・・。
しかし、当初、花会式(初夜半夜の法要まで)に行くつもりだったので録画をしてたんですね。
自分がちゃんと起きなかったのに、そこからまたもやふて寝。
ぐーーーーーーーー。

よくもまぁそんなに、病気でもないのに寝れるなってくらい寝倒して、そーして日曜日は過ぎてしまったのであります。


大好きな花会式でも動けないって、どんだけ今年はダメダメなんだか・・・・


しかし、このままではイカン。と、3日の日、、、そう、あの、台風のような低気圧が日本を直撃したその日に行くことにしました。
日中は仕事なので、少し仕事を早く切り上げて薬師寺まで行ったのであります。

いやはや、雨は上がっているものの、風はすごかったです。

実は何故3日に行ったか告白致しますと、たぶん、こんな日には一般の人は初夜・半夜の法要にはあまり参加しないだろうから人が少ないだろう・・・と踏んだからです。
予想は的中で、参籠される方と後は少しばかりの一般の人でした。


参加されて方が少ないだろうから、少しでも足しに。。ではなく、少ないからゆっくりお参りできる。。。
あぁ、そんな心根、精神がダレてますよね^^;



さて、風が強く寒い日だったので、予定より早くお堂の中に入れて下さいました。
オイラは東側に入って、運よく一番前をGET。
正面ではありませんが、錬行衆の方と呪師がよく見える位置でラッキーでした。(←ラッキーとか思う時点でダメだな。)


7時から始まる初夜の法要。
待っている間も、風は強く吹いています。

お薬師さんへお参りするようになって、夜のお寺によくお参りさせていただくようになりました。
しかし、こんな風の強い日は初めてです。

いつもなら、夕方に塔の上の方で水煙の風鎮が小さく気付かない程度に鳴っているくらいなのに、この日はお堂の風鎮が大きな音でカラカラカランと鳴っています。
木造のお堂は風が強く吹くと、ギィーーーギィーーーギィと鳴っていましたが、倒れるかも。。という心配は全く感じませんでした。むしろお堂が声を発したらこんな感じかなぁという、低い音です。
お堂がその風と共鳴しているようで、不思議だったなぁ。。。

待っている間に、それまでのガツガツした気持ちが少しおさまったようなそんな気が(笑)
堂内が整った事を知らせる鐘が鳴らされ、厳かに法要は始まる。
こんなダメダメなワタクシでも、法要の間は厳粛な気持ちで一心にお経をあげるのです。。。と言いたいところですが、近くで錬行衆が見られるので、お経さんと錬行衆さんを交互に交互に見るオイラ。
(全然厳かじゃない^^;)
そして、お坊様のええ声に酔いしれるぅ。
お坊さんって、音痴じゃ勤まらないよなぁとか、ちらちら考え出す。
(このあたりで、注意力散漫)

とにかく、法要だけれど、めっちゃ楽しみまくるオイラ。
そんなオイラの元に散華がひらりと飛んできた日にゃぁ、テンションUP!!!
(もう、ウハウハ)


お経は熱を帯びて、最高潮の時には声が割れんばかりに堂内に響き渡る。
法螺がなり、呪師が通り抜け、錬行衆が堂内をぐるりと回る。

あぁ。花会式すきじゃぁ。。。
なんで日曜日に来なかったんだろう。。。凹
などとぼんやり考えているうちに、法要が終了。


悔過の間に、煩悩ムクムクしているオイラ、終わってる^^;


最終的に散華は2枚飛んできたので、一枚をもらえなかった後ろの方にどーぞと渡したら、お堂を出るときにお二人のお坊様から合計3枚いただけて、散華を4枚握りしめウハウハの内に終了したのでありました。

お堂を出ると、凍りそうに冷え切った空気がお寺を包んでいました。



お薬師さんの修二会は一七日。
4月5日が結願です。




      






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花会式 第2日目

2012-04-04 12:47:29 | 好き・応援
今年も花会式に行きました。
1回目は姪っ子が御稚児行列に参加する3月31日の第2日目。
今年は姪っ子、姉、母、オイラの4人で参加致しました。

御稚児行列は11時からで、受付時にお弁当を下さいます。

去年は震災があり、被災地への配慮と食を見直すという意味もあり日の丸弁当でしたが、今年は例年通りのちらし寿司でした。
このお弁当が美味しいんですよね。
行列参加前に少し腹ごしらえ。お寿司二折りを半分づつ食べて着替えました。
3回目ともなると、お化粧も着替えもスムーズです。
雨降りなので、ビニールのカッパも支給してくれましたよ^^

じゃーん♪
御稚児さん完成!(あ、カッパ着てるのしか写真がない^^;)



大雨だったので東回廊から本殿までの行列はなく、堂内での御稚児行列でした。
お天気は悪かったけれど、姪っ子もキラキラの狩衣や冠が気に入っているので満足したようでした。


こちらが、そのキラキラの冠♪

終わるとそのまま自由解散なので、着物を脱いで冠とかを返却してから本格的にお昼を頂きます(笑)
この日は寒かったしお寿司はすでに頂いているので、お昼は体が温まる薬師うどんに致しました!(暖かい年でも薬師うどん食べてますが・笑)
薬師味噌でしたてたうーどんは、ポカポカでとっても美味しかったです。
うーどんの写真は撮り忘れました^^;
今年はお食事処に食べモノが多く、桜餅とか笹団子(だったかな?)とかありました。その中でもオイラ達はこちらをチョイス!

ふろふき大根でーす!
ひとり一個は多いので二つ頼んで半分コしました。
姪っ子曰く、「デザートにだいこんたべるから!」だそうです。
ふろふき大根ってデザートだったんだ(爆)!

その後、野点でお茶を頂き、武術の演武を少し観賞してから帰路につきました。
雨が止んだ隙を狙って武術の演武してたのですが、大講堂前で太極拳みたいなのを奉納している時、ものっそ激しく雨が降り。。。まさしくバケツをひっくり返した・・・って感じの。雹も交じってんじゃね?って雨でびっくり。それでも最後までちゃんと奉納しておられました。演じられていた方、薬師寺で風邪ひいたら洒落にならないですよね^^;大丈夫だったか心配です。


そんなこんなで、今年も無事に花会式に参加できました。








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