おはようございます。
写真は旧東海道の京街道との分岐点となる所、その一角には2基の道標が立ち、その上には京都市と大津市の境界を表す看板が立っている。今回の走りでは国道1号線から分かれて京街道の上り坂を上ってここへたどり着いたが、普通の町並の中を走っていただけで何の前触れもなく滋賀県に入ったと言うことになる。大津の中心地へはここから国道1号線へと出て山を越えて行かなければならないのでここがもう滋賀県だとなるとどうも変な感覚になってしまう。さて、今回の走りはここから旧東海道を京都方面へ向かって走ることにするわけで、まずはこの追分から右へと分かれている下り坂を行くこととする。この辺りは国道1号線と名神が通っていて少し物々しい様子だが、旧東海道に軒を為す町並は旧街道の雰囲気を漂わせて、車が多く行き交う所とは一線を画したように佇んでいる。
急な下り坂を慎重に下りて国道1号線の下をくぐって、旧東海道の表示がある道へと入って行く、この辺りも大津市に域していて変な感覚も続いたままだ。しばらく行くとこれまた何の前触れもなく京都市に入る。この付近に住んでいる人にとってはこちらは大津市民、お隣さんは京都市民と言った感じ、この境界線がいろいろな感情を呼び起こすことになるのだろうか、考え過ぎか・・・。
さて、写真1枚目、交差点の表示には「旧三条四ノ宮」とある、京阪京津線四ノ宮駅の近くである。「旧三条」とあるからこの道が三条通となるのか、旧東海道はこの先三条大橋まで続いているわけだからそういうことになるのかな・・・と言うことで京都の道を巡るシリーズ、今回からは三条通を何回かに渡ってのお送りとしていこうと思います。三条通と言えば三条大橋付近は京都の中心部で一番賑やかな所、その先は嵐電が走る区間、それが嵐山まで続いていくと言うイメージがあるが、そのスタート部分はここからと言うことになる。今回は三条通と言うよりは旧東海道をたどって先へと進んで行ってみることとしましょう。
山科付近は車も人も多く、旧東海道は狭い道なので少し走りにくくなってくる。所々には旧街道の雰囲気が漂う町並も見かけるが、それを落ち着いて見ていると迷惑がられてしまいかねない。JR山科駅前から少し先に行った所では写真5枚目、6枚目にある道標を見かける、そこには『五條別れ道標』の表示があり、ここから南に行った所にも五條別れという名の交差点がある。東海道はこの先北へと進んで東山を迂回するようにして京都の中心地へと向かうことになるが、現在国道1号線が通っている辺りが昔は京都の中心部への近道として使われていたとのことで、ここがその分岐点となることからこの名前がついているのだろう。確かに国道1号線で山を越えたら早く京都市街地へとたどり着くことができるが、この道は車が多すぎて危なすぎる、そんなわけでここは素直に旧東海道を進んで行くことにする。
JR東海道本線の高架下をくぐり抜け、府道と分かれて旧東海道の表示がさす方向へと狭い道を進んで行く。特に旧街道の雰囲気を感じるような風景はなく、普通に民家が軒を為す通りを進んで行くと、目の前に大きな山と急な上り坂が現れる。自転車で上るにはちょっと躊躇しそうな急坂だが、これくらいで恐れをなしていてはどうする、ここは涼しい顔して上って行くこととしよう・・・と思ったがやっぱりきつい、途中には車が多く通る交差点もありどうしてもここでは止まらなければならない。あともう少し、最後の余力を振り絞って何とか足を着かずに上まで上り切ることができた、昔の人にとってはここが京への最後の難関となった所だろう。ここからは道は平坦となり、すぐそばを車が頻繁に行き交う府道とは隔絶されたように佇む集落の中を進んで行くこととなる。
やがて道は府道と合流して下り坂となって三条大橋へと向けての道となる。京都~山科間と言うと在来線でも新幹線でも京都駅を出るとすぐに東山を越えるトンネルに入るが、この山が東海道の行く手を阻む最後の難関となっていたのだろう。しかし現在に至ってこの府道はトンネルもなくまともに坂を越えて行くが、そのまま京都の中心部に入ると言うことで交通量も多い所、以前はこの府道に沿うようにして京阪京津線が走っていた。その頃は三条から路面電車で進んでここからは山越えをしていた京阪電車だったが、今は地下鉄ができてそのまま山科へと直結されているので、地上を走る区間はお役御免となってしまった。そのことに関しては写真2枚目にある碑にて説明がなされている。
下り坂は更に続き、目の前には京都市内が一望に広がってきた。地下鉄蹴上駅にある写真3枚目にあるレンガ造りのアーチ、なかなか時代を感じる建造物だ、ここをくぐり抜けて先へと進んで行くと南禅寺へと行くことができる。この先の交差点を左へと曲がると一直線に三条大橋へと下りて行くことになるのですが、その模様についてはまた次回でのお送りとしておきましょう、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。 まちみち
