まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.648 検証、年末年始テレビ番組(後編)

2017-01-11 08:41:33 | 日記
おはようございます。


年末年始のテレビ番組を検証する、ってほど偉そうなものではありませんが、前回の続き、残りの番組を取り上げていってみようと思います。


『相棒』
・・・元日夜の恒例となった『相棒』、元日の放送と言えば「バベル」「カシオペア」「ノア」「ボマー」など、映画並みの壮大な作りで割と最後は救いがあるかな、と言う感じのドラマが続いていたが、昨年の「英雄」は結構きつい終わり方だった。今年はどうかとなると、特命係が東京の僻地の村に飛ばされる話、変な名前の村が舞台となる辺りは『トリック』を思い出させる・・・って山田奈緒子いるやん、連れて行ったらいいのに。で、そこで起きる不可解な事件を特命係が調べていくと言う内容、今回のメインゲストは八嶋智人、これまでのゲスト、杉本哲太、吉田栄作、宇崎竜童辺りは犯人であってもどことなく善人の影を漂わせていたが、それに比べると今回は善人ぶっていても怪しさいっぱい、案の定その顔は後半最悪な形で暴かれることになってしまいました。まあ年の初めから何人殺されるんや、と言う感じの内容、それも結構生々しい描写だったのでちょっと見ている方もあまりいい気がしなかったですねえ。八島智人の特異なキャラも『相棒』の世界ではあまり受け付けられない感じだったのかも、まあ最後に若い二人に救いが残った辺りは、去年若い人たちが犠牲になったことと比べるとまだ救いはあったのかも。ところでCMでは映画の予告編が流れ、『相棒』史上最も切ない結末、次回の予告では「特命係、終わりの始まり」ともしかするとドラマが終わってしまうのではないかと思わせる表現がされています。以前の出演者に不祥事があったりしていることもあって、まさかそろそろ潮時なのかも・・・嫌々、そんなことは思いたくないのだが、はて、どうなることでしょうか?


『江戸城無血開城』
・・・昨年の『大江戸炎上』の二番煎じを言った感じ、『篤姫』ではクライマックスで描かれた江戸城無血開城をアーネスト・サトウの目線から描かれた番組。昨年と同じように突然アーネスト・サトウが現代にタイムスリップしてきてコメンテーターといろいろ会話を繰り広げるシーンもあったが、昨年の作品が秀逸だっただけにどうしてもそれをテーマを変えてまねただけと言う感じがして、インパクトはあまりなかった。年末にはこの番組の取っ掛かりとなるような感じで、同じBSプレミアムで天璋院の目線からの無血開城をテーマとした『英雄たちの選択』が放送されたが、やはり大河ドラマありき天璋院ありきのイメージが強い出来事と言う感じがする。とは言っても無血開城で一番矢面に立たされたのが勝海舟と西郷隆盛、この辺りは来年の大河ドラマが(ちょっと気が早すぎるきもするが)西郷隆盛が主役と言うことなので、無血開城についても大きな出来事として描かれることでしょう。ちなみに今回アーネスト・サトウを演じたのは満島真之介、となるとサトウは日本姓なのかと言う気がするがこれはれっきとした外国人の姓だとのこと、むしろアーネストと言うと↓↓↓



