まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.105 信貴山

2015-04-22 10:14:04 | みち
おはようございます。今回は大阪へ向かう道、国道25号線は通らずに旧道を通って行くことにしてみようと思います。



スタートはJR大和路線の三郷駅から、大阪へ向かう時はここから大和川に架かる橋を渡って国道25号線に出て、交通量の多い道を近鉄国分駅方面へ向けて走るが、今回は三郷駅から行ってすぐに右に分れる道へと入って行くことにする。





道は山を削って建てられたニュータウンの風景を見ながらの上り坂、やがてその景色は一変し、道は山へと差し掛かり少し薄暗い森の中を行く急な坂道となる。ここはさすがに乗って行くことはできないので相棒を押し歩きで上って行くことにする。
1枚目の写真はその坂の上り着いた所から撮ったもの、そしてこの場所にあるのが2枚目の写真、峠八幡神社。周辺は民家がなく、この先に墓地があるくらいの寂しい所、人も全然見かけない、なのに車が何台か走り去って行くのを見た。地元の農作業の人なのか、国道の混雑を嫌ってこちらに入って来たのか。






ここからは平坦な道となるが周辺は畑ばかりで夜になると何かが出そうな雰囲気の所。山を臨む風景には鳥のさえずりと、はるか下の方から国道を走る車の音とJRの電車の音が不釣り合いに聞こえてくる。やがてきれいに整備された広い下り坂を進む、最近架け替えられた橋を渡ると国道25号線に入るが、ここはそのまま大和川の右を通る狭い道を行くことにする。
車がやっと通れるくらいの細い道だが民家はちらほら見かける。やがて川を沿うようにして走り、赤い橋は渡らずJR大和路線の踏切を渡ると河内堅上駅へとたどり着く。




河内堅上駅は寂しい場所にあって乗降客も少ない駅、その駅前から続く道は旧街道の雰囲気を残す古い町並の中を通る上り坂となる。やがて府道183号線のバス停がある所へと至る、左は下りでJR高井田駅へと向かう道、そちらへ曲がって柏原方面を目指すことに・・・のはずが、なぜか右へ青谷方面へ向かう坂道を上っている。また自分(一人称)の中で悪魔が囁いたようだ、この坂道を行けと、そんな予定ではなかったんやけど・・・





セーコラセーコラと坂道を上って行くが、ますます斜度はきつくなってくる。息も絶え絶えな感じ、やっとの思いで雁多尾畑の集落へとたどり着く、しかし上りの本番はまだまだこれから、集落を抜けると更に山の中へと入って行くきつい上り坂が展開される。もう引き返そうか・・・しかし悪魔は戻ることを許してくれない。ここは腹をくくって、相棒を押し歩きながら先へと進むことにする。





道は上り下りとカーブの繰り返し、交通量は少ないが広い道なのでたまに通る車は結構なスピードで走り去っていく。さっきまでは大阪側に展望があったが、先へ進むにつれて今度は奈良側に展望が広がってくる。坂を下りればもう王寺は近いんだな、早くあそこにたどり着きたいな・・・と思っても道は単調な山の景色を見るだけの中を進むだけ。
やがて奈良県に入り賑やかな雰囲気を感じる所へとたどり着く。そこは信貴山朝護孫寺の駐車場、とうとう信貴山まで来てしまった。ここに来るのは初めて、まさかこんな山まで自転車で来ることになるとは、しかも大阪側から、まあ奈良側からだと上りがきついのは知っているので来る気にもならなかったと思う。ここはほんの少しだけ達成感に浸ることにしよう。
ここから少し行った先、参道の入口には赤い橋が架かっていて、守り神の虎の絵が出迎えてくれる。まあお詣りするのは自分(一人称)の旅の型ではないので、ここは素通りして山を下りて行くことにする。しかし試練はまだまだ続く、きつい上りの返礼は恐怖の下り坂、ここは昔ケーブルカーが通っていた所、慎重に慎重を重ねてゆっくりと下りて行くことにしよう。今回はここまでです。     まちみち

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