まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1957 2度目の初優勝は慶応

2023-08-26 07:33:50 | 日記
よろしくお願いします。


夏の甲子園が終わりました、慶応が優勝、決勝は仙台育英との対戦でしたが最後は意外と点差が開いてしまいました。まあ実を言うと自分(一人称)は今回は仙台育英の優勝は堅いだろうと思っていました、競馬のオッズで言えば単勝1.5倍くらい・・・ちなみに夢を見れると言っていた智辯学園で8倍くらい、4番人気と言ったところでしょうか・・・、それほどの難敵もなく2年連続もほぼ確実かなと思っていました。その予想通り、浦和学院や履正社などの骨の折れそうな相手も難なく撃破して当たり前のように決勝までやって来ました、前回禁マークで伏せましたが最初から分かっている犯人を追い詰めて行く刑事ドラマのように、今回は仙台育英がどのように上り詰めて行くかを見る大会と言ったところでした。でもその前に最後に立ちはだかったのが慶応だったんですねえ~、見事な試合運びでまた東北に持って帰られそうな旗を奪って行ってしまいました。昨年の優勝と今回の評判から仙台育英はかなりのもんだと植えこまれていたんですね、終わってみれば優勝できないキャラは健在だったのでちょっと安心しました、失礼なことを言っていますが今回の準優勝によって東北全体のレベルはまだまだ上がって行きそうなのは確実、それに対して近畿や四国や九州は・・・。






慶応の試合はずっとラジオで聞いていて応援の凄さは音声だけで十分伝わってきました。昨今流行りのチャンステーマは使わず、チャンスになると流れるコンバットマーチは懐かしさが感じられて、聞いててもテンションが上がるんですよね、まさに神宮の風景が甲子園に、龍谷大平安の監督も関西では見られない応援だと言っていました。ただ、勝ち上がる度に盛り上がる応援が決勝では最高潮に、ネットやワイドショーでは仙台育英の選手たちがその圧に飲まれて負けたかのように言われているのが残念です、やっぱり甲子園は応援があってのこそ、それが風物だし選手たちの励みにもなるのです。宮城県と神奈川県の決勝と言えば前にもありました、東海大相模が優勝した時、あの時は東北びいきの流れもありましたが今回はその逆になった感じ、でもそれだけ仙台育英が強くなったからと言うのもあるからでしょう。自分(一人称)は結果が分かった後で録画していた試合を見ましたが、仙台育英の応援も全然負けていませんでしたよ。思い返してみてください、2年前の智辯学園が決勝まで行った時にはそれがなかったんです、もううらやましくて仕方なかったですよ・・・。慶応義塾は優勝は107年ぶり、前回の優勝時は慶応普通部と言う校名で東京代表、それが戦後の再編で神奈川県になったとのことだから、これこそがまさに2度目の初優勝と言った感じです。鳴尾浜にある碑には鳴尾球場で行われていた大会のプレートが掲げられていますが、その中には慶応普通部の名前が見られました、歴史は長い年月を越えて巡って来てるんですね↓↓↓







それでは今回の大会でいろいろ気になったことを書きだしてみましょう、まああくまでもと言うことで↓↓↓

【タイブレーク】
いつも言っていますがやっぱりやめた方が・・・って言ってももう無理だけどね。今回も何試合かありましたがどの試合も終わり方はあまりにも残酷、選手たちがこれまで練習で積み上げてきた成果を否定してしまうかのよう、どちらが勝つかを手っ取り早く決めてしまうだけのシステム、もう早実と駒苫のような緊張感漂う名勝負も見られなくなりました、時代の流れは安近短、でも実際に選手たちはどう思っているんだろう?自分の責任で出したランナーじゃないのに得点のリスクを背負わなければならないのだから、とある解説者は2点までならいいけどそれ以上は、と言っていた、むしろそちらの方が選手たちにとってはプレッシャーになるのでは・・・。この件を話すと長く批判的なことばかり言ってしまいそう、昭和の考え方はもう通じなくなってしまったのでしょうかねえ。

【クーリングタイム】
開会式直後の最初の試合で、5回終了後に10分の休憩が設けられたて試合が再開された後に倒れる選手が続出。休憩で緊張感が途切れてしまったのかな、これは逆効果なのかも・・・と思ったのですが、日程が進むにつれて、さすがにこの暑さの中ではこの時間は必要だと思いました。再開後の6回表に得点するシーンも多く見られたような気もしました、この先試合の流れを変えてしまう時間として、監督もいろいろと思案のしどころとなりそうな重要な休憩時間となって行きそうです。

【応援】
何なんでしょう、あの「盛り上がりが足りない」と言うのは???ネットでもいろいろな意見がありましたが、試合は最初から十分盛り上がっているじゃないですか。まあチャンステーマ同様、流行はいち早く取り上げると言うのが昨今の応援のありかたなのでしょう、だからこそ慶応の応援が神宮に馴染みのない人にとっては懐かしくも新鮮だったんではないでしょうか。応援と言えば新幹線のストップで甲子園に来れなかった専大松戸、試合も6点差を逆転されての敗退、それを移動中に知らされるというのもあまりにも残酷、かわいそうすぎ、ホント、新幹線ちゃんと仕事しろと言いたい気持ちでした。

【阪神園芸】
今回の雨天順延は台風による1日だけ、大詰め期の休養日もきちんと消化されて順調でした。自分(一人称)が和歌山を走っている時に聞いていた花巻東vsクラーク国際の試合では途中で雨になって試合が中断、一度雨が小康状態になってグラウンド整備するもまたも豪雨がやって来て再度中断。1時間近く中断していたのですがさすがは阪神園芸、見事に試合を再開させることができました。絶対に継続試合はさせないと言ったプライドがあるんでしょうね、そう言えば2年前の大阪桐蔭vs東海大菅生でのショートゴロの打球が止まったシーンは衝撃的でした。今年はコロナ禍の制限が明けて甲子園の土を持って帰ることができるようになりました。開幕試合の後で上田西の選手たちが土を拾っている姿に、「今年はなんぼでも持って帰って、なんぼでも用意しておくから」と話していた阪神園芸の職員さん、カッコ良すぎです。

【実況中継】
自分(一人称)は今年もテレビ、ラジオで高校野球を楽しませていただきました、実況しているアナウンサーの中には『おはよう朝日です』でいじられている人もいるのですが、さすがに実況となると変わりますね、なかなかカッコ良かった。一方のゲスト・・・ABCでは解説者と言わずゲストと呼ぶことにしているとか・・・は毎度お馴染み、重鎮の高嶋、渡辺、山下に加えて今回からは日大三元監督の小倉氏も加わりました。一方の現役監督では、本当はこんな形で来たくなかっただろうな、山梨学院の吉田監督がいろいろと面白い話を聞かせてくれました。馬淵、小針、岡田と甲子園優勝監督が揃う中でなぜベスト4止まりで、しかも本まで出版している監督が出てきてるんや、秋の大会に備えて練習してください、話は的確でネットでは好評みたいだったとか、でも監督は甲子園にはやはりユニホームで来る所、実況席ではなくベンチで選手に話してください、でないと智辯学園との差はますます開くばかりですよ、中村さん・・・


と、まあいろいろ長々と好き勝手・・・こんな長かったら誰も読まないやろなあ~・・・書きましたが、大会が終わるともう秋はすぐそこまで来ています。高校野球は来年のセンバツを目指して秋季大会の長い戦いが始まります、夏は終わっても楽しみはまだまだ続きます、経過を見守っていくこととしましょう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



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