まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1083 岡山の旅(10)・・・最終章後編、これぞ泣ける風景

2019-03-06 11:31:41 | 瀬戸内
おはようございます。





昨年の9月の連休に走った岡山、香川の旅、香川の方は前回もお伝えしてまだ継続中ですが、岡山の旅については今回がやっと最終回。最初この旅の記録をお伝えする時に10枠くらい費やすことになるかも、と書いたのですがその通り、10回目で収束させることができそうです、今はもう3月、旅からはもう半年になろうとしています、早く終わらせなければならないことは分かっているのですが・・・って能書きはもういいか、では最終章後編、本編とまいりましょう↓↓↓









下津井鉄道廃線跡巡りは元鷲羽山駅を出た先からは昨年の大雨の影響で進むことができず、仕方なく予定変更で下津井の町に下りて旧街道の雰囲気が漂う町並を走りました。とりあえずまずは目的地、元下津井駅のあった場所へと思ったのですが、廃線跡をたどって行ったらすぐ分かる所も経路を変えるとさすがに前に来たことある場所でも迷ってしまう。駅の場所を完全に忘れてしまっている、確か住宅地の中にあったんじゃ・・・と思いながら港から離れた場所を走っていると、山のヘリから伸びてきている廃線跡が見えた。ここを行くと駅跡に行けるはずだ、確か橋をくぐったその先では、その記憶がよみがえってきた、その橋があってそこをくぐるとホームの跡が現れ電車が止まっているのが見えた。ホームは2面、線路は2本、ホームの柵の向こうには往時走っていた車両が2両、ホームの先は線路が伸びていて車庫があったのだろうか、そこにも電車やバスが置かれていた。自分(一人称)は下津井鉄道が走っていた頃にはここに来たことがなかった、鷲羽山駅~下津井駅間は未乗車で廃止されてしまったことになった、1991年と言うからもう30年近くになるのか~。何かの朝ドラで言っていたモータリゼーションの影響と言うのもあるのだろうが、古いものは切り捨てられると言うのは今も昔もこれからも変わらないのだろう。


















もう夕暮れが近い時間、港へ出ると夕日が小高い山に沈もうとしている、そろそろここを去る時間がやって来たかな。さっきは町中の道を走ったので今度は海に沿う道を進んで行くことに、廃線跡が通行止めになってしまったのは想定外だったが、そのおかげで行きと帰りで別の道を走ることができたのはまあ嬉しい誤算と言ったところか。瀬戸の夕暮れはノスタルジック、波は金色に輝き瀬戸大橋は夕日に照らされて輝いている、ゴーッと音がなると橋に電車が走っている合図、二階建て車両を連結したステンレスの車体が夕日に照らされてキラキラと光っている。あと少し時間が経った頃には自分(一人称)はあの橋の上を渡っていることになるんやなあ、去りたくないなあ・・・と感傷的な気持ちが吹き上がってくる、でもまだ先が続く旅、明日もあることなのでここで感傷的になってはいられない、さあ、児島駅を目指して最後のひと踏ん張りと行こう、この先は山越えが待っている。












橋の下を通り過ぎると道は緩やかに上りとなって海を眼下に望むようになってくる、さっき小高い山に沈んでいったお日様がまだ帰りとうないんや~てな感じでまた顔を出してきた、まだ海に沈むまでは時間がありそうだ。カーブが繰り返す上り坂、海が夕日に照らされて金色に輝いている、ああ~、やっぱりこれぞ泣ける風景やな~。このブログを立ち上げた時にテーマにしていた泣ける風景、自分(一人称)は主にその風景を瀬戸内海の夕暮れ時に照らし合わせていたが、今回はまさにその風景を見ることができた、もう思い残すことはない・・・って何言ってるんや、まだ旅の途中や、それもここからはきつい山越えが控えている、気を引き締めて行くでえ~。

さて、そんなわけで10回に渡ってお送りしてきた岡山の旅、岡山電軌線、JR吉備線各駅巡りから倉敷美観地区巡り、水島臨海鉄道各駅巡りから児島、廃線跡走りで下津井へといろいろと予定を詰め込んで走って来たわけですが、一応目的は全部果たすことができて終われることとなりました。JR児島駅で相棒君を折りたたみ、快速『マリンライナー』で瀬戸大橋を渡る、もう空は暮れていて海は真っ暗で何も見えない、四国方面は街の灯りがおいでおいでするかのように電車を待ち受けている。坂出駅で乗り換えて丸亀駅へ、久しぶりの宿泊は丸亀駅近くのビジネスホテル、そして明日は香川県内を走ることになるのですが、その模様については先行公開でもう5回ほどお送りしています、まあこうでもしないと後がつかえて大変なもんですので、ややこしくなって申し訳ありませんが、岡山の旅、これにて終了としておきます、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。         まちみち






