まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.180 検証・奈良あるある

2015-07-05 20:54:39 | 日記
おはようございます。


この間『奈良あるある』という本を購入しました。



著者は奈良出身の芸人さんで、一通り読んではみたのですが、感想はと言うと・・・まあこれで1100円はちょっと高いかな、と言う感じ。内容についてはまあまあなるほどと思うのもあれば、それはちょっと・・・と思うのも、と言うことで、今回はこの『奈良あるある』を自分なりに検証してみたいと思います。あくまでも自分(一人称)の独断と偏見の検証なので ↓



と言うことで、早速始めていきましょう。


「(020)五重塔は奈良の誇り」  確かにそうでしょう、奈良を象徴する風景でよく出てくるのがここ ↓



日本では京都の東寺に次いで2番目の高さと言うことで、やはり奈良は京都に勝てないのか・・・と言う象徴にされている感も。奈良で五重塔はあと法隆寺と室生寺にあるだけ、誇りと言う割には数は少ないんです、そしてどちらも低い・・・


「(028)卑弥呼の古墳が桜井市にあることに期待」「(033)邪馬台国は畿内説が正解であってほしいと思っている」  これは期待ではなくてもう確定でいいでしょう。あってほしいではなくて邪馬台国は畿内説で決まり、その場所はここ ↓




この議論については早く終わらせて、奈良を盛り上げていきましょう。


「(043)金魚の水槽になっている公衆電話ボックスがある」  テレビでも取り上げられて結構有名なスポットになってしまったが、この近くには窓越しにニャンコさんが見れる場所があることもたまには取り上げてほしいものです。





「(057)他府県に行くと必ずマスコットキャラのせんとくんがバカにされる」  最初『せんとくん』が出てきた時って結構不評だった、自分(一人称)も「何やこれ?」と思ったくらい。それが見る見るうちに全国区になってまあまあ愛されるキャラに育ったと思ってますよ、奈良県民は。JR奈良駅構内に立っているせんとくんには一緒に撮影している人をよく見かける、みんな外国人ばかりですけど・・・


「(052)同じ奈良県民でも北部の人から見て南部の吉野郡は秘境」  吉野郡の方、すみません、全くその通りですわ。自転車で走りたいと思っても電車が通ってないから輪行はできないし日帰りでも行けない。自分が奈良県内で相棒と行った一番南は吉野山です、と言いたいところだが、実は一番南は五條市内の吉野川流域、吉野の山奥の方は行ったら帰って来れない、まさに秘境のイメージです。




せめてこれが新宮までつながってくれていたら・・・と言うのは野暮な事でしょう、そのおかげで日本一長いローカル路線バスががんばって運行されているのだから。


「(167)道の真ん中に壊せない石碑や祠、神木が多い」  確かににその通りである。




写真1枚目は近鉄西大寺駅に近い二条町交差点、2枚目は歌姫街道、ともに道の真ん中にお堂があって車の通行を邪魔している感じ。でも仕方ないんですよね、無理に撤去しようものなら災いや祟りが・・・ってそんなことあるわけないやないか。以前近鉄大阪線の桜井駅付近で特急でさえも減速しなければならないほどの急カーブがあったが、それはその高架線がお堂を跨いでいたからで、今はそれは撤去されて急カーブは改善されている。訳のわからない都市伝説を信じていたら、そりゃ奈良も発展しませんわ・・・


「(093)海を見ると異様にテンションがあがる」  うるさいわ!ほっとけや!その通りや!今回はここまでにしといたるけど、奈良あるある検証はまだまだ続けていきます。     まちみち




No.179 各駅巡り・JR万葉まほろば線(1)

2015-07-05 13:17:04 | 鉄道
おはようございます。今回は近場でローカル路線各駅巡りとしてJR万葉まほろば線をお送りしていきたいと思います。



以前は桜井線と言っていたのですが、いや、もちろんその名称は生きていますが、今では万葉まほろば線の名称がもう御馴染になっている感じ。近場で気楽に行ける所、もう走り飽きた感がある道も何か再発見があればと思い走ってきました。例によってですが続き物でお送りしていきます。







奈良を出て最初の停車駅が写真1枚目のJR京終駅、レトロな感じの木造の駅舎は自分(一人称)が子供の頃から変わっていない。ただ、駅員さんはいなくなり、ホームは近郊型電車に合わせて嵩上げされ、電車が近づくとメロディーが流れてくる。昔、電車がホームに着くと素早く下りて駅舎裏手から清算しないで走り去る『京終ダッシュ』と言うキセル乗車がよく行われていたそうだが、その裏手は今は柵が為されていて犯罪行為は何とか防がれている。
写真3枚目のJR帯解駅、ここも以前から変わらない駅舎。昔、反対側ホームにはホーム中央から石段を下りて線路を渡って行かなければならなく、電車が来たら駅員さんが石段をカバーする鉄板を動かしていたのを覚えている。







写真1枚目、JR櫟本駅、「いちのもと」と読みます、ここは昔、自分(一人称)が天理市内に住んでいた頃に最寄りにしていた駅、駅舎も昔のまんまです。
上ツ道から離れて線路沿いに出て写真3枚目、天理駅手前にある留置線。昔はここに天理教の臨時列車がいっぱい並んで止まっていたのを見たことがある。この線路沿いを進むとJR天理駅、奈良県内のJRの駅では奈良駅がそうなるまでの唯一の高架駅、子供の頃に読んだ本では、そんな理由で天理駅が奈良で一番立派な駅だと紹介されていた。下には近鉄の駅があり、ここはドラマ『鹿男あをによし』の最終回のロケ地になった所。駅前には天理教の黒い法被を羽織った人をたくさん見かける、宗教には畏れを感じる自分(一人称)も天理教だけは見慣れているせいか大丈夫だ。








写真1枚目、2枚目は以前にここで紹介した天理駅付近、上ツ道にある丹波市の町並。次のJR長柄駅は上ツ道を離れた所にある駅でホームは1本だけ、昔はみすぼらしい感じだったが、今は駅前も含めて整備されてきれいな駅になった。
この駅に面する道を南に少し行くと、西側に田園風景が広がる場所へとたどり着く。この辺り一帯が戦争時代に柳本飛行場のあった場所、もちろん今はその名残をとどめるものなど何もない住宅地だが、写真4枚目にある、畑の真ん中にある低い丘は当時の防空壕跡らしい、真偽の程はわかりませんが・・・





JR柳本駅は黒塚古墳の最寄り駅、三角縁神獣鏡が出て来た時は話題になって、ここの駅も行列ができるほどの賑わいだったがそれももう今は昔、訪れた時はひっそりとしていた。今回の万葉まほろば線各駅巡り第1弾はここまで、この後は再び上ツ道に戻って(写真3枚目)、邪馬台国の最寄り駅へと向かって行くことにします。今回はここまでとしておきます。       まちみち