を思い出してしまうのは僕の悪い癖・・・


『ローカル路線バス乗継の旅』
・・・もう御存知の通り太川&蛭子コンビ最後のバス旅、だったんですが結果はゴールできず、最後の最後でなんちゅう結末や~てな感じで終わってしまいました。まあ無理もないと言えば無理もない、今回のルートは福島県の会津若松から秋田県の由利本荘までだったのですが、なぜ由利本荘?また地味~な所をゴールにして・・・、どうせならもう少し先が秋田市なのだからそちらにすれば、とも思ったが、多分企画の段階で秋田までは無理だと言うことだったのだろう。とは言え、太川&蛭子コンビ最後のバス旅にしてはあまりにも地味で面白味がない感じがする所、だいたい東北って何か大変そうなイメージがあるやん、最後なら花を飾ってもらおうともっと別の路線にすれば良かったと思うのだが。それとこのルートなら成功できると言う正解があったのだろう、だからこのルートで第25弾が決定したのだろう、にもかかわらず初日の最初の会津若松でもうドン詰まりな状態、しかも1日目の終わりはスタート地店からゴールまでの距離よりも更に遠くなると言う珍現象、これじゃ到底ゴールも無理かな、てな感じで見ていた。ただ逆転の可能性をうかがわせた仙台~新庄の長距離バス、多分これは正解ルートだったのだろう、そこに行き着くまでがもう少し早かったら成功もあったんだろうな。そしてもうひとつ気になったのがマドンナの新田恵利、マドンナと言う割にはあまりにも普通のオバサン過ぎて、昔のおニャン子の頃の輝いていた新田恵利はどこ行っても~たんや~。蛭子さんが国生さゆりとの仲を聞いたところは面白かった、その答えを新田さんは「水と油」とたとえていた、これはうまい表現だなと思った、多分ネタとしていろいろな所でその例えを話してきたんだろう。ちなみに自分(一人称)は国生さゆりと生年月日が全く同じです、どうでもいい話ですが。
そんなわけでここまで25回+映画版で26回続いたこのコンビでのローカル路線バスの旅は終わってしまいました。どうせならリベンジでもう1回とも思うが、太川氏も言っていたがこんな終わり方もこのコンビらしくていいと言うことでしょう、万事うまく行って終わっていたらやっぱりやらせやら何たらって言われそうだしね。番組の最後には次回から新メンバーでの旅が始まるとの予告も、さて、誰になるんでしょうかねえ、もしかしてこの前の「あるよ」と作家のコンビだったりして。田中要次は前回の旅で案外使えないキャラを発揮してしまった、むしろ羽田圭介の方が積極的に動いていてリーダーっぽい働きだった。太川&蛭子がひとつのコンビのあり方の形を示したことでこれからもそのイメージで見てしまうところもあるかも知れないが、例えば二人とも積極的な性格のコンビでもいいし、ボ~ッとしてるコンビでもいいかも知れない、形にこだわらないコンビで見てみたい気もします、どちらにしても面白くなりそうなので。で、もし失敗した即降板とか罰ゲームありとか・・・でも太川&蛭子コンビがこの番組で果たした功績はやはり大きいと思います、旅番組のあり方を崩したと言うか新しく確立したと言うか。そのあり方をテレビ東京が『聞きこみ発見旅』へと引き継がせたと言う気もします、太川氏にはいつかこちらの番組にも出てほしいですね、例えば北条鉄道辺り、法華口駅のパン屋さんは登録できないとかいきなりハードルを上げたりして。


最後は『バス旅』で少し熱く書いてしまいましたが、今年の年末年始は自分(一人称)にとってはもうそれどころではないと言う感じでした、それでもテレビを見る時間は大事にしておきたいんですよね、やっぱり文化というものを知るには一番の手段となるわけですから。まあ自分(一人称)の場合はこのドラマが面白いとかこの旅番組は参考になるとか、カジリ程度でも歴史番組は勉強になるな~とか、あ~、今年はこの人に注目して見ようかとか、そんな単純なものですが。そんな中で今年注目して見ようと思うのがこの女優さん↓↓↓



これまでは映画でどちらかと言うと際物な役やばかり演じていたりストイックな面がありそうなイメージだったが、去年の日テレの2時間ドラマでは小学校の先生役をやって、案外普通の役柄を演じることもできるんやなあ、とイメージが変わってしまいました。今年は渡辺謙主演の2時間ドラマに出演、こちらも割と普通な役柄でなかなか良かったのですが、これまでのイメージを大きく転換させようとでもしている感じ、バラエティーにも出ているがそちらは見ないので度外視して、今一番見てみたい、注目していきたい女優さんです。そんなわけで次回もお付き合いよろしくお願いします。       

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