No.1082 世界の中心への旅(5)・・・各駅巡り、琴電琴平線、その3

2019-03-06 08:18:06 | 鉄道
おはようございます。

















香川の旅は琴電琴平線各駅巡り、ここまで駅間の距離が長く結構苦労を強いられながら進んできています。今回まず最初の駅は円座駅、前回の最後に寄った岡本駅からは旧街道を進んで途中で折れてやっとたどり着いた感じ、ホームは1面だけ、駅舎はなくトタンの壁が切り取られた部分がホームの入口になった粗末な感じの駅、前の駅からここまでも結構な距離だった。さて、次の駅へと向かうわけだがここは川がいく手を邪魔していて、しかも駅は橋がある道からは結構離れた所にある、いい加減スムーズに先へと進めないことに苛立ちと焦りが立ち込めてくる、このままだと香川の旅での最終目的地をあきらめなければならなくなる事態も・・・いやいや、そう言うことは考えないでとりあえず前へ前へ進んで行くしかない。次の駅へ向かうために走った道は旧街道の雰囲気が漂う町の中を通っていて、途中には時代を感じる家屋や道標などを見ることができる、この風景には苛立つ気持ちも多少は落ち着かせられた。











やがてたどり着いたのは次の一宮駅、周囲は旧街道に沿う古い町並と現代風の住宅地が固まったように集まっている所で駅も中核的な存在、駅員さんがいるので中には入れなかったが、ホームは2面3線でこの駅を始発終点とする電車もある。さっきまではのどかなローカル線と言った感じの風景の中を走っていた路線も、この辺りまで来ると町の中の近郊線へと変わってきた感じ、昼間時はこの駅を境にして高松方面は運転本数も1時間に4本に増えている。一宮駅からは線路に一番近い住宅地の中を縫うようにある道を進んで行く、次の駅は国道が高架になっている下にある空港通り駅、1面1線のホームは学生さんでいっぱいだった。それは上にある写真を見てもお分かりの通り、しかし賑やかなホームも電車が言ってしまうと静かになった、琴平方面へと走り去って行く電車をホームから見送る、それが下2枚の写真にある風景、真正面に見えているのは讃岐富士、電車がまるで讃岐富士に吸い込まれていくかのように見えている。














次の駅は仏生山駅、ここは駅間距離も短く簡単にたどり着くことができた、この先もこんな調子で行けたらいいんだけどねえ~。ホームは2面3線で車庫がすぐ隣にあってなかなか大きな駅と言ったところ、町中にあって周囲も賑やかで、乗降客数も多い、ここも中核的な存在の駅と言った感じ。次の駅へ向かうために県道を北へと進んでいると、仏生山駅の高松方の引き込み線に古い車両が2両停まっているのが見えた、上の写真にある左側の車両はまるで阪急電車を思わせる感じの茶色の車体、扉の横の丸い窓が特徴的です。さて、この県道は途中で線路をX字で交差して北へと向かっているので、先に進むにつれて線路とは離れてしまって行く、さっきはスムーズにたどり着けたがこの区間はまた骨を折ることになりそうだ。途中で東西に交差する県道があったのでそこで右折、またまたやっとのことで次の太田駅へとたどり着く。駅は住宅地の真ん中にあり2面2線のいかにも都市近郊線の駅と言った感じ、琴平線内では仏生山駅を逆転して乗降客数が一番多い駅となったとのことで、その数は他の駅は年々減少しているのに対し、この駅は増加している。安定した電車の運転本数と運転間隔、線内を走っている電車は全部普通ばかりだが、これだけ長い距離の路線なら急行運転をしてもいいと思うのだが・・・って以前は急行運転していたんですね、地元にはよそ者が立ち入ることができない地元の事情があるのでしょう。さあ、琴電琴平線各駅巡りもいよいよ残り2駅なのですが、ここから落とし穴にはまってしまうことになってしまうんだよなあ、その模様については次回でのお送りとしておきましょう、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。            まちみち