まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1345 岡崎川(後編)

2020-06-09 23:10:26 | ふうけい
よろしくお願いします。





さて、今夜私がお送りするのは安堵町を流れる岡崎川の後編です↓↓↓













大和郡山市から安堵町にかけて流れる岡崎川の流れを追いかけて進んでいます、前編では田園風景、住宅地、工業団地、隠れた桜の見所とコロコロと変わる風景の中を流れて安堵町の中心部へと入って来ました。中心部とは言っても町では一番広い道路が通っているだけで住宅地とは離れた田園風景が広がる所、しかしこの辺りは新しい道路の工事が行われていたりホームセンターができたりで、ゆくゆくは発展していく所となるだろう。安堵中央公園は市民の憩いの場所、走ったのは感染症渦で自粛が叫ばれていた頃だったが、天気も良く桜が見頃と言うことで人の姿もたくさん見かけた、休日の午後だったがこの日が桜の最後のチャンスと言う感じで出てくる人も多かったのだろう。ちなみに以前自粛期間中なのに馬見丘陵公園にたくさんの人が押し寄せていた話をここでお伝えしたことがありましたが、それはこの岡崎川巡りの後でのこと。まだ緊急事態宣言が全国に発令される前だったが、季節の陽気さが人の気持ちをフワフワさせてしまうのは仕方のないこと、自粛警察と言う訳の分からない連中が動き出す少し前の頃でした。

















岡崎川は憩いの場を抜けると右手に西名阪と工場群、左手側には広く田畑が広がる中を富雄川の合流点に向かって流れていく。工場の物々しい風景は雰囲気的にちょっと頂けない、気のせいか川の水の色もちょっと淀んでいる感じ、でもそんなマイナス要素をカバーしてくれるかのように川縁には黄色と緑色のコラボレーションがずっと続いている。自分(一人称)は春の花はと言われれば桜よりももはや菜の花、黄色の絨毯が広がっている風景を見ると自然にカメラを向けたくなってしまう。まあこの場合は菜の花の咲き具合もまだまだと言った感じだし、バックの風景もあまりにも雑然とし過ぎている、となると気の休め処となるのはもう一方側の風景か。その進行方向左手側には見渡す限りの田畑が広がっている、近くには遮る建物は何もない、風が吹くと緑色の波が同じ方向へと流れていく。遠くには安堵町の環濠集落の町並、前にも書いたが緑色の海の上に浮かぶ島の様、更にその向こうには大和川の堤防、いつも自転車で走っている道が見えている。岡崎川はそんな左右で対照的な風景にはさまれながら先へと流れていき、やがて西名阪道の下へとたどり着く。
















ここまで来ると合流点まではもうすぐ、写真にあるようにれんげ畑の絨毯と菜の花のパレードに囲まれて、岡崎川はやがて終点を迎える。その行き着いた所にあるのが写真下から1枚目、3枚目、4枚目にある樋門、川はここを通り過ぎると冨雄川に合流するが、その冨雄川もすぐに大和川に合流されてしまう、だからこの場所は三川の合流点と言ったところか。岡崎川が一級河川として名前の付いた川となるのは大和郡山市の昭和工業団地辺りから、それまでは田畑や住宅地の中を蛇行しながら流れる何気ない小さな水路でした。今回の巡りはコースの途中から始めたのですが、ではこの川はどこから始まったのか、と思って地図サイトで調べてみると、その始まりは・・・えっ?富雄川・・・ですか??ってことは、この川は富雄川に始まって富雄川に終わるってことなのか。まるで迂回路と言った感じだが、こんなパターンもあるんだな、と言うことで、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。             まちみち