写真は旧東海道の京街道との分岐点となる所、その一角には2基の道標が立ち、その上には京都市と大津市の境界を表す看板が立っている。今回の走りでは国道1号線から分かれて京街道の上り坂を上ってここへたどり着いたが、普通の町並の中を走っていただけで何の前触れもなく滋賀県に入ったと言うことになる。大津の中心地へはここから国道1号線へと出て山を越えて行かなければならないのでここがもう滋賀県だとなるとどうも変な感覚になってしまう。さて、今回の走りはここから旧東海道を京都方面へ向かって走ることにするわけで、まずはこの追分から右へと分かれている下り坂を行くこととする。この辺りは国道1号線と名神が通っていて少し物々しい様子だが、旧東海道に軒を為す町並は旧街道の雰囲気を漂わせて、車が多く行き交う所とは一線を画したように佇んでいる。
急な下り坂を慎重に下りて国道1号線の下をくぐって、旧東海道の表示がある道へと入って行く、この辺りも大津市に域していて変な感覚も続いたままだ。しばらく行くとこれまた何の前触れもなく京都市に入る。この付近に住んでいる人にとってはこちらは大津市民、お隣さんは京都市民と言った感じ、この境界線がいろいろな感情を呼び起こすことになるのだろうか、考え過ぎか・・・。
さて、写真1枚目、交差点の表示には「旧三条四ノ宮」とある、京阪京津線四ノ宮駅の近くである。「旧三条」とあるからこの道が三条通となるのか、旧東海道はこの先三条大橋まで続いているわけだからそういうことになるのかな・・・と言うことで京都の道を巡るシリーズ、今回からは三条通を何回かに渡ってのお送りとしていこうと思います。三条通と言えば三条大橋付近は京都の中心部で一番賑やかな所、その先は嵐電が走る区間、それが嵐山まで続いていくと言うイメージがあるが、そのスタート部分はここからと言うことになる。今回は三条通と言うよりは旧東海道をたどって先へと進んで行ってみることとしましょう。
山科付近は車も人も多く、旧東海道は狭い道なので少し走りにくくなってくる。所々には旧街道の雰囲気が漂う町並も見かけるが、それを落ち着いて見ていると迷惑がられてしまいかねない。JR山科駅前から少し先に行った所では写真5枚目、6枚目にある道標を見かける、そこには『五條別れ道標』の表示があり、ここから南に行った所にも五條別れという名の交差点がある。東海道はこの先北へと進んで東山を迂回するようにして京都の中心地へと向かうことになるが、現在国道1号線が通っている辺りが昔は京都の中心部への近道として使われていたとのことで、ここがその分岐点となることからこの名前がついているのだろう。確かに国道1号線で山を越えたら早く京都市街地へとたどり着くことができるが、この道は車が多すぎて危なすぎる、そんなわけでここは素直に旧東海道を進んで行くことにする。
JR東海道本線の高架下をくぐり抜け、府道と分かれて旧東海道の表示がさす方向へと狭い道を進んで行く。特に旧街道の雰囲気を感じるような風景はなく、普通に民家が軒を為す通りを進んで行くと、目の前に大きな山と急な上り坂が現れる。自転車で上るにはちょっと躊躇しそうな急坂だが、これくらいで恐れをなしていてはどうする、ここは涼しい顔して上って行くこととしよう・・・と思ったがやっぱりきつい、途中には車が多く通る交差点もありどうしてもここでは止まらなければならない。あともう少し、最後の余力を振り絞って何とか足を着かずに上まで上り切ることができた、昔の人にとってはここが京への最後の難関となった所だろう。ここからは道は平坦となり、すぐそばを車が頻繁に行き交う府道とは隔絶されたように佇む集落の中を進んで行くこととなる。
やがて道は府道と合流して下り坂となって三条大橋へと向けての道となる。京都~山科間と言うと在来線でも新幹線でも京都駅を出るとすぐに東山を越えるトンネルに入るが、この山が東海道の行く手を阻む最後の難関となっていたのだろう。しかし現在に至ってこの府道はトンネルもなくまともに坂を越えて行くが、そのまま京都の中心部に入ると言うことで交通量も多い所、以前はこの府道に沿うようにして京阪京津線が走っていた。その頃は三条から路面電車で進んでここからは山越えをしていた京阪電車だったが、今は地下鉄ができてそのまま山科へと直結されているので、地上を走る区間はお役御免となってしまった。そのことに関しては写真2枚目にある碑にて説明がなされている。
下り坂は更に続き、目の前には京都市内が一望に広がってきた。地下鉄蹴上駅にある写真3枚目にあるレンガ造りのアーチ、なかなか時代を感じる建造物だ、ここをくぐり抜けて先へと進んで行くと南禅寺へと行くことができる。この先の交差点を左へと曲がると一直線に三条大橋へと下りて行くことになるのですが、その模様についてはまた次回でのお送りとしておきましょう、今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。 まちみち
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